伝統的七夕の日は、太陰太陽暦による7月7日に近い日として、以下のように定義します。二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む日から数えて7日目が「伝統的七夕」の日です。
芥川龍之介が「蜘蛛の糸」を発表して百年。高二の秋の文化祭,クラスの仮装行列のテーマが 蜘蛛の糸だった。お釈迦様の極楽タワーの竹を近所から切り出し,地獄の焔と煙の絵を描いた。犍陀多に続いて蜘蛛の糸(登山部の赤いザイル)に群がる地獄の亡者だったころ。
2025年8月31日日曜日
伝統的七夕
2025年5月23日金曜日
ダークセクター
Q(koshix):Dark Sector の物理学について,理論と実験の現状を体系的に整理して教えてください。A(ChatGPT 4o DeepResearch):Dark Sector の物理学についてのリクエストありがとうございます。より体系的で有用な整理を行うために、以下の点をご教示いただけますか?(1) どの程度の技術レベルを想定していますか?(例:学部生、大学院レベル、専門家レベル)(2) 特に関心のある理論的アプローチはありますか?(例:Hidden Photon, Dark Higgs, Axion-like particles など)(3) 実験的側面では、加速器実験(例:LHC, Belle II)、天文観測(例:AMS-02, Gaia)、地下実験(例:XENONnT)など、興味のある分野を教えてください。(4) 応用や他分野との接続(例:宇宙論、構造形成、ニュートリノ物理)にも関心がありますか?Q(koshix):(1) 原子核物理学の大学院レベルの知識をもっているが,素粒子物理学は専門ではなく,最近ちょっと惚け始めたので,なるべく筋道だった説明を求めている老人向け(2) ダークマターの原因は1つの粒子だと考えていたので,複数の相互作用する粒子の総体がダークセクターなのだという考え方が新しく思えたので,そのあたりをていねいに教えてください。素粒子物理学の知識は1980年代までです。GUTがつぶれたころ。場の理論,ゲージ理論は大枠は理解できます。原子核の低エネルギーの弱い相互作用はわかります。(3) 加速器実験,天文観測,地下実験は公平にバランスよく取り扱ってください。(4) 原子核物理学との関係に興味があります。A(ChatGPT 4o DeepResearch):(13分,26件の情報源,137件の検索,2万5300字,回答略)Q(koshix):この結論を,理工系大学院生向けのレベルを保った上で,もう少しだけ簡潔にまとめてください。あまり短くしすぎると重要な情報が欠落するので,そのあたりの配慮をお願いします。A(ChatGPT 4o):以下は、理工系大学院生向けに、必要な知的レベルを保ちつつ簡潔に再構成した要約です。焦点は「暗黒セクター」の概念の革新性と、それを支える理論モデル群、およびそれに対応した実験的アプローチの全体像にあります。暗黒セクターの物理学:複数粒子系による暗黒物質像とその探索戦略1.背景と問題設定従来、暗黒物質は単一の安定粒子(WIMPやアクシオン)で説明されてきたが、数十年にわたる直接的な検出の試みは未だ成果を上げていない。この「WIMPパラダイム」の行き詰まりを背景に、現在注目されているのが暗黒セクターという新たな枠組みである。暗黒セクターとは、標準模型とは別個に独自の相互作用と粒子群を持つ隠れたセクターであり、複数種の粒子(暗黒フェルミオン、暗黒ゲージボソン、暗黒スカラーなど)が存在し得る。これらのうち最も軽いか、保存則により安定化された粒子が暗黒物質として残存する。2.理論的構造:ポータルと相互作用標準模型と暗黒セクターとの間は、ポータル相互作用によって繋がるとされる。代表例には以下がある:ベクトルポータル:暗黒光子($A'$)と通常の光子の運動量混合スカラーポータル:ヒッグスと暗黒スカラーの混合ニュートリノポータル:右手型ニュートリノを介した相互作用暗黒セクター内では、自己相互作用や励起状態、複合粒子(暗黒バリオン、暗黒メソン)などの多様な物理が展開可能。これにより、銀河スケールでの構造形成への影響や、間接的な検出シグナルの変調が生じ得る。3.