芥川龍之介が「蜘蛛の糸」を発表して百年。高二の秋の文化祭,クラスの仮装行列のテーマが 蜘蛛の糸だった。お釈迦様の極楽タワーの竹を近所から切り出し,地獄の焔と煙の絵を描いた。犍陀多に続いて蜘蛛の糸(登山部の赤いザイル)に群がる地獄の亡者だったころ。
2024年2月7日水曜日
Apple Vision Pro(2)
2024年1月30日火曜日
Apple ID
2023年12月4日月曜日
万博リング
2023年9月26日火曜日
iPhone15
iPhone15 iPhoneSE2023 Sep 2020 Apr139,800円 69,800円A16 Bionic A13 Bionic3.5GHz 2.66GHz6コアCPU 6コアCPU5コアGPU 4コアGPU16コアNE 8コアNE256GB 128GB6.1インチOLDE 4.7インチLCD2556×1179ピクセル 1334×759ピクセル460dpi 326dpi2,000,000:1 1,400:11000ニト 625ニト48MPメイン|超広角 12MPシングル12MPフロント 7MPフロントズーム .5× 1× 2× ズーム 1×USB-C/USB2 Lightning/USB2FaceID TouchID5G 4G/LTEBlueTooth5.3 BlueTooth5.0MagSafe —20時間ビデオ 13時間ビデオ80時間オーディオ 40時間オーディオ147.6×71.6×7.8 138.4×67.3×7.3171g 148g
少なくとも,この近所に5Gの電波が届くまではいらないかな。
2023年6月10日土曜日
Apple Vision Pro(1)
(1) Mac (+マウス):パーソナルコンピューティングの登場(2) iPhone(+マルチタッチ):モバイルコンピューティングの登場(3) Vision (+指・声・視線):空間コンピューティングの登場
Vision Proはアイトラッキングと網膜状態の検出ができる。ハンドトラッキング、身体の揺れ方、声の調子とかも常にデータ収集し続けている。AppleWatchを付けてれば脈拍だって取得できる。AppleのAIモデルはこれらの人体データを総合的に判断して、ユーザが好奇心を感じてるか、怯えているか、そういう精神状態を予測する。
2023年1月8日日曜日
MacのOCR
だいぶ以前,MacでOCRを使いたいと思ったことがあった。散々探し回ったけれどなかなか適当なアプリケーションがなくてそのままになっていた。
ふと気がつくとMacでOCRできるコマンドがころがっていた。Tesseractというものだ。homebrewでインストールしてみると,すでに導入済みだ。あれ?いつ入れたっけ。覚えていないので再インストールし,ついでに日本語セットもインストールした。
brew install tesseractbrew install tesseract-lang
tesseract --list-langs | grep jpn
jpn
jpn_vert
tesseract test.png test.txt -l jpn+jpn_vert
2022年7月15日金曜日
iPhoneの隠しコマンド
iPhoneの裏コマンドというページにいきあたった。犬は毎日散歩しているので棒にぶつかりっぱなしだ。だから平均移動速度は極端に遅くなる。
iPhoneの電話アプリで,一連の番号を入力すると機能が発現するというものだ。電話番号として,*3001#12345#* を入力すると,接続されている回線業者のネットワークの情報が見える。
試してみると,上記のWebページとは表示が異なったが,いろいろと情報が出てくる。が,素人にはあまり御利益はなかった。ということは,他にもあるのではないかと検索したら,iPhoneの隠しコマンド集というのがあった。
■【注意事項】隠しコマンドは説明書にも書かれておらず、アップル社が公式に公表しているものではないので、何か不利益な事があっても自己責任・自己解決ということを忘れないでください。また、全てのiPhoneの型番で再現する保証はありませんので事前にご了承ください。
それはそうです。なので眺めるだけにしておく。
2022年6月7日火曜日
WWDC22
奈良盆地の田植えがはじまると,アップルの開発者カンファレンスWWDC(World Wide Developers Conference)の季節がやってくる。WWDC22のキーノートが日本時間6/7の午前2時から2時間弱あった。もちろん熟睡中である。朝起きてから評判をざっとみると,イマイチ大きなニュースがなかったようだった。
