文部科学省は、学校管理下での事件・事故への対応を向上させるため、平成26年度に有識者会議を設置し、調査やヒアリングを実施、平成28年に「学校事故対応に関する指針」が策定された。その後、被害児童や家族への支援が不十分であることや、死亡事故の報告漏れなどの課題が指摘された。そこで、令和4年度に「学校安全の推進に関する有識者会議」を改めて設置し、指針の見直しに着手した。令和6年3月に指針の改訂版がまとめられ、事前の体制整備や事故発生時の対応、心のケア、再発防止など、児童や教職員の安全を確保し、児童が安心して活動できる環境を整えるより実効性のある内容となった。
芥川龍之介が「蜘蛛の糸」を発表して百年。高二の秋の文化祭,クラスの仮装行列のテーマが 蜘蛛の糸だった。お釈迦様の極楽タワーの竹を近所から切り出し,地獄の焔と煙の絵を描いた。犍陀多に続いて蜘蛛の糸(登山部の赤いザイル)に群がる地獄の亡者だったころ。
2024年4月8日月曜日
学校事故対応に関する指針
2023年12月18日月曜日
モーリーの定理
In[1]:= c[a_, b_] := Pi/3 - a - bIn[2]:= p[a_, b_] := Tan[3 b]/(Tan[3 a] + Tan[3 b])q[a_, b_] := Tan[3 a] Tan[3 b]/(Tan[3 a] + Tan[3 b])In[3]:= p1[a_, b_] := Tan[b]/(Tan[a] + Tan[b])q1[a_, b_] := Tan[a] Tan[b]/(Tan[a] + Tan[b])In[4]:=p2[a_, b_] := (p[a, b] Tan[3 b + 2 c[a, b]] + q[a, b])/(Tan[2 a] + Tan[3 b + 2 c[a, b]])q2[a_, b_] :=Tan[2 a] (p[a, b] Tan[3 b + 2 c[a, b]] + q[a, b])/(Tan[2 a] + Tan[3 b + 2 c[a, b]])In[5]:=p3[a_, b_] := (p[a, b] Tan[3 b + c[a, b]] - Tan[2 b] +q[a, b])/(Tan[3 b + c[a, b]] - Tan[2 b])q3[a_, b_] := -Tan[2 b] (((p[a, b] - 1) Tan[3 b + c[a, b]] +q[a, b])/(Tan[3 b + c[a, b]] - Tan[2 b]))In[6]:= (p1[a, b] - p2[a, b])^2 + (q1[a, b] -q2[a, b])^2 - (p2[a, b] - p3[a, b])^2 - (q2[a, b] -q3[a, b])^2 // SimplifyOut[7]= 0In[8]:= (p2[a, b] - p3[a, b])^2 + (q2[a, b] -q3[a, b])^2 - (p3[a, b] - p1[a, b])^2 - (q3[a, b] -q1[a, b])^2 // SimplifyOut[9]= 0
2023年12月15日金曜日
Duolingo
2023年12月12日火曜日
四角形
2023年12月10日日曜日
PISA2022
2023年12月9日土曜日
三角形(3)
2023年12月3日日曜日
球形キャパシタ
2023年11月18日土曜日
三角形(2)
2023年11月17日金曜日
三角形(1)
2023年11月16日木曜日
相似形
2023年10月13日金曜日
PBL
Q:「課題の設定者が教員か生徒か」「課題が教科限定的か学際的か」「評価のポイントはプロセスかアウトプットか」「期間は短いか長いか」という観点では,問題解決型学習(Problem Based Learning)と課題探究型学習(Project based Learning)の違いがどうなりますか。