実験的アプローチの三本柱と理論的対応アプローチ 主な実験例 主に検証する理論側面加速器実験 LHC, Belle II, NA64 暗黒粒子の直接生成、ポータル粒子の探索、長寿命粒子や非標準的崩壊の検出地下実験(直接検出) XENONnT, LZ, SuperCDMS 暗黒物質と核子/電子の弾性散乱、断面積の上限設定、軽暗黒物質や電子反跳も含む宇宙観測(間接検出) Fermi, AMS-02, IceCube, Planck, Bullet Cluster 暗黒物質の対消滅/崩壊による$\gamma$線・電子・ニュートリノ、自己相互作用の天文的制約、$N_\mathrm{eff}$による暗黒放射の有無それぞれの実験は、暗黒セクターの異なる性質(相互作用、寿命、生成機構、粒子数など)をターゲットにしており、理論モデルの絞り込みにおいて相補的な役割を果たす。4.現在の制約と課題・WIMP の核子散乱断面積は $< 10^{-47}\ \mathrm{cm^2}$ に制限され、直接検出実験はニュートリノフロアに近づきつつある。・暗黒光子の運動量混合は $\varepsilon \lesssim 10^{-4}$〜$10^{-5}$の範囲に制限(NA64など)。・宇宙背景放射からの $N_\mathrm{eff}$ 限界により、暗黒セクター中の軽粒子成分は厳しく制約。・銀河団衝突(Bullet Cluster)などから、自己相互作用の断面積 $\sigma/m < 1\ \mathrm{cm^2/g}$ 程度。5.今後の展望・次世代の直接検出器(DARWINなど)はニュートリノ背景下での差別的検出へ。・高強度/高精度加速器(HL-LHC、SHiP、FASER)による新粒子探索。・天文観測(CTA, SKA, LISA)により、$\gamma$線、21cm線、重力波などの新たな観測チャネルが加わる。・ミラーニュートロン振動や、核スピンとの結合を狙ったNMR的暗黒物質検出など、原子核物理との技術融合も進展中。6.結語:複雑性と多角的戦略の時代へ暗黒物質は単一の静的存在ではなく、複数粒子と相互作用からなる**「もう一つの標準模型」**としての暗黒セクターの可能性が開かれている。これを解明するには、理論・加速器・地下・天文が連携し、互いに補完しながら検証していく必要がある。暗黒物質探索は、もはや素粒子物理だけの問題ではなく、原子核物理・量子計測・宇宙物理・重力波天文学を巻き込んだマルチフィールドな科学へと進化している。理工系研究者にとって、現代物理のフロンティアに直接アクセスできるテーマであると同時に、自らの専門分野からも貢献可能な横断的領域でもある。ご希望に応じて、視覚的なまとめ(モデルと実験の対応表、時系列進化図、相互作用チャート)も提供可能です。Q(koshix):画像を作成する 視覚的なまとめで最もふさわしいものを提供してください。A(ChatGPT 4o):(複数回の回答略,最終版は図を参照)
2025年5月18日日曜日
Z項
2024年12月16日月曜日
スーパーフレア
恒星のスーパーフレアは、太陽フレアに似た電磁波の爆発であるが、主系列星では10^36 erg(10^29 J)と、より大きなエネルギーを放出する。太陽がスーパーフレアを発生させることができるかどうか、また発生するとしたらどのくらいの頻度で発生するのかは不明である。我々は、ケプラー宇宙観測所の測光を用いて、太陽のような基本パラメータを持つ他の恒星のスーパーフレアを調査した。その結果、観測された56,450個の太陽のような恒星2527個のうち、2889個のスーパーフレアを発見した。この検出率から、太陽のような温度と変動を持つ恒星では、10^34 erg (10^27 J)以上のエネルギーを持つスーパーフレアがおよそ100年に1度発生していることがわかった。その結果、恒星のスーパーフレア頻度-エネルギー分布は、太陽のフレア分布の高エネルギーへの外挿と一致し、両者は同じ物理機構によって生成されていることが示唆された。
樹木の年輪に含まれる放射性炭素同位体14Cや、氷床コアの10Be、36Clの濃度が急上昇することで示される。現在のところ、14Cのスパイクが非常に顕著な、すなわち2年間で1%以上の上昇を示す5つの重要な事象(前7176年、前5259年、前664-663年[1](歴史的には前660年と呼ばれる)、前774年、前993年)が知られて・・・(WIkipedia の Miyake Eventから引用)
