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2024年10月30日水曜日

安部公房伝:安部ねり

高校時代,先生がお休みで時間割が変更され早く終了することがあった(ような気もする)。それができない場合は,まれに図書館での自習となる。そんなとき本棚を漁って目についたのが,サルバドール・ダリの画集と安部公房(1924-1993)の短編集だった。

ダリは,中学校の美術の教科書に燃えるキリンが載っていた。山田雄治君と一緒に教科書に掲載されていた世界の名画を眺めながら作者当てをするのが楽しかった。

安部公房はどこから?世界SF全集の第32回配本(1971年5月)が,安部公房の第四間氷期他であり,それ以前から日本初の本格SF小説だとは耳にしていた。あるいは,現代国語の教科書に「赤い繭」か何かが掲載されていたのか?第四間氷期は残念ながら高校生の自分にはピンと来なかった。大学に入ってから読んだ砂の女他人の顔の方が圧倒的によかった。燃えつきた地図箱男密会方舟さくら丸では残念ながらそこまでのものは得られなかった。


その安部公房の伝記が,2011年3月に一人娘の安部ねり(1954-2018)によって出版された。安部公房全集全30巻をだしている新潮社によるこの本は,作家誕生,作家安部公房と人間科学,作家活動の周辺,インタビュー(安部ねりによる25名)の四部で構成されている。断片的な著者の思い出のコラージュという感じで,期待はずれだった。本人は,伝記部分と理論展開の部分から成り立っていると書いているが,ちょっと違う。肉親が故人の伝記を書くというのは難しいことだ。

この少し前に,Kindle版で山口果林(1947-)の「安部公房と私」を読んでいた。安部ねりの伝記では山口果林については一言も触れられていない。まあそんなものだ。山口果林の本も記憶のパッチワークかもしれないが,著者の自分史でもあって,より密度が高くて具体的だ(自分には,山口果林とミニスカートで巨泉・前武ゲバゲバ90分!に出ていた宮本信子のイメージが分離しにくくて困る)。

神奈川近代文学館が,安部公房の生誕100年を記念して「安部公房展−21世紀文学の基軸」を開催している(2024年10月12日〜12月8日)。この展示会公式図録本の方が安部公房の伝記としてふさわしいように思える。末尾には美術家として安部公房の舞台美術や本の装丁を担当した妻の安部真知(1926-1993)も少しだけ登場していて,安部ねりによる真知の略年譜もある。展示物の中にあった山口果林の大量の赤い大入袋はこの本には登場しない。


安部公房は,小説の著述にワードプロセッサを利用した最初期の1人だが,インターネットが商業化する前の1993年に亡くなっている。星新一(1926-1997)もそうだ。もちろんAIも。それにもかかわらず,彼らの小説の中にはほとんどそのイメージが予言されている。



写真:安部公房伝の書影(新潮社から引用,やたら上質の紙を使っている)

P. S.  1958年「世界」の座談会,荒正人,埴谷雄高,武田泰淳,安部公房でのイメージ
〈人工衛星・人工太陽・人工頭脳・人工生命〉 =〈宇宙開発・核融合・AI・バイオテク〉 そのままだ [7]。

[2]科学とフィクションそしてポストモダン(クリストファー・ボルトン)
[8]安部公房論(和田勉)

2024年10月13日日曜日

ピュア:小野美由紀

小野美由紀(1985-)のピュア。SFマガジン掲載時にnoteで公開され歴代一位20万PVをゲットした。という評判だったので早速トライして見た。ピュア,バースデー,To The Moon,幻胎,エイジ,身体を売ることの性科学SF 6編からなる短編集だ。

表題作のピュアは,恐竜のような身体を獲得して軌道上に生活するメスの人間が,蟷螂のように性交後のオスを食べてしまい,そのことによってのみ受胎が可能になった未来を描いている。オスは汚染された地球上で細々と生活している。捕食される側からみた物語がエイジであり,これらが対になっている。