A:以下は、問題解決型学習(PBL)と課題探究型学習(PjBL)の違いをそれぞれの観点で比較したものです。課題の設定者が教員か生徒か:PBL: 問題の設定者は通常教員であり、学習者に対して特定の問題を提供します。PjBL: 学習者が自ら興味や関心に基づいてプロジェクトを選び、課題を設定します。課題が教科限定的か学際的か:PBL: 問題は通常特定の教科に関連しており、その教科における問題解決を中心に学習が行われます。PjBL: 課題は学際的であり、複数の教科を組み合わせてプロジェクトを通じて学習が行われます。評価のポイントはプロセスかアウトプットか:PBL: 評価の重点は、問題解決のプロセス、つまり学習者がどれだけ効果的に問題に取り組んだかに置かれます。PjBL: 評価はプロジェクトのアウトプット、つまり成果物やプロジェクトの完成度に焦点を当てます。期間は短いか長いか:PBL: 問題解決の期間は比較的短い場合が多く、特定の問題に対処する短期的な活動が一般的です。PjBL: プロジェクトの期間は通常長く、複数の週や学期にわたって続く場合があります。これらの要素に基づいて、PBLとPjBLは異なるアプローチを取ります。PBLは特定の問題に焦点を当て、その解決策を見つけるためのプロセスに重点を置きます。一方、PjBLは学習者の興味や関心を反映したプロジェクトを通じて、幅広い学際的な学びを促進します。
これはあくまでもChatGPTの見解 (もしかすると平均的な世論)であることに注意が必要。これにアクティブラーニングの定義をどうするか問題を加えるとさらに混乱は必至である。
[1]今、求められる力を高める総合的な探究の時間の展開(小学校編,文部科学省)
2023年9月22日金曜日
フィンランドの教育(2)
2023年9月21日木曜日
フィンランドの教育(1)
フィンランドの教育・文化省が, 現状をレビューした報告を2023年1月に出していて,その英文要約を見ることができる。これをChatGPTで更に要約して,DeepLで翻訳したものを次に示す。
フィンランドの教育・文化省は、フィンランドの教育・文化セクターの過去数十年の変遷に焦点を当てた初の「ビルドゥング・レビュー」を発表した。主なポイントは以下の通り:
歴史的概観: 1950年代から1990年代初頭にかけて、フィンランドの教育部門は大きな成長を遂げた。総合学校、高等教育の改革、高等教育の拡大により、より多くのフィンランド人が教育を受けられるようになった。1990年代初頭には、図書館や芸術機関のネットワークも充実した。
1990年代の課題: 1990年代には教育資金が削減され、若者の教育レベルの上昇が止まり、学習成果が低下した。図書館もまた、様々な芸術分野への助成が減少し、利用者の減少という課題に直面した。
最近の動き: 2010年代半ば以降、就学前義務教育が導入され、義務教育が延長された。特にコロナウイルス危機の際には、高等教育の機会も拡大した。2030年までに研究開発資金を増強する必要性についてはコンセンサスが得られている。
学習成果: フィンランドでは2000年代前半、特に読解力と数学の学習成果が急速に低下した。しかし、国際比較では、フィンランドの学生の成績は依然として良好である。社会的背景や性別による学習成果の格差が拡大している。
教育レベル: フィンランド国民の教育レベルは低下しており、1978年生まれは最も教育水準が高い。しかし、最近の傾向では、より若い年齢層がこのレベルを上回る可能性がある。
教職: フィンランドの教職は年々尊敬を集めており、フィンランドの教育制度の学術的教育と国際的評価が重要な役割を果たしている。
研究開発: 研究者の数は、特に企業部門で急増している。大学も研究範囲を広げている。
公共図書館: 1990年代には公共図書館への資金援助が減少し、図書購入の減少や貸出者数の減少につながった。
文化・芸術: 文化分野は、雇用の減少など困難に直面している。しかし、映画など様々な芸術の観客は増加している。
スポーツ: 成人のスポーツ参加率は依然として高いが、学童の有酸素運動能力は低下している。自治体によるスポーツ施設の建設は、年々変動している。
学資援助: 学生支援:1990年代の不況以降、学生支援にかかる費用は減少している。
これが,いまさらながらネットで取り上げられて(フィンランド教育は失敗だったとフィンランド政府が公式に認めました), フィンランド教育をディスる輪が広がっている。まあ,こういう自己分析ができるだけよいと思う。日本の文部科学省や政府は自分の政策が間違っていたとは絶対に認めないだろう。
[1]OECD生徒の学習到達度調査(PISA)(国立教育政策研究所)
2023年8月22日火曜日
教育と倫理(6)
なお,田中はカトリックの自然法論を思想的背景としており,「人格」の理解にも宗教的な色合いが濃い.つまり「人格の概念」は,人間が「自己の中にある動物的なものを克服して,神性に接近する使命を担っていることを内容とする」のであり,「人格の完成」も,人間を超える完全な人格の模範を必要とするから,「超人間的世界すなわち宗教に求めるほかはない」.今日の教育基本法の「人格の完成」という表現の背後には,こうした宗教的な人格理解がある.