2024年11月21日木曜日
138億光年の孤独
谷川俊太郎からの続き
昔から,20億光年というのは詩の都合で適当に 設定されたそれらしい大きな数字だと思っていたが,そうではなかった。「20億光年の孤独」が出版された1952年当時の最新の科学知識に基づいている。まだビッグバン理論が誕生して間もない頃だ。
「20億光年の孤独」に採録されている「運命について」にも,プラットフォームに並んでいる天使たちが〈たった五十年と五億平方粁さ〉というところがある。たしかに地球の表面積は,4×3.14×(6556 km )^2 = 5.075億 km² である。
Q(koshix):谷川俊太郎の「20億光年の孤独」は,この詩集が書かれた1952年当時,観測された最も遠方の星雲が20億光年のかなたにあったことから,宇宙の大きさを象徴する単位としてタイトルに使われました。このことや,現在の宇宙の年齢が138億年であることを踏まえて,膨張宇宙の大きさがこれに対応するX億光年になったとして,それを象徴するタイトルでかつ,この事実を説明しながら,谷川俊太郎の表現を尊重した内容の詩を書いてください。Q(koshix):谷川俊太郎の「20億光年の孤独」はより簡潔で諧謔的で象徴的でエレガントでした。そんなふうに改善できますか?A(ChatGPT-4o):宇宙がふくらむたび、孤独は遠ざかる。星々は語らず、闇だけが歌う。138億光年の向こうに、誰かが笑っている気がした。それも、ただの錯覚。光も、言葉も、追いつけない速さで世界は拡がっていく。それでも、ここにいる私を、私だけが知っている。
2024年11月13日水曜日
月面上の重力
2024年9月27日金曜日
第2の月
2024年9月20日金曜日
火星隕石
2024年9月19日木曜日
火星の石
Q(koshix):日本の南極観測隊が発見した隕石が火星の石として万博で展示されるそうです。この隕石が火星から飛来したことはどのようにして推論されているのでしょうか。A(OpenAI o1-mini / 数秒)日本の南極観測隊が発見した隕石が火星からのものであると推論される理由は、主に以下のような科学的分析に基づいています:1.組成分析・鉱物組成:火星隕石には特定の鉱物や化学成分が含まれており、これらが火星表面で採取されたデータや探査機による分析結果と一致します。例えば、火星特有の酸化鉄鉱物などが含まれていることがあります。2.ガス同位体比の測定・閉じ込められたガス:隕石内部には火星大気に由来すると考えられるガスが閉じ込められています。これらのガスの同位体比(例えば、アルゴンやネオンの同位体比)が、火星探査機(例えば、ベンチ探査機・・・注:これは何だ??)のデータと一致していることが確認されています。3.宇宙年代学・年代測定:隕石の形成年代や衝突年代が火星の地質活動と一致している場合があります。これにより、隕石が火星の地殻から放出された可能性が高まります。4.微細構造や微磁性の解析・微細構造:火星の環境特有の微細な鉱物構造や磁性特性が見られることがあります。これらの特徴は地球や他の天体からの隕石とは異なるため、火星起源の証拠となります。5.軌道解析(場合によっては)・軌道データ:発見された隕石の軌道データや飛来経路が火星からのものである可能性を示唆する場合もあります。ただし、南極で発見された隕石の場合、詳細な軌道解析が難しいこともあります。これらの多角的な分析結果を総合的に評価することで、発見された隕石が火星から飛来したと強く推論されています。特にガス同位体比の一致や鉱物組成の特異性は、火星起源の隕石を識別する上で重要な指標となっています。
2024年6月29日土曜日
月裏面サンプルリターン
嫦娥4号月裏面着陸からの続き
最近, マスコミの水準がかなり衰えているような気がする。老化する自分の理解力や思考力も衰えつつあるが,それを上回る勢いだ。NHKのニュースには毎日のように言葉の訂正のお詫びが入る。鋭い政治的なつっこみはほとんどみられず,公平を装いながら為政者へのステルス忖度を重ねている。威勢がいいのは,芸能スキャンダルや生け贄になる弱者を見つけたときだけだ。
