2025年1月23日木曜日

次期学習指導要領

12月25日,学習指導要領の改訂に向けた検討が中央教育審議会に諮問された。もう,方針を与えた上で生成AIに決めてもらったほうがよいのではないか。

Q(koshix):
日本の教育課程は教育基本法に基づいて編成され,ほぼ10年に1度改訂される学習指導要領によってその内容が規定されている。2024年12月25日,中央教育審議会において学習指導要領の改訂が文部科学大臣によって諮問された。これまでとの大きな違いは,最近登場した生成AIが誰にでも利用可能な時代になっており,それにふさわしい教育制度や教育内容が求められているからだ。

例えば次のような項目が検討課題であると報道されている。
▼生成AIの発展などを踏まえ、知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びのあり方
▼デジタル分野を含めた先端技術の教育の充実
▼情報モラルやメディアリテラシーの育成強化
▼自動翻訳機などが普及する中での外国語教育のあり方
▼子どもたちが多様な能力や個性に応じ、それぞれのペースで学習を進められる教材や方法

そこで,従来の教科・科目構成や教育内容を根本のところから見直す必要があると考えられる。その構成原理は,(1) 道徳を人権と倫理と法という概念に包摂解消させて,家庭生活や社会生活におけるスキルと共同性の獲得へと統合する,(2) 総合的な学習の時間と特別活動は統合し,小学校における外国語活動も国際理解アクティビティとしてこの中に解消し,地域に根ざして各教科を結ぶための自由度の高い総合教科として活かす,(3) 芸術とスポーツ表現・言語表現活動は統合する,(4) 保健・健康・運動・食育などは身体科学や性教育を含めて独立させる。(5) 国語・社会・算数/数学・理科などは,コンピュータ操作やネット空間での活動スキルも含めて,基本的な言語・数理スキルと,応用的な世界認識基礎の確立として複数教科に整理する。

この考え方に沿って,小中学校を一貫して整理された新しい教科(必要があればその内訳となる科目)を設定し,そこでの学習目標や学習内容の柱を立ててください。また,各学年におけるそれらの教科に配当される時間数の目安を定めてください。

現在の学習指導要領では,
付1:小学校は,各教科(国語,社会,算数,理科,生活,音楽,図画工作,家庭,体育,外国語),特別な教科(道徳),外国語活動,総合的な学習の時間,特別活動,からなる。
付2:中学校は,各教科(国語,社会,数学,理科,生活,音楽,美術,保健体育,技術・家庭,外国語),特別な教科(道徳),総合的な学習の時間,特別活動,からなる。

A(ChatGPT 4o):
以下は新しい学習指導要領案に基づき、小中学校を一貫して整理した新しい教科構成、学習目標、学習内容の柱、および学年別配当時間の目安です。

新しい教科構成
1.人間と社会
統合対象:国語、社会、道徳
目標:言語能力、批判的思考、倫理的判断力を育み、社会との関わりを理解する。
内容の柱:
・人権と倫理: 社会生活における法と共同性の理解。
・歴史・地理・現代社会: 自国文化と世界の多様性の理解。
・言語表現: 論理的文章作成と口頭表現能力。
2.数理と科学
統合対象:算数/数学、理科
目標:論理的思考力と自然科学への理解を深め、データ活用や問題解決力を養う。
内容の柱:
・基本的な数理スキル: 計算、統計、幾何学。
・科学的探究: 生物、物理、化学、地学の基礎。
・デジタルスキル: プログラミング、AI活用基礎。
3.健康と身体表現
統合対象:体育、保健、食育、性教育、音楽、美術、家庭
目標:心身の健康を重視し、自己表現やチーム活動を通じた身体的・芸術的能力を育成する。
内容の柱:
・健康管理: 基本的な身体ケアと栄養学。
・性教育と倫理: 自己理解と他者理解の促進。
・芸術と運動: 創造性と身体能力を統合的に高める活動。
4.国際と情報
統合対象:外国語、情報教育、総合的な学習の時間(国際理解活動)
目標:グローバルな視点とデジタルリテラシーを備えた次世代市民を育成する。
内容の柱:
・外国語運用: 自動翻訳ツールを活用しながらの実践的コミュニケーション。
・メディアリテラシー: 情報選別力と安全なネット利用スキル。
・国際理解: 異文化への尊重と協働の態度。
5.自由探究
統合対象:特別活動、総合的な学習の時間
目標:各自の興味・関心に基づく探究活動を通じ、創造性と自己表現力を育む。
内容の柱:
・地域連携活動: 地域社会と結びついた課題解決。
・個別探究: 生徒個人が選んだテーマについての深掘り学習。
・プロジェクト型学習: チームでの共同作業を通じた課題達成。
     