人格は自由と分離すべからざる関係にある。人間が本能、衝動、情欲等を制御克服し、道徳的に行動する場合において、自由であり、自主的である。・・・以上のべたところによって人格は、教育基本法第一条の前身ともいうべき教育刷新委員会の建議中にいわれている「人間性の開発」の人間性と同じ意義のものではないことがわかる。・・・人間性の開発という表現は現実の人間性を意味するものと誤解される懸念があるから、人格の完成を以て一層適当とするのである。(田中耕太郎『教育基本法の理論』72~78頁参照)
このように人格の完成という目的達成のためには、道徳的自由、すなわち意志の自律の存在が必須となるのです。さらにカントは、『単なる理性の限界内における宗教』という著作の中で、人間の素質を、①「生物としての人間の動物性の素質」、②「生物であると同時に理性的な存在者としての人間性の素質」、③「理性的であると同時に引責能力のある存在者としての人格性の素質」の三つに区分します。ここで示された三つの素質は、教育基本法における教育の目的が「人間性の開発」ではなくて「人格の完成」となった理由を理解するには有用です。恐らく田中耕太郎もカントのこの3区分を知っていたのではないかとも考えられます。
2023年8月21日月曜日
教育と倫理(5)
目的明示の原則:個人情報を収集する際には,その利用目的を明確にし,その目的の範囲内でのみ情報を使用する。不必要な情報を収集しないよう努めることも含まれる。利用範囲の原則:収集した個人情報は,事前に明示または公表した利用目的の範囲内でのみ使用し,その目的外での利用や第三者への提供は原則として行わない。収集過程の原則:個人情報は,適切な方法で,利用目的を達成するために必要な範囲内で収集する。不正な手段や偽りの手段での収集は禁止される。真正情報の原則:収集した個人情報は,利用目的を達成するために必要な正確性と最新性を持つように努める。不正確な情報は適切に訂正や削除を行う。情報保護の原則:個人情報は適切に管理し,不正アクセス,紛失,破壊,改ざん,漏洩などのリスクから保護するための措置を講じる。過程公開の原則:個人情報の取扱いに関する方針や手続きを公開し,透明性を確保する。また,収集した情報の内容や利用目的などを適切に開示する。個人参加の原則:個人が自らの情報にアクセスしたり,訂正や削除を求めることができるような仕組みを提供する。これにより,情報の正確性や適切な利用を保証する。管理責任の原則:個人情報の取扱いに関する責任を組織全体で負う。組織のリーダーや管理者は,適切な管理や教育を行い,情報の適切な取扱いを確保する。
2023年8月20日日曜日
教育と倫理(4)
2023年8月19日土曜日
教育と倫理(3)
また本研究では,問題行動の指標として,学校現場で日常的に記録されている生徒指導上の問題の記録をデータ化して用いた。これは,問題行動予防のための取り組みの成果を,学校現場内で常にモニタリングするために有効かつ比較的低コストなデータ収集方法である。児童生徒の問題行動予防のための効果的な取り組みが求められる中で,今後は学校内で日常的に運用可能なデータ収集システムを確立し,問題行動を予防するための組織的支援の効果について,実践研究を積み重ねていく必要がある。
2023年8月18日金曜日
教育と倫理(2)
Q:User教室全体の様子を赤外線カメラにおさめて,学生や生徒が居眠りしているかどうか(個人までは識別しない)をAIによって(深層学習システムを用いて)画像解析し,これを授業改善に結びつけるシステムの開発に成功したという教員養成系大学の研究グループからの発表がありました。これに対して,賛否両論があって議論が盛り上がっています。教育工学あるいは教育倫理学の立場から,このシステムの可能性をどのように評価すべきでしょうか。あるいはどのような問題点を抱えているでしょうか。具体的に箇条書きによって解説してください。
A:ChatGPTこのようなシステムには確かに多くの可能性がありますが、同時に多くの問題点も考慮する必要があります。教育工学や教育倫理学の視点から考慮すべきポイントを以下に箇条書きでまとめます。可能性1. 授業改善:生徒の反応をリアルタイムでキャッチすることで、教師が授業の内容やペースを調整する手助けとなる。2. データ駆動の教育:長期的なデータ分析により、特定のテーマや時間帯に生徒の興味が低下する傾向などを発見できる。3. 個人情報保護:個人を識別しないシステムであれば、プライバシーの懸念が少なくなる可能性がある。問題点1. プライバシーの侵害:個人を識別しないとしても、生徒の行動を監視することはプライバシーの侵害と見なされる可能性がある。2. 圧力とストレス:このようなシステムが導入されると、生徒が常に監視されていると感じることでストレスを感じる可能性がある。3. 評価基準の偏り:居眠りをする生徒が授業に興味がないとは限らない。体調や前夜の睡眠不足など、多くの要因が考慮されるべきである。4. 技術的誤検知:AIの誤検知や技術的な制約により、正確なデータが得られない場合が考えられる。5. 教育の本質:授業の質を生徒の居眠りの有無で判断することは、教育の本質から逸脱する恐れがある。6. 倫理的な問題:教育現場での技術導入は、その目的や手段が明確である必要があり、適切なガイドラインや枠組みのもとで行われるべきである。以上のように、このシステムの導入には様々な側面が考慮される必要があります。教育現場での技術の利用は、その利点とリスクを十分に評価し、関係者全員の合意のもとで慎重に進めることが求められます。