マスコミ記者達の情報源が手軽なネット検索になってしまったため,SNSから情報をかき集めてそのまま右から左に紹介するような(自分のようなブロガーはそうなりがちだけれどさ)ことを繰り返している。深い分析や考察はマイナーなごく一部の番組だけだ。こうして,エコーチェンバーで増幅されたセンセーショナリズムが横行する。
さて,ニュース記事を書くのも生成AIに任せれば,記者は楽々仕事を済ませられる。政治家へのインタビューで俯いてパソコンに向かいボイスレコーダに頼る記者の行き着く先だ。ダブルチェックの替わりに複数の生成AIに書かせて平均をとればよい。それなら,新聞もテレビもいりませんよね。いや,生成AIがそれなりの答えを返すのは,リアルな情報源があるからのはずだ。なんだか面倒で鬱陶しい自己参照ループが発生しそうな予感。
そこで一つの見本を考えてみる。これにもう少し手を加えればニュースの出来上がりだ。
Q(koshix):嫦娥6号と月面探査や月の裏面からのサンプルリターンに関する情報を,新聞のニュース記事のような形でまとめて,解説を加えてください。Q(koshix):月面の着陸日時と場所の情報がありません。月面探査ローバーの名称がありません。Q(koshix):ありがとうございます。普通日本語の新聞では,である調を用いますので,それに合わせた修正記事にしてください。A(Perplexity PRO):中国の無人月面探査機「嫦娥6号」、月の裏側からのサンプルリターンに成功中国の無人月面探査機「嫦娥(じょうが)6号」が、世界で初めて月の裏側からサンプルを採取し、地球に帰還した。この歴史的なミッションは、2024年6月25日に完了し、月の裏側の謎に迫る重要な一歩となった。ミッションの概要嫦娥6号は2024年5月3日09:27 UTC(協定世界時)に中国海南島の文昌衛星発射センターから長征5号ロケットによって打ち上げられた。6月1日22:23 UTCに、月の南極付近の南極エイトケン盆地内のアポロクレーター南部(南緯41.6385度、西経153.9852度)に着陸した。探査機は約2kgの土や岩石のサンプルを採取し、6月3日23:38 UTCにサンプルを搭載した上昇機が月面から打ち上げられた。6月6日06:48 UTCに上昇機が周回機(オービター)と月軌道上でドッキングし、07:24 UTCまでにサンプルが帰還機(リターナー)に移送された。6月25日、サンプルを収めたカプセルが中国内陸部の内モンゴル自治区シリンゴル盟ドルノド旗の指定地点に無事着陸した。中国国家航天局(CNSA)の張克倹局長がミッションの成功を宣言し、習近平国家主席も「歴史的な成果」と称賛した。
月面探査ローバー今回のミッションには小型の月面探査ローバー「移動相机」(Yidong Xiangji)が搭載された。このローバーは月面で短距離を走行し、赤外分光法による月面の観測や嫦娥6号着陸機の撮影を行った。月の裏側探査の意義月の裏側は地球から見えず、クレーターが多く平坦な地形が少ないため、これまで探査が困難であった。中国は2019年に嫦娥4号で初めて月の裏側への着陸に成功しており、今回の嫦娥6号は裏側からのサンプルリターンという新たな挑戦であった。月の裏側には希少元素や水を含む氷が存在する可能性があり、科学者たちの注目を集めている。今回のサンプル分析により、月や地球、太陽系の進化に関する新たな知見が得られると期待されている。技術的課題と解決策月の裏側は地球との直接通信が不可能なため、中国は2024年3月に中継衛星を打ち上げ、嫦娥6号と地球間の通信を確保した。この通信上の課題を克服したことで、高難度のミッションを成功させることができた。この嫦娥6号のミッション成功は、中国の宇宙開発計画における重要な節目となり、月探査の新時代の幕開けを告げるものとなった。今後の分析結果が、月と地球の関係や太陽系の形成過程に新たな光を当てることが期待されている。