どの作品も,ある種のディスとピアを表現しているのだけれど,そのディスとピアというのはいまだに夫婦別姓制度や同性婚制度に踏み切れない日本そのものに重なる。

巻末の水上文の解説から引用すると,その背景にあるのはこんなものである。
たとえば政治的意思決定の場,社会的に地位の高い職業の多くを占めるのは男性である。性暴力の被害者の大多数を占めるのは女性である。直接的な暴力がなくとも,社会に蔓延る性的対象化はその中で育つ人々の安全を損ない,尊厳を損ない,人生を狭め,また加害を正当化する。賃金格差と貧困,もちろん生殖を巡る問題もある。生殖は国家による管理の対象であり,2023年現在の日本では,明治時代につくられた刑法堕胎罪がいまだに存在し,人工中絶の配偶者同意要件は今も撤廃されないままである。



図:小野美由紀ピュアの書影(早川書房から引用)


2024年10月8日火曜日

AIとSF(2)


AIとSF(1)からの続き

1年4ヶ月ほどかかって,ようやくハヤカワ文庫JA 1551の「AIとSF」を読了した。頭も眼も霞む中,トリッキーなストーリのSF短編を読解するのは,なかなかに骨の折れる技である。この間,生成AIもかなり進歩しているが,この本の内容が時代遅れになっているほどではない。

最近は,テレビドラマをみても短編小説をよんでも,片っ端から記憶領域の外側に溢れ出てしまうので,印象に残ることが無くて困る。いや,困らないかもしれない。何度でも読み返せるのだから。前回の感想は,一編目の大阪・関西万博を扱った「準備がいつまで経っても終らない件」を読んだところまでだった。万博の方はそれらしく形が整ってきたので,始まってしまえば,マスコミの格好のオモチャになるだろう。行かないけど。

目次を見直しても,何が書いてあったかはあまりはっきりしない。津久井五月のナノマシンが東京の一部を汚染する様子とか,野崎まどの智慧錬糸がAI画像つきで笑えたとか,野尻抱介のサイドストーリーの核融合実現のインパクトは納得できるとか,麦原遼の感情を認識するAIの描写がよさげだとか,面白かった部分も。

それにしても,AIが自律的にネットワークにアクセスしてSNSに投稿するようになると,大変ややこしいことが起きるのは間違いない。ただでさえフェイクニュースが蔓延して困っている。そこに持ってきて,フェイクか否か,人間か否か,様々な意図に操られているか否か,がはっきり区別できない大量のテキストとイメージが満ちている情報空間というのはいったい・・・。

P. S. やっぱり円城塔は何度読んでもよくわからない。自分の読解力不足かなぁ。でもブッダ・コード 機械仏教史縁起 はちょっとトライして見たい。



図:AIとSF(ハヤカワ文庫JAから引用)

2024年10月2日水曜日

シュレーディンガーの少女:松崎有理

山手線が転生して加速器になりました。:松崎有理からの続き

先月発表された,文化庁による令和5年度「国語に関する世論調査」の結果は,読書離れの加速というニュースになってメディアを駆け回った。月に1冊も本を読まない人が6割を越えた,読書量が以前より減っているも7割だ,わぉう,というものだ。

この場合,電子書籍は読書した方にカウントされている。自分も正にその6割と7割に該当しているのであった。読書量が減っている理由は,1位:情報機器で時間がとられる(そのとおり),2位:仕事や勉強が忙しくて読む暇がない(これはあてはまらない),3位:視力などの健康上の理由(まあまあ,筋力かもしれない),4位:テレビの方が魅力的である(これも少しあてはまる)。

ただ,1位を選んでいるのはほとんど若者であって,70歳以上では,健康上の理由が1位でテレビの方が魅力的であるが2位なのだ。このあたりは自分と少し違うかもしれないが,確かにYouTubeやBlogと録画した韓国ドラマや映画で閑居老人の暇な時間が完全に溶けてしまう。

しかしながら,まだまだ読みたい本は沢山あって,かといって内容的にあるいは物理的に重い本を読み通すのは難しいので,軽い電子書籍からリハビリを始めることにした。

松崎有理の創元SF文庫の短編集,シュレーディンガーの少女は,6編のうちの2編(六十五歳デス,ペンローズの乙女)が無料でネット上に公開されていたので,ついでにKindle版を購入してしまった。

相変わらず,食へのこだわり(太っていたらだめですか?,秋刀魚,苦いかしょっぱいか)がみられたり,著者の出身の水戸第一高校のモデルが登場していたり(異世界数学),理系蘊蓄が適当に含まれている軽い読み物としては適当かもしれない。