学年別配当時間の目安
以下は週あたりの授業時間数の目安(単位: 時間)です。
学年 人間社会 数理科学 健康表現 国際情報 自由探究  合計
小1〜2  5    5    5    2    3   20
小3〜4  5    5    5    3    3   21
小5〜6  5    6    4    4    3   22
中1     4    6    4    5    4   23
中2     4    6    4    5    4   23
中3     4    7    4    5    4   24

この案は、学びの深さと柔軟性を重視し、生成AIやデジタル技術を活用できる人材の育成を目指した構成となっています。さらに調整や追加提案が必要であればお知らせください。


Q(koshix):
1.  科目立てはこれでOKです。この科目において,各学年区分で何を教え学ぶかという項目を,具体的にリストアップしてください。長い文章表現にはしなくて結構です。
2. 月から金までの5日間に給食を挟んで午前午後と時間を割り振りますが, 配当時間の妥当性について確認してください。1時間は何分授業を意味していますかね。

A(ChatGPT 4o):
1.各科目の学年区分での学びの具体的内容リスト
(1) 人間と社会
小1〜2:
・あいさつやルール(人権の基本)。
・地域の人々や自然。
・日本の昔話・民話。
小3〜4:
・日本の文化と四季。
・地域社会と公共施設の役割。
・基本的な倫理観(助け合いの意識)。
小5〜6:
・日本の歴史と主要出来事。
・基本的な法律と人権教育。
・意見のまとめ方や発表スキル。
中1:
・世界地理と日本の位置づけ。
・多文化共生社会の考え方。
・文章構成の基礎(意見文)。
中2:
・日本の近代史。
・法と道徳の違いと役割。
・プレゼンテーションスキル。
中3:
・世界史の基礎。
・現代社会問題(SDGsなど)。
・批判的思考力を育てるディベート活動。

(2) 数理と科学
小1〜2:
・基本的な足し算・引き算。
・身の回りの自然観察。
小3〜4:
・掛け算・割り算。
・実験を通じた水や空気の性質理解。
小5〜6:
・分数と小数計算。
・地球と宇宙の基礎知識。
・プログラミングの基本操作。
中1:
・文字式と方程式。
・植物や生態系の基礎。
・初歩的なデータ解析スキル。
中2:
・連立方程式・図形の基本。
・化学変化とエネルギーの仕組み。
・AIを活用した簡単な問題解決。
中3:
・確率・統計。
・力学と電磁気学。
・プログラム開発の基礎。

(3) 健康と身体表現
小1〜2:
・基本的な運動(走る、跳ぶ)。
・簡単な楽器演奏や歌唱。
小3〜4:
・チームプレーの基礎(球技)。
・絵画や工作の基本技法。
小5〜6:
・健康管理(食事と運動)。
・簡単な舞台表現やスポーツ競技。
中1:
・心と体の発達理解。
・本格的なスポーツ競技技術。
中2:
・性教育と健康管理の実践。
・美術と音楽の応用表現活動。
中3:
・社会での身体表現スキル(就活など)。
・チームプレーのリーダーシップスキル。

(4) 国際と情報
小1〜2:
・簡単な英語の挨拶や単語。
・タブレットの安全な使い方。
小3〜4:
・英語の基本的なフレーズ。
・ネット検索と情報の整理。
小5〜6:
・英語の自己紹介や日常会話。
・メディアリテラシーの基本。
中1:
・外国文化の理解と挨拶表現の応用。
・SNSの利用と倫理。
中2:
・英語での意見表明(簡単な文)。
・情報の評価・選別能力。
中3:
・英語プレゼンテーション。
・AIを活用した課題解決の実践。

(5) 自由探究
小1〜2:
・好きな動物や自然について調べる。
・地域のイベント参加。
小3〜4:
・グループでテーマを決めて調査活動。
・簡単な手作り作品の発表会。
小5〜6:
・地域問題を考える活動。
・個人探究プロジェクト。
中1〜3:
・チームで地域課題解決策の提案。
・進路に向けた個人研究の発表。

2.配当時間の妥当性
現在の1時間は 45分授業 を想定しています(小中学校で一般的な授業時間)。

(1) 1日あたりの授業時間数
午前:3時間(例: 9:00〜11:45)。
給食・休憩: 12:00〜13:00。
午後:2時間(例: 13:15〜15:00)。
1日合計:5時間(45分 × 5コマ = 225分)。

(2) 確認ポイント
週5日間 × 5時間 = 25時間(45分授業 × 25コマ)。
提案した配当時間合計(小学校: 20〜22時間、中学校: 23〜24時間)は余裕を持って収まる範囲内です。

(3) 改善案
必要に応じて午前中に4コマ、午後に3コマを設定し、1日を6時間授業に拡張可能(例: 特別授業や自由探究の増加)。
以上で計画は十分妥当性があり、現場運用可能と考えられます。調整が必要な場合はさらにご相談ください。

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