Q(koshix):中華人民共和国の月開発計画について,年代,プラン名,内容の一覧を作ってください。日本語でお願いします。A(Claude 3.5 Sonnet):承知しました。中華人民共和国の月開発計画について、年代、プラン名、内容の一覧を日本語で作成します。年代 プラン名 内容2004年 中国探月工程(嫦娥計画)開始長期的な月探査計画の立ち上げ2007年 嫦娥1号 最初の中国製月周回衛星2010年 嫦娥2号 改良型月周回衛星、小惑星フライバイも実施2013年 嫦娥3号 最初の中国製月面軟着陸機と月面探査車(玉兎号)2018年 嫦娥4号 月の裏側への世界初の軟着陸と探査2020年 嫦娥5号 1976年以来初の月のサンプルリターン任務2024年 嫦娥6号 月の裏側からのサンプルリターン計画2026年 (予定)嫦娥7号 月の南極地域の資源探査2028年 (予定)嫦娥8号 月面基地技術のテストと実証2029-2030年(予定)有人月面着陸2名の宇宙飛行士による月面着陸計画2030年代(予定)国際月面研究ステーション ロシアなど他国と協力して月面基地を建設する計画この計画は、軌道周回(フェーズI)、着陸と探査(フェーズII)、サンプルリターン(フェーズIII)、そして月面基地の建設(フェーズIV)という段階的なアプローチを取っています。中国は着実に月探査の能力を向上させ、最終的には持続可能な月面プレゼンスの確立を目指しています。
これに相当する記事が,6月26日の日本経済新聞 朝刊3面に掲載されている。ところが,嫦娥計画の開始年や嫦娥4号の年代が誤っている。上記のClaude 3.5 Sonnetによるものは,英語版のWikipediaのChiniese Luna Exploration Program の内容のpdf出力を読み込ませてまとめたものであり,中国語版のWikipedia の中国探月工程 とも一致している。たぶん,日経の記者は日本語版wikipediaで確認しただけなのではないかという疑惑がある。まあ2019年の方は着陸したのが1月だからあながち間違いではないけれど。
それにしても,中国は着実に宇宙計画を進めている。日本が乏しい予算のなかででフラフラになりながら足掻いている(個人の主観です)のとは大きな違いである。
2024年6月5日水曜日
ビッグヒストリー
Q(koshix):上の資料を詳しく説明してください。参考文献や註釈の部分は不要です。説明が上記の要約の2倍程度になるように,詳しく教えてください。A(GPT-4o):ビッグヒストリーの詳細な説明概要ビッグヒストリーは、ビッグバンから現在までの広範な時間枠を対象とする学問分野です。この分野は、専門化を避け、普遍的なパターンやトレンドを探求し、科学と人文学の多くの分野を統合します。これにより、宇宙、地球、生命、人類の歴史を因果関係に基づいて探求し、人類の存在をより大きな文脈で理解することを目指しています。この分野は、大学や初等・中等教育機関で教えられており、しばしばウェブベースのインタラクティブなプレゼンテーションを使用して教育されています。起源と発展ビッグヒストリーという用語は、歴史学者デイビッド・クリスチャンによって初めて使用されました。彼は、オーストラリアのマッコーリー大学で最初のビッグヒストリーのコースを教えました。この学問は、ルネサンス以来、宇宙論や自然史との関係を追求してきた学者の仕事を引き継ぎ、現在に至っています。ビッグヒストリーは、ビッグバンから始まり、宇宙の形成、星や銀河の誕生、地球の形成、生命の進化、人類の出現と発展などの重要な出来事を取り上げます。教育とアプローチビッグヒストリーのコースは、従来の歴史コースとは異なり、書籍ではなくインタラクティブなプラットフォーム(例えばCourseraやYouTubeのCrash Courseなど)で教えられることが多いです。これにより、学生は視覚的かつ体験的に学ぶことができます。ビッグヒストリーは、特定の文明や戦争に焦点を当てるのではなく、宇宙全体を背景に人類の位置を探ります。このアプローチにより、人類の歴史を宇宙の歴史の一部として理解することができます。主要なテーマ1.ゴールディロックス条件:ビッグヒストリーの一つの重要なテーマは、ゴールディロックス条件(Goldilocks conditions)です。これは、生命や複雑なシステムが形成されるためには「適度な」条件が必要であることを指します。例えば、地球は太陽から適度な距離にあり、適度な温度やエネルギーを持つため、生命が存在できるのです。2.エネルギーフローと複雑性:ビッグヒストリーでは、エネルギーフローが複雑なシステムの進化にどのように影響するかを強調します。エネルギーの利用が最適であるとき、システムは複雑性を増し、進化していきます。例えば、星の中での核融合反応により、重元素が生成され、それが惑星や生命の形成に寄与します。3.