早速,Appleのサイトでキーノートの録画をみる。今回は屋外でのApple Park 内のライブビューイングだった。現地ではTim CookとCraig Federighiの登壇あったが,ライブビューの様子が見えない編集動画を公開していた。印象に残ったのは,カプコンの伊集院勝さんが登場したところ。バイオハザードビレッジがApple Siliconに対応したので,もうゲーミングPCでなくてよいという話を日本語でしていた。これは珍しいシーンだ。
ハードウェアは,Macbook Air M2とMacbook Pro M2 13inchの2つが軽く紹介されていた。昨年4月に買ったMacbook Air M1 は CPU/GPU=8/8,Memory/Storage=16G/1T で21.5万円,同じスペックのMacbook Air M2は,CPU/GPU=8/8,Mamoru/Storage=16G/1Tで 26.5万円(注:34.5万円 = 10/8,24G/2T)なので,5万円アップだ。為替レートが130円/$の効果もあって,5万円高くなる。
その5万円で手に入るのは,M2チップ(+20%処理性能),新デザイン(軽量・薄型・スクェア・新色),FaceTimeカメラ 720p→1080p,3.5mm ヘッドホンジャック→ハイインピーダンス,スピーカー→×4,MagSafeポート追加,ディスプレイ→LiquidRetina + 500ニト + 13.6 inchなので,微妙。
iOS16やiPadOS16やmacOS Ventura に至っては,ほとんどどうでもいいような細かな機能を,大げさに宣伝しているので,ちょっとうんざりしてしまう。その中で気になったのが,Dictation(日本語は大丈夫なのか)と,iPadOSとmacOSのシームレスな運用を実現するステージマネージャーくらいか。
iPhoneSE第2世代はぎりぎりiOS16に対応したが,次はどうかわからない。iPad ProもiPadOS16をクリアできた。Macbook Air M1 はもうしばらくいけるだろう。ということで,今回も前回に続いていまひとつ盛り上がりに欠けるWWDCだった。
今回の印象でもっとも大きかったは円が弱いことだ。30-40%程度の貨幣価値の違いはボディーブローのように日本の消費者やAppleユーザを毀損している。まさに後進国化のはじまりだ。
2022年3月9日水曜日
Apple Event 2022 March
日本時間3月9日午前3時(米国時間 3月8日午前10時),Apple Event 2022 March が開かれた。
最近は1時間でさらっと終るEventが中心になっているようなイメージだ。超強力な新しいM1 Ultra チップの紹介では,登場する開発者たちがすべて女性だった。ティム・クックは青いシャツに黄色いバンドのApple Watchをはめている。今回のプレゼンテーションは全体に地味な感じに抑えられていた。戦争中なのであまり浮かれて騒ぐこともできない。さて,今回の目玉は次のとおり。
(1)iPhone SE3: 大変魅力的なのだけれど,自分の生活圏がソフトバンクの5Gサービスエリアになるのは当分先のようなので,それまでは機種更新することはない。SE2とSE3の比較をすると,サイズは全く同じ,A13 BionicからA15 Bionicへ,RAMは3Gが4G,セルラーは4Gが5Gになり,バッテリは13hから15h。12MP(フロント7MP)のカメラの機能はほぼ同じだが,Deep Fusionが加わった,何それおいしいの?指紋認証があるのがありがたいが,あいかわらずLightningコネクタのままだった。
(2)iPad Air: いま,自分が持っているiPad Pro 11" (第1世代)との違い。チップがA12XBionic からM1へ,セルラーモデルでは5Gが可能,12MPと7MPのカメラはフロントだけ広角12MPに。Apple Pencil 2 はともに使える。Proである必要はない
(3)Mac Studio: Mac Studio M1 Max のほぼ最小モデルは,M1 Maxの10コアCPU+24コアGPU+16コア NeuralEngine,32GBメモリ,1TBストレージで,27万円(同じ構成で MacBook Pro 14" = 36.5万円)。一方,Mac Studio M1 Ultra の最小モデルは,M1 Ultraの20コアCPU+48コアGPU+32コア NeuralEngine,64GBメモリ,1TBストレージで,50万円。
