オンラインの詐欺事件が横行する今日この頃,クレジットカード会社も対策のために怪しい決済の検知にいとまがない。このためしばしば,利用者がトラブルに巻き込まれる。通常は,不正利用検知による一時制限措置のお知らせをクリアすればいいのだけれど・・・。
1.注文Aと問題の発生
(1) 昨日W 13:30 アップル心斎橋店にて,オンラインで商品Aを購入。(2) 昨日M 13:31 アップルストアからAのご注文内容確認のお知らせ。
(3) 昨日M 13:34 〈重要〉三井住友カード不正利用可能性+利用確認。→→ 本人利用確認✓
(4) 昨日M 14:27 〈同上〉 三井住友カード利用確認OK+利用制限解除+決済不成立。
(5) 昨日T 14:33 上記の件をアップル心斎橋店に電話確認(10分) → 再注文必要とのこと
(6) 昨日S 16:00 アップルから支払い処理に問題ありとのSMS連絡。
店頭にはないオンラインのみの製品だったので,スタッフの丁寧な説明と店頭サポートで問題なくオンライン購入プロセスが完了した。ところがあとで気がつくと,三井住友カードから異常発見通知がきて決済過程は停止していた。(W:ウェブ,M:メール,T:電話,S:SMS)
2.再注文A'とキャンセルと
(7) 昨日W 17:10 自宅に帰り,オンラインのアップルストアで商品A'を購入しなおす。
(8) 昨日 M 17:12 アップルストアからA'のご注文内容確認のお知らせ。
(9) 昨日 M 17:19 アップルストアから支払い問題発生の連絡(実は最初のAの件)
(10) 昨日 W 17:20 あわててアップル商品Aのキャンセル実行
(11) 昨日 W 17:21 〈重要〉三井住友カード不正利用可能性+利用確認。→ 本人利用確認✓
(12) 昨日 M 17:30 アップル商品A'キャンセルのお知らせ
(13) 昨日 M 17:33 〈重要〉三井住友カード不正利用可能性+利用確認。→ 本人利用確認✓
(14) 昨日 M 17:34 〈同上〉 三井住友カード利用確認OK+利用制限解除+決済不成立。
(15) 昨日 M 17:43 〈同上〉 三井住友カード利用確認OK+利用制限解除+決済不成立。
注文Aの件はクリアされたと思ったまま,新たに再注文A'を実行したら,Aの件は片づいていなかった(アップルでは待ち状態)。重複注文になったので,あわてて再注文A'をキャンセルした。これはOK。
3.問題の継続と解消へ
(16) 本日 M 1:31 〈重要〉三井住友カード不正利用可能性+利用確認。→→ 本人利用確認✓
(17) 本日 M 4:59 〈同上〉 三井住友カード利用確認OK+利用制限解除+決済不成立。
(18) 本日 T 9:14 アップル相談窓口に電話連絡(16分)
(19) 本日 M 9:15 アップルID確認リクエスト通知。上記プロセスで必要なID確認の結果。
(20) 本日 S 9:17 〈重要〉三井住友カード不正利用可能性+利用確認。→ 本人利用確認 ×
(21) 本日 T 9:47 三井住友カード相談窓口に電話連絡(9分)→人力で解除
アップルは,決済不成立の場合待ち状態で数時間後に自動でリトライするようだ。これが夜中の(17)の現象。しかし再度,三井住友カード側にはねられてしまう。まあ,確かに怪しい動きではあるよね。朝起きるとこれに気づいたので,本人利用確認✓をして制限解除した。
このままだと永遠の不成立ループになるので,とりあえずアップルの窓口に電話連絡。三井住友側でクリアできれば,自動的に決済に進むとの説明。この途中で,三井住友カード側は,本人利用確認もエラー×ではねられるようになってしまう。これではどうしようもない。三井住友カードの窓口に電話して,事情を説明し,手動で解除してもらう。あとは待つのみ。
4.問題の解決
(22) 本日 M 15:33 アップルご注文ありがとうございます。
(23) 本日 M 16:57 アップル商品出荷連絡。
(24) 本日 M 18:15 アップル請求金額のお知らせ。
とりあえず問題は解決した。トラブったときの電話が困る。アップル心斎橋や,アップルストアは余裕で10分以上待たされて音楽を聴き続けた。三井住友カードは,AIチャットに誘導されるのだが,これが使いものにならない。ネット上を10分以上たらい回しにされて,ようやく電話番号を発見することができた。電話番号がみつかりにくいだけあって,電話すると窓口にはすぐにつながった。
現金ではなく,カードとオンライン決済とスマホ決済の時代は便利になったかというと,それはそうなのだけれど,問題発生時にとんでもなく面倒なことになる。JRのみどりの窓口も廃止がすすみ,郵便サービスは縮小され,銀行の店舗やATMも減らされ,役に立たないマイナンバーカードでの認証が強制される,とんでもないDX社会が到来しようとしている。災害や戦争には圧倒的に脆弱だし,持続可能性の欠片もみえないDX社会だ。
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