宇宙進化:ビッグヒストリーは、ビッグバンから始まる宇宙進化の過程を探ります。これには、宇宙の誕生、星や銀河の形成、惑星の誕生、そして生命の進化が含まれます。ビッグヒストリーは、これらの過程を理解することで、人類の歴史をより広い文脈で捉えることができます。批判と議論ビッグヒストリーは、一部の歴史家や社会学者から批判を受けています。例えば、ビッグヒストリーが歴史のテキストの解釈を避け、純粋に科学的なアプローチに傾倒しているため、従来の歴史学と異なるとされています。また、一部の批評家は、ビッグヒストリーが神話的または宗教的なアプローチに近づきすぎていると指摘しています。これに対して、ビッグヒストリーの支持者は、従来の歴史学が人類の歴史のごく一部(例えば、過去5000年)のみを対象としているのに対し、ビッグヒストリーはより広範な時間枠を対象としていると主張しています。教育的イニシアティブビル・ゲイツが支援するプロジェクトにより、高校生向けの無料のオンラインコースが提供されています。このプロジェクトは、ビッグヒストリーの教育を広めることを目的としています。さらに、ドミニカン大学では全ての新入生にビッグヒストリーのコースを必修としています。これにより、学生は広範な時間枠と学際的なアプローチを通じて、人類の歴史を理解することができます。結論ビッグヒストリーは、ビッグバンから現在までの広範な時間枠と学際的なアプローチを用いて、人類の歴史を宇宙の歴史の中に位置づける学問分野です。これにより、人類の存在をより大きな文脈で理解することが可能となり、従来の歴史学と異なる視点を提供します。ビッグヒストリーは、科学と人文学を統合することで、過去の出来事を新しい視点から理解する手助けをします。Q(koshix):ビックヒストリーにおいて重要な画期となる事象に重点をおいて,もう少し詳しく説明してください。A(GPT-4o):ビッグヒストリーにおける重要な画期となる事象ビッグヒストリーは、ビッグバンから現在までの広範な時間枠を対象とし、宇宙、地球、生命、人類の歴史を統合的に探求します。この分野では、いくつかの重要な画期的な事象が強調されており、これらの事象は複雑性の増加や新しい形態の出現を示します。以下に、ビッグヒストリーにおける主要な画期的事象について詳述します。1.ビッグバン(約138億年前)ビッグヒストリーの出発点は、宇宙が極めて高温・高密度の状態から急激に膨張し始めたビッグバンです。この瞬間に宇宙が誕生し、空間、時間、物質、エネルギーが生まれました。ビッグバンにより、宇宙は急速に冷却され、数分以内に軽元素(主に水素とヘリウム)が形成されました。2.恒星の誕生(約127億年前)宇宙が冷却されると、ガスとダストが重力によって集まり、最初の恒星が形成されました。恒星の内部での核融合反応により、重元素(例えば炭素、酸素、鉄など)が生成されました。これらの元素は、後に惑星や生命の構成要素となる重要な物質です。3.銀河の形成(約100億年前)恒星が集まって銀河が形成されました。銀河は、恒星、ガス、ダスト、ダークマターから構成される巨大な構造です。銀河の中で、恒星は集団で存在し、相互作用を通じて進化します。私たちの太陽系は、銀河系(ミルキーウェイ)内に位置しています。4.太陽系と地球の形成(約46億年前)太陽系は、原始太陽の周りに形成されたガスとダストの円盤から生まれました。これらの物質が集まり、原始惑星が形成され、その一つが地球です。地球は、その位置やサイズ、化学組成が生命の誕生に適していました。5.生命の誕生(約38億年前)地球上での生命の誕生は、化学的進化の結果として起こりました。最初の生命体は、単純な単細胞生物であり、海洋の熱水噴出孔や浅い潮溜まりで生まれたと考えられています。これらの原始生命体は、光合成や呼吸などの基本的な生命活動を行いました。6.真核生物の出現(約20億年前)単細胞生物の進化により、細胞内に核を持つ真核生物が出現しました。真核生物は、より複雑な細胞構造を持ち、多細胞生物の進化の基盤となりました。この進化は、生命の多様化と生態系の複雑化に大きな影響を与えました。7.カンブリア爆発(約5億4100万年前)カンブリア爆発は、地球上の生命が急速に多様化し、多くの動物門が出現した時期です。この期間に、多くの新しい形態の生物が進化し、現代の動物群の祖先が形成されました。