MacBook AirのM1チップ(8コアCPU+8コアGPU)の8倍の面積を持つのが M1 Ultraチップである。M1 Ultraの処理性能はM1の数倍以上で旧MacProを越えているのだった。これに27インチのApple Studioディスプレイが20万円か。研究費が潤沢だった25年前ならばたぶん買っていた。コンパクトなのがなにより。
P. S. 1 : その後,ベンチマークの情報も出てきたが,まだ,WindowsのゲーミングPCの最上位機レベルには達していないようだ。シングルコアの性能は,自分のM1 MacBook Airと同じだし。さらに,これは,次のMacProへの伏線であるという噂だった。あとM2との整合性や整理をどうするか問題とか。
P. S. 2 : macOS 12.3(Monterey),iPad OS 15.4,iOS 15.4 のアップグレードが引き続いてやってきた。目玉は,マスクをつけたままのFace ID認証と,Mac-iPad間のユニバーサルコントロールだ。前者は使わないし,後者は試してみたののの,サイドカーの場合と同様に今ひとつピンとこないのであった。
2021年10月21日木曜日
フォトグラメトリ
水中考古学の山舩幸太郎の話がテレビで流れていた。NHKのカネオ君だったのかな。YouTubeチャンネルもある。沈没船の様子を記録するためには,長期間のダイビング作業が必要であり,コストもたいへんなものになるところ,フォトグラメトリの技術を使って圧倒的に時間と費用が削減できたという印象的な話だった。
そういえば,大学の地学実験の授業ではじめてみたステレオグラムの写真に感動したことを思い出した。ここでは狭義に「デジタルカメラ等で多面的に撮影した複数のデジタル写真をコンピュータで画像解析し,3次元コンピュータグラフィックス等を得るプロセス」のことを考えたい。
AppleのMacBook発表会をみて,ほとんどのYouTuberが単純な性能や機能談義に終始していたところ,トバログ氏が,MacBook Proからみえる今後のAppleの方向性を議論していたのがおもしろかった。それは,Appleが出遅れている 3DCGを利用したVR・ARなどのMRが重要な役割を果たす世界である。
その兆候は,iPhoneカメラにおけるLiDARセンサーや,次期macOSのMontereyにおけるObjectCaptureという開発者向けAPIなどにみられる。そう,住宅・建築・土木関係や美術館・博物館・考古学あたり,あるいは自動運転・ロボティックス業界の皆様にとってはフォトグラメトリ最強かもしれませんが,一般コンシューマにtiktokのように浸透するには何が必要なのだろうか。VR/ARヘッドセットをかぶるのはちょっと勘弁してほしいのだけれど。
[1] Sketchfab(The Leading Platform for 3D & AR on the web)
2021年10月20日水曜日
MacBook Pro
4月にMacBook Pro (mid 2012)を壊してしまって MacBookAir (2020 M1)に乗り換えてから半年たった。M1 MacBook Air は大変快調に動作している。夏場に少し熱くなったファンレスマシンだけれど,バックグラウンドで動いていたソフトを1つ外したところ,全く問題なくなった。これからはむしろ掌に冷たいボディの心配をする必要があるかもしれない。
さて,昨日(日本時間2021年10月19日未明)のAppleEventで,新しいM1 Pro/MAX チップを搭載した MacBook Pro が発表された。ネット上ではかなり盛り上がっている。新しいチップは,従来のM1チップに比べて面積が2〜3.5倍(トランジスタ数がMAXで570億個)。CPUコア数は8(高性能4+省電力4)から10(高性能8+省電力2)へ,GPUコア数は8から16/32へと増えている。メモリ帯域幅は200GB/s または 400GB/sで,従来のM1チップの3〜6倍である。
今のM1チップとシングルコアでの性能は変わらないそうで,マルチコアによる性能が1〜2倍の範囲で強化されるということになる。Appleの宣伝では大変素晴らしいことになっているが,あくまでも旧いIntelチップとの比較であり,実運用上どこまで確かなのかは試してみないとわからない。最も,動画編集をしない自分にはそもそも関係ない話かもしれない。
というわけで,新しいMacBookで一番良かったのは,TouchBARの廃止。TouchIDの採用,1080pのフロントカメラ,USB-C (Thunderbolt 4) × 3ポート,Magsafeの復活かな。3.5mmヘッドフォンジャックも残った。それに+10万円の価値があるかどうかという問題だけど・・・。
