2025年1月27日月曜日

kindle unlimited

audibleからの続き

audibleがいまいちだと思っていたところに,kindle unlimitedが目についた。こちらも2ヶ月99円キャンペーン。kindle unlimitedの方は200万冊(日本語12万冊)以上読み放題で通常の月額料金が980円だ。これまでも何度か検討したことはあるし,最近はこれ以上紙の本を増やしたくないので,kindleで代用できる軽めの本はkindle版を買うようにしているのでしきいは低い。

とりあえず,トライしてみよう。と,早速お薦めがでていた。岩波現代文庫で上野千鶴子の「家父長制と資本制」,講談社文庫で立花隆の「中核と革マル」だ。前者は菅野完の推薦図書,後者は外山恒一の教養強化合宿のテキストなので,もしかすると自分の過去の検索履歴から抽出されたものなのかもしれない。ダウンロードはしてみたものの,果たして2ヶ月で読み切れるだろうか。少し不安。

kindle unlimitedの方は,コミックや雑誌なども含めて,ほとんど無限に出てくるので,それはそれで死ぬ前に欲望の海に埋もれてしまうパターンだ。いいのか悪いのか。audibleのことを考えれば,980円は安く思えてしまう。まだ,日本中に本屋がたくさん溢れていて,通勤帰りに毎日のように本を買っていた日々のことを考えると,月に高々980円というのは圧倒的にお得なのだけれど,年金生活者はちょっとだけためらってしまう。

もし,50年前にこのサブスクシステムがあったら,自分の読書体験は全く違ったものになっていたのだろうか。大学時代は毎週1-2冊のペースで本を読んでいたが,古本屋めぐりで対応していたので,それほど負担ではなかった。読書能力もそれが限界だろう。kindle unlimitedで解放される上限は,たぶん,コミックや雑誌など,お金を払う気がしないような,あるいはつまらない本に費やされることになりそうな気がする。良いような悪いような。
図:kindle unlimitedのロゴ(amazonから引用)


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