これにより、海洋生態系が急速に複雑化しました。8.陸上生命の進出(約4億年前)植物と動物が海洋から陸上に進出しました。陸上植物は、光合成を通じて大気中の酸素濃度を上昇させ、動物が呼吸できる環境を作り出しました。最初の陸上動物は、両生類や昆虫などであり、これらの進出は生態系の多様化を促進しました。9.哺乳類と鳥類の進化(約2億年前)哺乳類と鳥類は、爬虫類から進化しました。哺乳類は、温血性、毛皮、哺乳行動などの特徴を持ち、様々な環境に適応しました。鳥類は、飛行能力を持ち、広範な生態系に進出しました。10.人類の出現(約300万年前)最初のヒト属(ホモ属)がアフリカで出現しました。これらの初期の人類は、道具の使用や火の利用、集団生活などの文化的進化を遂げました。現生人類(ホモ・サピエンス)は約30万年前に登場し、言語や高度な技術を発展させました。11.農業革命(約1万2000年前)農業革命により、人類は狩猟採集生活から農耕生活へと移行しました。これにより、定住生活が可能となり、村や都市が形成されました。農業革命は、人口増加や社会構造の複雑化をもたらし、文明の発展の基盤となりました。12.産業革命(約250年前)産業革命は、18世紀後半にイギリスで始まりました。蒸気機関や工場生産などの技術革新により、生産力が飛躍的に向上しました。これにより、都市化、経済成長、社会変革が進み、現代社会の基盤が形成されました。13.デジタル革命(約50年前)20世紀後半から始まったデジタル革命は、コンピュータやインターネットの普及により、情報の取得と共有が劇的に変化しました。この革命は、グローバル化、情報社会の発展、AI技術の進化などを促進し、現代の生活と社会構造に深い影響を与えています。まとめビッグヒストリーは、これらの重要な画期的事象を通じて、人類の歴史を宇宙の歴史の中に位置づけ、複雑性の増加と新しい形態の出現を理解する手助けをします。このアプローチにより、私たちは自身の存在をより広い文脈で捉え、過去から未来への連続性を認識することができます。
2024年5月23日木曜日
宇宙天気予報
2024年2月19日月曜日
デブリ除去衛星
2024年2月18日日曜日
H3ロケットとお気持ち主義
『栄花物語』では、文学的な興趣によって感覚的に歴史を把握しており、個々の歴史事象の背後に潜む歴史の真実を描くよりも、事件をめぐって生起する人々の心情や人の世の哀感を、事実を主観的に潤色したり、虚構を用いたり、さらには、『源氏物語』の文章を模倣するなどして描いていて、作り物語的性格が濃厚であり、冷徹な目で人間を直視し、その内面へ踏み込んで描く態度が希薄である。(Wikipedia「栄花物語」から引用)
2024年1月29日月曜日
SLIM(2)
2024年1月28日日曜日
SLIM(1)
の1基が脱落して,推力が半分になってしまった。それでも,最終的に秒速1.4mと想定範囲よりゆっくり着陸することになる。
2024年1月27日土曜日
月の一日
2023年12月22日金曜日
astropy
jupyter kernelspec listpython3 /opt/homebrew/Cellar/jupyterlab/4.0.9_2/libexec/lib/python3.12/site-packages/ipykernel/resourcesjulia-1.9 /Users/koshi/Library/Jupyter/kernels/julia-1.9maxima /Users/koshi/Library/Jupyter/kernels/maximawolframlanguage12 /Users/koshi/Library/Jupyter/kernels/wolframlanguage12
cd /opt/homebrew/Cellar/jupyterlab/4.0.9_2/libexec/bin
./pip install astropy
./pip install ephem