(1) MacBook Air 13":21.2 × 30.4 × (0.4-1.6) 1.3kg, 8CPU+8GPU, 16G+1T = 20万円
(2) MacBook Pro 14" (Pro):22.1 × 31.3 × 1.5 1.6kg, 10CPU+16GPU,16G+1T = 30万円
(3) MacBook Pro 14" (Pro):22.1 × 31.3 × 1.5 1.6kg, 10CPU+16GPU,32G+2T = 39万円
(4) MacBook Pro 14" (MAX):22.1 × 31.3 × 1.5 1.6kg, 10CPU+16GPU,32G+2T = 43万円
(5) MacBook Pro 14" (MAX):22.1 × 31.3 × 1.5 1.6kg 10CPU+32GPU,64G+4T = 54万円
2021年10月11日月曜日
mas
macOSのアプリは,Mac App Soreを経由してインストールするのが普通である。このためのアプリ名がApp Soreでなので,iOSやiPadOS用のサービス兼アプリの App Storeと同じ名前になっている。微妙にややこしい。
macOSのApp Storeアプリは普通のアプリケーションソフトウェアなので GUI(グラフィッカルユーザインターフェイス)でアクセスする。可もなし不可もなし。この CLI=CUI(コマンドラインインターフェース)版で mas(mas-cli)というものがあることがわかった。しかも,homebrewで簡単にインストールできた。使用例は次の如し。
$ mas list古くなってしまった(outdated)アプリケーションを更新する(upgrade)こともできるらしいのだが,どうもそれはうまくいかなかった(できたのもあるが)。
863486266 SketchBook (8.7.0)
539883307 LINE (7.2.0)
640199958 Developer (9.2.3)
409222199 Cyberduck (7.10.2)
409183694 Keynote (11.2)
405399194 Kindle (1.33.0)
895264364 DjVu Reader Pro (2.5.8)
1380563956 辞書 by 物書堂 (1.2.15)
682658836 GarageBand (10.4.3)
1482454543 Twitter (8.82)
1496833156 Playgrounds (3.4.1)
425424353 The Unarchiver (4.3.3)
1168254295 AmorphousDiskMark (3.1)
1055273043 PDF Expert (2.5.18)
409203825 Numbers (11.2)
497799835 Xcode (13.0)
1153157709 Speedtest (1.22)
409201541 Pages (11.2)
721540800 PDF to DjVu (1.3.0)
1465576485 GraphicConverter 11 (11.5.2)
408981434 iMovie (10.2.5)
1438772273 Cinebench (23.2)
1024640650 CotEditor (4.0.8)
405843582 Alfred (1.2)
1444383602 GoodNotes (5.7.36)
1272842196 egword Universal 2 (2.2.11)
2021年10月3日日曜日
USB-DAC
オンライン授業の1回目を配信した後で,「ノイズが大き過ぎて聞き取れない,ノイズキャンセリングマイク使ってください」というコメントがあった。昨年は,「声が小さい」というのが何件かあったので,できるだけ iPhone内蔵マイクには口を近づけるようにしていた。
そもそも,オンラインデジタル教材は「遠隔授業のばたばた(2)」にあるように,iPhone のボイスメモ(非可逆圧縮)で収録した音声の m4aファイルと,iPadの GoodNotes5による手書きノートの jpgファイルを,MabBookAirに転送して,ffmpegでマージして mp4ファイルにしたものだった。
音声の収録に,iPhone内蔵マイクを使っていたのを反省して,多少はマシだと思われるEarPodsのマイクを使うことにした。これも3.5mmジャックで MacBook Airに繋ぐか,ライトニングで iPhone SE2に繋ぐか迷ったけれど,とりあえずライトニングの方を選ぶことにして,ffmpegの音声のビットレートを 72kから144kに上げてみた。