シュレーディンガーの少女はいまひとつぴんとこなかったが,ペンローズの乙女の冒頭部分に,エミル・コノピンスキーの名前が出てきて,あれれと思って調べて見たら,昔,研究室の書棚にあったかもしれない The Theory of Beta Radioactivity の著者のEmil Konopinski だった。テラーと一緒に初期の水爆開発における検討をしていたのか。


図:読書離れの理由(上から16-19,20代,30代,40代,50代,60代,70- 文化庁から引用)

2024年9月10日火曜日

山手線が転生して加速器になりました。:松崎有理

松崎有理(1972-)の名前は,書店の本棚のシュレーディンガーの少女で見かけている。東北大学理学部(生命科学がバックグラウンドという話なのでたぶん生物学科?)の出身のエンタメ(SF)作家である。

タイトルが面白かったので,Kindleで入手してみた。短編集であり,6つの作品が収録されている。そのうち,山手線が加速器に転生する話は2編あるが,それぞれの話は独立だが,一つの仮想歴史世界線上(経済学者の目から見た人類史:行方ユクエ)に位置づけられている。

パンデミックによって,東京から人間が退避してしまった世界で,山手線が,周長34kmの自律運転ミューオンコライダーに,立川−三鷹−新宿の中央線が,全長13km+14kmの自律運転電子陽電子リニアコライダーに転用されたという話だ。これに,高度2000kmの地球周回軌道上の基線長100mのレーザー干渉計宇宙アンテナ自律型観測施設(宇宙重力波望遠鏡)が加わる。

この2編はちょっと状況設定の説明だけで話が空振りに終ってしまい消化不良だった。それ以外の話は軽いけれど,サイエンスの背景があればそこそこ楽しく読める。食べ物の描写と子どもへの視線が印象的だ。あとは,フェルミのパラドックスへの強い思い入れかな。仮想歴史中には,ChatGPTに相当するAIアシスタントが2025年に登場していて,その名称がモラベックである。ハンス・モラヴェックは実在の人物であり,モラヴェックのパラドックスで有名らしい。知らんかったわ。



写真:山手線が転生して加速器になりました。(光文社文庫の書影から引用)

[2]ハンス・モラヴェック(Wikipedia)

2024年8月26日月曜日

金星の蟲:酉島伝法

皆勤の徒からの続き

酉島伝法の短編集の2つ目をKindleで読了。

金星の蟲,環刑錮,痕の祀り,橡,ブロッコリー神殿,堕天の塔,彗星狩り,クリプトプラズムの8作品に,抄録 幻視百景と自作解題,大森望の解題と続いている。

金星の蟲は,著者の印刷工としての経験が膨らんだもの,環刑錮が,蚯蚓状の意識の葛藤が表現されたもので,この2作がメインディッシュかもしれない。なかなかに読みにくいのが楽しいが,皆勤の徒のような言語的なチャレンジは多くない。それでも,これだけの多様なイメージを紡ぎ出している。

痕の祀りは,バラードの溺れた巨人の話かとおもいきや,斉一顕現体と万状顕現体というウルトラマンと怪獣の戦いの後始末をする,加賀特掃会=科学特捜隊の話だった。



写真:金星の蟲(早川書房)の書影を引用


2024年5月1日水曜日

皆勤の徒:酉島伝法

大森望(1961-)の解説はけっこう信頼している。以前,日経新聞で酉島伝法(Torishima Dempow,1970-)を滅法褒めていた。

早速,短編集の「皆勤の徒」をkindleで購入した。ついでに,皆勤の徒の設定資料集「隔世遺傳」もあわせてゲットする。

いきなり,隷重類(れいちょうるい),香水(ようすい),製臓物(せいぞうぶつ),念菌(ねんきん)と,漢字とよみがなと意味の混濁がはじまって,未来世界の蟹工船的な状況が描写されていく。

