2024年5月7日火曜日

rabbit r1


サンフランシスコの,Basuke SuzukiさんとTatsuhiko Miyagawaさんが,偶々相次いで,rabbit r1の使用レポートをあげていた。日本でも買えるのかもしれない。1月のCESで話題になっていたらしいが,たぶん出荷が開始されたのではないか。

rabbit r1は何かとたずねて,正しい答えを与えたのは,Perplexityだけ。ChatGPTとClaude は答えられず。GeminiとCommand R+は,電気自動車だというハルシネーションが返ってきた。Perplexityは筋がいいのだけれど,日本語の問題(「すなわち」の同義語や類義語や「いいかえ」を20種類列挙してください。)では他の生成AIチャットに比べると壊滅状態だった。理数系は得意だけれど,国語と社会が苦手な子のようだ。
Q(koshix):
rabbit r1 の仕様とコンセプトを説明してください。

A(perplexity)
rabbit r1は、パーソナルAIアシスタントデバイスです。主な特徴は以下の通りです:

・小型で持ち運びやすいデザイン。スマートフォンのようなサイズ感です。
音声操作に対応し、ユーザーの指示に応じて様々なアプリやサービスを代わりに操作することができます。
・独自のLarge Action Model (LAM)というAIモデルを搭載しており、複雑なタスクを一連の流れで自動的に完了することができます。
・画像認識機能も備えており、カメラで撮影した物体の種類を識別したり、食材の情報を表示したりすることができます。
・翻訳、音声メモ、音楽再生など、スマートフォンでできる機能をコンパクトなデバイスで実現しています。
・有料のサブスクリプションモデルはなく、199ドルで購入可能です。ただし通信機能を使うには別途SIMカードの契約が必要です。

つまり、rabbit r1は手のひらサイズのパーソナルAIデバイスで、音声操作とAIの高度な機能によって、ユーザーの代わりにさまざまな操作を行うことができるのが特徴です。
グラスタイプのAIアシスタントならば,ポケットから取り出す一手間が不要だ。スマートフォンにアプリとしてのせられればいいのだけれど。ワンアクションは,新しいiPhoneならば,サイドボタンで対応できるはずだし。Vision Proでなくてよいから,軽いウェアラブルAI支援デバイスの登場が待たれる。


写真:rabbit r1 (rabbit.techから引用)

P. S. ユカスタポッドキャスト[1]で解説されていたけど,中身は単なるAndroidで,ユーザインターフェイスが悲惨,SIMカードが必要で,予告されている機能の多くが未実装,安いけれども買ってレビューする気もしない。とのことだった。

[1]今週のテックニュース(ユカスタポッドキャスト)

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