#!/bin/shfor arg in "\$@"; do
sips -z 880 660 \$arg.jpg
ffmpeg -loop 1 -i \$arg.jpg -i \$arg.m4a -ab 144k -vb 288k -c:v libx264 -pix_fmt yuv420p -shortest \$arg.mp4
done
2021年9月15日水曜日
Apple Event 2021 September
日本時間9月15日午前2時(米国時間 9月14日午前10時),Apple Event 2021 September が開かれた。
M1 Macbook Airの全画面表示でみる映像はなかなか美しい。バイオリンのドローン空撮映像による音楽から始まり,何だろうかと思っていたら Calfornia Soul(1967)だった。自分には The 5th Dimension のアルバムStoned Soul Picnicバージョンでなじみの曲だ。Tim Cookの挨拶は,そのCalifornia賛美から始まり,TV+のちょっとした宣伝の後,次の新製品が紹介される。
(1) iPad / iPad mini:衆目の一致するところ,今回の目玉はこのiPad mini の発表である。A15 Bionic 搭載の8.3インチ Liquid Retina Display に Apple Pencil 2 が対応した。Top ボタンに Touch ID が対応しているので安心して使える。A15 Bionic は CPU 6コア+ GPU 5コア,ニューラルエンジンによる機械学習速度2倍など,なかなかの性能を発揮できるという謳い文句だ。12MP の超広角フロントカメラはセンターフレームによる自動パンに対応。背面にもフラッシュ付の12MP 広角カメラがある。価格は59,800円($499)から。買わないけれどなかなかよろしい。
iPad mini はだいぶ以前のバージョンを大学の研究費で購入したことがある。iPadとしては2台目だったが,そこまでうまく使いこなせなかったような気がする。小さいほうは iPhone があるので,iPad 的な使い方のためにはもう少し広いエリアが必要だから。
(2) Apple Watch Series 7:ディスプレイ部分などマイナーな改良が中心だけれど,しだいによくなっている。ただ,これはあいかわらず,アウトドア派で健康指向の人向きだと思えてしまうので買いません。フィットネスと健康管理には最適なのだろう。ウェアラブルデバイスとしては,直接,視聴覚とリンクしていないと難しいと考えてしまうのだ。
(3) iPhone 13:これもマイナーバージョンアップ。Pro Max,Pro,無印,mini の4系列はこれまでと同じ。機種の色合いも落ち着いてきたようだ。いつのまにか,望遠,広角,超広角の3カメラシステムに慣れてきた。カメラが一回りおおきくなり,マクロ撮影もできるし,アダプティブな120 Hzとかシネマティックモードとか,たいへん結構です。ただ,iPhone SE2を去年買ったばかりなので,iPhone19くらいまでは更新しない年金生活者なのであった。死ぬまでにあと1機種くらいかしら。あるいは日本が滅びるほうが先か。
TIme Cook のエンディングの言葉は,Stay Safe, Take Care だった。ビデオの最後のエンディングロールでは,プレゼンター,キャスト,クルー,撮影環境において入念な感染予防対策を行っていることをこれでもかと強調していた。今回のAppleの映像は全編を通して,これまでのシリーズに比べとてもよくできているような印象だった。もちろん,Steve Jobsのマジック(特に2007年)には届かないかもしれないけれど。
2021年6月29日火曜日
音声合成機能(2)
音声合成機能(1)からの続き
Macの音声合成機能のコマンドライン版 say はもう少し複雑な使い方ができる。なお,$ man -a say > sample.txt でマニュアルコマンドsayの全体をsample.txtに出力できる。以下はzshでなくbashでの例である,zshでは?を\?とエスケープすること。
(1) \$ say -v \? (出力されるVoice一覧)
(2) \$ say --file-format=\? (出力されるファイル形式一覧)
(3) \$ say --file-format=m4af --data-format=\? (あるファイル形式でのデータ形式一覧)