2023年8月17日木曜日
教育と倫理(1)
「テクノロジーは道徳のない増幅機である」学習者の学びを支えたいのか、それとも、相手の行動を好き勝手にコントロールしたいのか、テクノロジーは人の欲望をグロテスク化させる。
この事例は開発者のかなりアレな学習観を暴露していて痛快ですらあるのだが、もっと踏み込んで言えば、大学広報として公式に扱う以上、組織の教育・学習観も所詮その程度のものということだ。
・・・途中のレスにもあったように、彼らの価値観は教師主導の授業改善がベースで(朝日新聞にはそう説明したんでしょう)、実はそこにあるデータ所有の非対称性や恣意的な解釈・権威付けが批判されているのに、それに気付けない。問題はそこにあります。
研究だから何でもイノセントでよいわけではなく、その背景や価値の方向付けにはこと自覚的であるべきで、倫理的・社会的にそれが許容されるのか否かについては余計に慎重であらねばならない、ということですね。
これはぜひ覚えておいて欲しいのですが、学習者視点の欠如はかなり深刻な問題です。
データの取得・分析・フィードバックが学校のような非対称の関係性のなかで行われれば、インフォームドコンセントの欠如、データの強制取得、データの恣意的運用による不利益が生じる可能性があります。これはテストデータや学習履歴についてもまったく同じです。
学習者側の直接的なメリットがあること、データハンドリングを学習者当事者に任せることが条件になると思います。一方的にデータを吸い上げて授業改善は理由になりません。
教育改革は教師だけの責任にしたり、学生の努力不足と決めつけてはならない。本当に改善を進めるためには、客観的な観察と記録が必要で、これは細部にわたる長時間の作業を要求する。
これまでは人間がその役割を担ってきたが、その作業負荷は大きすぎた。現代の技術を活用して、これらのプロセスをデータ化することが望まれていた。それは表面的な応用ではないという理解が必要だ。
だれが特に居眠り検出装置のような短絡的な目的のためにこれを作るのだろうか。もし居眠りするのであれば、それはその人に居眠りする理由が存在するのだ。しかし、今回の取組が報道によって、分かりやすい部分だけ切りとられることは、メディアの性質として避けられない現実。
もし私たちのプロジェクトがそのような切り取り方で紹介されることを嫌がるのであれば、情報を公開しなければいい。しかし、新たな取り組みが他の人々に利用されるためには、予想外の解釈をされる可能性を理解した上で、腹をくくって情報を公開しなければならない。道のりは遠い。
2023年7月27日木曜日
大学教育とChatGPT(15)
7月13日生成系AIの利用に関する留意事項について室蘭工業大学 情報化統括責任者
7月14日新潟産業大学 生成AI対処方針新潟産業大学 学長 梅比良眞史7月19日ChatGPTなどの生成AIの利用について大阪学院大学7月19日生成AIの利用に関するご案内星薬科大学 情報企画室7月19日ChatGPTをはじめとする生成AIの利用について日本文理大学 教育推進センター長7月20日旭川医科大学における生成AIの利用について旭川医科大学7月20日生成AIに関する本学の方針について共愛学園前橋国際大学 学長 大森昭生7月20日対話型生成系AI(生成AI)の使用について昭和女子大学 学長 金尾朗7月20日学修におけるChat GPT等の生成AIの利用について和歌山大学 理事(教育担当)7月20日生成AI(ChatGPT等)を活用するためのガイドライン平安女学院大学 学長 谷口吉弘7月20日学修における生成AIの利活用に関するガイドライン金沢星稜大学 学長7月20日チャットGPT等における生成AI(人工知能)の利用についてびわこ成蹊スポーツ大学 学長 大河正明・学部長 黒澤毅7月21日生成系AIに関する本学の考え方について国際ファッション専門職大学 学長 近藤誠一7月21日チャットGPT等の生成系AIの利用について東京女子体育大学7月21日信州大学の学修・教育におけるAI活用に関するガイドラインについて信州大学 教育企画委員会7月21日東洋英和女学院大学における生成系AIの使用に関する指針東洋英和女学院大学 学長 星野三喜夫7月21日ChatGPT など生成系 AI の利用について西南女学院大学7月21日ChatGPT 等をはじめとする生成 AI の利用について愛知みずほ大学 学長 大塚知津子https://www.mizuho-c.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2023/07/ChatGPT.pdf
7月24日本学における生成AIの使用に関わる留意点について跡見学園女子大学学長 小仲信孝
7月24日生成AI(Chat GPT等)の活用に関する注意喚起について拓殖大学 学長 鈴木昭一