なんだこれ。短編集の中の4作品,皆勤の徒,洞の街,泥海の浮き城,百似隊商と,これまでのSFでもお目にかかったことのない世界が新しい言葉で展開される。英語や彿語にも翻訳されている。全滅領域のジェフ・ヴァンダーミアによれば(大森望訳),
わお。酉島伝法の『皆勤の徒』はすごいぞ。画期的な作品だ。おそらく、この十年で初めての、百パーセント独創的なSFだろう」と絶賛し、以下のように評している。「『流刑地』と『変身』のカフカが、フィリップ・K・ディックとスティパン・チャップマンとレオノーラ・キャリントンの霊を呼び出して、不気味な地球生物学と遠未来とブラザーズ・クエイをミックスしたコンテクストに放り込んだら?(中略)アンジェラ・カーターがシュールリアリズムに手綱をつけて、プロットのあるストーリーをぎりぎり語れるようにしたのと同様、酉島は、異形の未来に移植されたこの地球で、人間の奇天烈な生態と有機体の奇天烈なライフサイクルをどうにか物語として成立させている。つまり、おそろしく風変わりで先鋭的ではあっても、本書は実験的ではない。実験的な部分があるとすれば、それは、ライフサイクルや生物組織をプロットに組み込む、そのやりかたにある」
自分の感想は,筒井康隆の幻想の未来+ブライアン・オールディスの地球の長い午後+フランク・ハーバートのDUNE+・・・。主題として「宇宙」「意識」「生命」「進化」「情報」「ナノテク」「AI」がてんこ盛りで近江町市場の2700円海鮮丼状態だった。



写真:創元SF文庫「皆勤の徒」の書影


[2]棺詰工場のシーラカンス(酉島伝法)


2024年4月10日水曜日

鉄の星:テイン

早川書房世界SF全集の第4巻はガーンズバック/テインのラルフ124C41+/鉄の星だ。

ラルフ124C41+は小学校時代に友達に借りた学習雑誌の付録で読んだだけ。世界SF大会で毎年選ばれるヒューゴー賞は,1953年に創設された由緒正しいものだが,アメリカSF界の初期の功労者であり,ラルフ124C41+の著者ヒューゴー・ガーンズバック(1884-1967)にちなんで名付けられている。

問題はそちらではなく併録されている「テイン」の「鉄の星」のほうだ。そのころから今に至るまでテインが誰かもよくわからなかったし,鉄の星にもまったく興味がわかなかったので第4巻は買わずにいた。ところがです。この度調べてみると,鉄の星(Iron Star)の著者ジョン・テイン=John Taine は,数学者 Eric Temple Bell (1883-1960)のペンネームだった。


数学者のE. T. ベルの方はよく知っていた。ハヤカワ文庫の「数学を作った人々」の著者である。その3冊組は自分の本棚に並んでいる。E. T. ベルはジョン・テインのペンネームでいろいろとSFを書いているようだ。物理学者でいえば,フレッド・ホイルに少し似ている。

そのベルが数学者としてどんな仕事をしているのかというと,ベル数ベル多項式を考えた人だった。ベル数$B_n$とは異なった$n$個の対象を分割する方法の数である。異なった$n$個の対象を$r$個のグループに分割するのは第2種スターリング数$_nS_r$であり,その和がベル数になる。

$n=5$のベル数は,$B_5=52$となるが,これは源氏香の数に等しい。源氏香という香道の遊び方は,本質的に異なった5種の香の分類の問題=ベル数5の問題だった。


図:五種の香をかぎ分ける源氏香の52パターン(Wikipediaから引用)

E. T. ベル=ジョン・テインのSFは,日本では前述の鉄の星を除いて出版されていない。カナダのGutenbergプロジェクトにはかろうじて,The Iron Star が公開されていた

2024年4月6日土曜日

言壺:神林長平

海外SF作家からの続き

自分が読んでいる海外SF作家について並べてみると,ほとんどが自分より年上の作家である。まあ,最近はあまり新しい本を買っていないからでもある。日本の作家でもほぼ同じことがいえるかもしれない。

神林長平(1953-)は,自分と同じ歳の作家だけれどもこれまで全く読んだことがなかった。というかあまり読む気もしなかった。たまたま,ハヤカワ文庫JAの「言壺」という短編集を手に取ってみると,はじめて面白そうだと思った。