(4) \$ say --file-format=3gpp --bit-rate=\? (あるファイル形式でのビットレート一覧)
(5) \$ say -a \? (出力デバイス一覧)
(6) \$ say '現在の東京の天気は' `curl -s ja.wttr.in/Tokyo\?0 | sed -n 3p | cut -c 31-` 'です'
ビットレートについては,manの記述も微妙だし,うまく出力されないものがあるがよくわからない。例えば,say --file-format m4af --bit-rate ? が返ってこないんだけれど・・・
英語音声として SamanthaとTomをおすすめされた。Good News,Bad News,Cellos,Pipe Organの4つはそれぞれ特定の歌を歌ってくれるらしい。
[1]Mac の say コマンドの使い方(Qiita)[2]Macのsayコマンドを使って英語スピーチを練習しよう(福野泰介)
2021年6月28日月曜日
音声合成機能(1)
Macの音声合成機能については,編集メニューにスピーチがあって,アクセシビリティ機能拡張に読み上げコンテンツの設定があることは知っていた。しかし,これらがコマンドラインで使えるとは。それが say コマンドである。
$ say "こんばんは"2021年6月9日水曜日
WWDC21
アップルの開発者カンファレンスWWDC(World Wide Developers Conference)がWWDC21として6/7から開催されている。例年,奈良盆地のヒノヒカリやキヌヒカリの田植えの時期に重なるのだった。日本時間では6/8の早朝深夜であり,午後にキーノートの録画を途中まで見たけれど頭に入ってこなくて寝てしまった。
WWDCはそもそもmacOSやiOS/iPadOSのソフトウェア開発のためのカンファレンスなので,新製品発表会ではない。ところが,昨年のM1アップルシリコン発表のインパクトが強すぎたため,今年もM1Xにからめてなんらかのハードウェア新製品の発表があるのではとの期待が過熱していた。
残念ながら,iOS15,iPadOS15,macOS Monteley などOSのマイナーレビジョンアップの話で終始したため,ネット上では残念感が満ちている。その中にもアピールポイントを探そうと努力しているようだが,Apple信者以外にはきびしいのかもしれない。
FaceTimeもMemojiも使わないし,FocusもNotificationもピンと来ない。空間オーディオとロスレスといわれても AirPods Pro も AirPods Pro MAXも持っていない。売り上げはあがっているはずの日本では,地図の更新もWalletへの身分証明書IDのとりこみもLiveTextも当面無関係である。中国語には対応しているのに・・・。
日本経済新聞紙面のトップ記事は,プライバシーの保護であり。iCloud+と合わせて,これは地味だけれど意味があるのかもしれない。あとは,iPadのSwift Playgroundがアプリ開発にまで対応できるということで,Macなしの開発サイクルが実現されるとどうなるのか。
少し興味があったのは,Universal ControlやMacへのAirPlayで手元のMacBook Air M1でiPad Pro (11" 2nd gen) が操作できるとsidecarよりは少しましかもしれない。AutomatorがShortcutsになるようで,ますます,iPadとMacの融合が進んでいる。この先の世界には何がくるのだろう。
2021年5月18日火曜日
MacBook Air M1(4)
MacBook Air M1(3)からの続き
4月18日にMacBook Air M1 がやってきてからちょうど1ヶ月になる。このところCPU負荷がつねに30-40%を越えて,CPU温度が70-80℃となっていた。Apple シリコンのM1チップを搭載したMacは発熱が少ないのが特徴だったはずなのになぜだ。すべてのアプリを終了させてスリープした状態で一晩寝かせ,朝を迎えてもパームレスト部分が暖かいのである。
さすがにおかしいと思って,アクティビティモニタで調べてみると,なんとアンチウィルスのSophosが非常に大きなCPUタイム消費の原因だった。さっそくこれを取り除いた。ウィルス対策は,ClearnMyMacのアンチウィルス機能に頼ることにする。おかげで,CPU負荷は5%,温度は35℃前後まで下がった。やれやれ。