import astropy as ap>>> ap.test()platform darwin -- Python 3.12.1, pytest-7.4.3, pluggy-1.3.0Running tests with Astropy version 6.0.0.Running tests in lib/python3.12/site-packages/astropy.Date: 2023-12-19T22:26:53Platform: macOS-14.2-arm64-arm-64bitExecutable: /opt/homebrew/Cellar/jupyterlab/4.0.9_2/libexec/bin/pythonFull Python Version:3.12.1 (main, Dec 7 2023, 20:45:44) [Clang 15.0.0 (clang-1500.0.40.1)]encodings: sys: utf-8, locale: UTF-8, filesystem: utf-8byteorder: littlefloat info: dig: 15, mant_dig: 15Package versions:Numpy: 1.26.2Scipy: 1.11.4Matplotlib: 3.8.2h5py: not availablePandas: not availablePyERFA: 2.0.1.1Cython: not availableScikit-image: not availableasdf-astropy: not availableUsing Astropy options: remote_data: none.rootdir: /opt/homebrew/Cellar/jupyterlab/4.0.9_2/libexecplugins: astropy-0.11.0, remotedata-0.4.1, hypothesis-6.92.1, cov-4.1.0, filter-subpackage-0.1.2, astropy-header-0.2.2, anyio-4.1.0, mock-3.12.0, doctestplus-1.1.0, arraydiff-0.6.1collected 28085 items / 5 skipped-- Docs: https://docs.pytest.org/en/stable/how-to/capture-warnings.html========== 27425 passed, 425 skipped, 240 xfailed, 80 warnings in 184.56s (0:03:04) ===========<ExitCode.OK: 0>
2023年12月2日土曜日
円軌道はむずかしい
g = 0.0098; R = 6350; τ = 30; τs = τ*27; τt = 250; p = 0.85;a = 0.0446; b = 0.1445 a; s = 45 Degree; T = 15400;fs[t_] := 0.3*ArcTan[r[t]*r'[t]/ h[t]]fr[t_, τ_] := a*Sin[s]*HeavisideTheta[τ - t] +b*Sin[fs[t]]*HeavisideTheta[t-τs-τ]*HeavisideTheta[τ+τs+τt-t]ft[t_, τ_] := a*Cos[s]*r[t]*HeavisideTheta[τ - t] +b*Cos[fs[t]]*r[t]*HeavisideTheta[t-τs-τ]* HeavisideTheta[τ+τs+τt-t]fm[t_, τ_] := -p/(τ - p*t)*HeavisideTheta[τ - t]sol = NDSolve[{r''[t] == -fm[t, τ]*r'[t]+h[t]^2/r[t]^3 -g R^2/r[t]^2 +fr[t, τ],r[0] == R, r'[0] == 0,h'[t] == -fm[t, τ]*h[t] + ft[t, τ],h[0] == 2930 + 0*Sqrt[g] R^(3/2)}, {r, h}, {t, 0, T}]f[t_] := r[t] /. sol[[1, 1]]d[t_] := h[t] /. sol[[1, 2]]Plot[{6350, f[t]}, {t, 0, T}]Plot[{f[t + 1] - f[t], d[t]*R/f[t]^2, d[t]/f[t]},{t, 0, T}, PlotRange -> {-5, 15}]