なお,MacBook Air M1(2)で書いていた「jupyterlabが動かない問題」はしばらく前に以下のようにして解決した。これで残ったのは pythonの機械学習ライブラリ scikit-learn が動かないことくらいである。
/opt/homebrew/opt/python@3.9/bin/python3.9 -m pip install --upgrade pip
pip3 install jupyterlab
jupyter lab -> error
jupyter lab build -> error
brew install node.jsjupyter lab buildjupyter lab
2021年5月17日月曜日
スクリーンタイム
アップルの macOS や iOS には,端末やアプリの使用時間 を記録したり制限したりするツールとしてスクリーンタイムが準備されている。NHKの朝の情報番組「あさイチ」のスマホ認知症特集で登場したのでチェックしてみた。
なお,司会の博多花丸大吉は好感がもてるけれど,「あさイチ」の生活の知恵的特集にはいまイチのものも散見される。「チコちゃんに叱られる」や「ガッテン」も同様で,眉唾で楽しむ必要がある(特に脳科学者などの肩書きででてくるものに注意)。
まあ,まじめな顔(疑似客観性や疑似中立性)を装いながら,著しく操作/加工された情報を流したり,重要な情報をシカトするNHKの報道番組よりは数段ましかもしれない。もっとひどいのは吉本芸人を使って大阪維新や菅政権の提灯持ちをする民放のニュースワイドショーなのだが。
話をもとに戻して,自分の端末のスクリーンタイムのデータ(5月1日〜5月16日)を確認したところ,iPhoneの利用時間は平均2時間10分ほどだった。利用アプリベストスリーは,Facebook,Twitter,LINEである。これに対して,MacBook Air の利用時間は平均11時間50分で,その内訳は,Safari 8時間,YouTube 3時間,twitter 1時間,blogger 30分,Wikipedia 30分といったところだ。いいようなわるいような。
なお,ほとんど信用できないスマホ認知症のチェックリストの点数は12点である。GIGAスクールが進めば,子どもの端末使用時間は12時間を軽く越えてくるのは間違いないので,もう少し科学的なメリット・デメリットの分析と評価が必要になるはずだ。現在のゲーム・スマホ有害論のほとんどはそれ自身が有害だと思われる。
2021年4月24日土曜日
MacBook Air M1(3)
MacBook Air M1(2)からの続き
前回,Processingが動かないと言ったが,正しいJDKが入っていなかったからなのかもしれない。arm対応のJDKが,AZULから入手できた。OpenJDK Runtime Environment Zulu16.28+11-CA (build 16+36) ということで,Processing 4.0α3をインストールしたところ無事に動作した。
その他は次のとおり
(1) Wolfram Engine 12の導入ができた。これをjupyterで実行したところ,無事にMathematicaが動作したが,バージョンが12.2かどうかはわからなかった。これが起動している状態では,カーネルの動作数が制限を越えたということで,元々インストールしていた Mathematica 12.0は動かなかった。
(2) iPad Proを sidecar で繋ぐことができた。ミラーリングでも別ディスプレイでも動くことは動くのだけれど,なぜか想像していた動作とは違うのと,本体の解像度が勝手に変わったりして微妙に使いにくい。macOSX用の GoodNotes 5 があるので,なんとかタブレット代わりには使えるとは思うが,AirDrop が優秀なのでつながなくても十分に使えてしまう。
(3) Time Capsuleのタイムマシンが動いた。無線でつながっている上に,2TBのハードディスクが遅いので,フルバックアップに10時間ほどかかるがそれでも一応の安心感は得られる。
(4) Apple USB スーバードライブがつながった。ドライブが空の状態ではデスクトップにアイコンが表示できないのでどうかと思ったが,ディスクを入れると無事に認識してアイコンが表示された。
(5) iPhone SE2 のバックアップができた。このためMacBook Air M1の1TBストレージの使用量は330GB,残量は700GBを切った。
(6) 環境設定のキーボードで指定した後も,標準の日本語入力で\と¥の入れ替えがうまくいかないような気がしたが,今日は正しく動作している。なんだったのか?