1988年から1994年に出版されたものなので,まだインターネットが商用化される前の作品だ。ところが,そのごのネットメディアの特徴をうまく予言している。ワーカムというのは,ほとんどテキスト生成AIのことを表わしている。おもしろかったのは,「栽培文」だ。言葉が文字を失って植物という実体によって蓄積,伝達される世界を表わしている。


写真:ハヤカワ文庫「言壺」の書影

2024年4月2日火曜日

海外SF作家


少し偏っていてちょっと古いSF作家のリスト(生年順)

自分が作品を読んだことがある,または読みたいと思ったことのある海外SF作家のリスト。ただしまったく読んでないのは,ハル・クレメント,ジョン・ブラナー,イアン・バンクス,エリザベス・ハンド,N・K・ジェミシン,むむむ。

沢山(5冊以上?)読んでいるのが,コードウェイナー・スミス,アーサー・C・クラーク,レイ・ブラッドベリ,スタニスワフ・レム,カート・ヴォネガット,フィリップ・K・ディック,アーシュラ・K・ル=グウィン,J・G・バラード,T・M・ディッシュ,コニー・ウィリス,オースン・スコットカード,ぐぬぬ。
34 Arkady Strugatsky (1925-1991)
69 Cixin Liu (1963-)     https://ja.wikipedia.org/wiki/劉慈欣

 

2024年3月18日月曜日

サンリオSF文庫

ハヤカワ・SF・シリーズ(2)からの続き

サンリオSF文庫は,1978年から1987年にかけてサンリオが刊行した197冊の文庫だ。マイあっクであまり売れなかったので,希少価値は高い。山野浩一が編集顧問で入っており,NWSFというか英国のSFなどが入っている。アーシュラ・K・ル=グインとかケイト・ウィルヘルムとかディックとかディッシュとか。なかかな良かったけれど,文学的な傾向が強いものも多かったので商業的には成功しなかった。これも本の整理の段階でかなり手放してしまったものが多い。

以下がサンリオSF文庫のリストだ。◎は買ったもの,✓は別のシリーズや文庫で買ったもの。番号は著者順,アルファベットは同一著者の出版順。

番号順サンリオSF文庫全リスト
1 ビッグ・タイム フリッツ・ライバー
1 妻という名の魔女たち フッリツ・ライバー
1 バケツ一杯の空気 フリッツ・ライバー
2 辺境の惑星 アーシュラ・K・ル=グイン
2 天のろくろ アーシュラ・K・ル=グイン2
2 ロカノンの世界 アーシュラ・K・ル=グイン
2 幻影の都市 アーシュラ・K・ル=グイン
2 マラフレナ(上) アーシュラ・K・ル=グイン
2 マラフレナ(下) アーシュラ・K・ル=グイン
2 コンパス・ローズ アーシュラ・K・ル=グイン
2 夜の言葉 アーシュラ・K・ル=グイン
3 時は乱れて フィリップ・K・ディック ◎
3 死の迷宮 フィリップ・K・ディック ◎
3 暗闇のスキャナー フィリップ・K・ディック ◎
3 流れよ我が涙、と警官は言った フィリップ・K・ディック ◎
3 ヴァリス フィリップ・K・ディック ◎
3 聖なる侵入 フィリップ・K・ディック ◎
3 怒りの神 フィリップ・K・ディック&ロジャー・ゼラズニー
3 銀河の壺直し フィリップ・K・ディック
3 ザ・ベスト・オブ・P・K・ディックⅠ フィリップ・K・ディック ◎
3 ザ・ベスト・オブ・P・K・ディックⅡ フィリップ・K・ディック ◎
3 最後から二番目の真実 フィリップ・K・ディック ◎
3 ティモシー・アーチャーの転生 フィリップ・K・ディック
3 ザ・ベスト・オブ・P・K・ディックⅢ フィリップ・K・ディック ◎
3 ザ・ベスト・オブ・P・K・ディックⅥ フィリップ・K・ディック ◎
3 テレポートされざる者 フィリップ・K・ディック ◎
3 あなたを合成します フィリップ・K・ディック
3 シミュラクラ フィリップ・K・ディック
3 虚空の眼 フィリップ・K・ディック ✓
3 アルファ系衛星の氏族たち フィリップ・K・ディック
3 ブラッドマネー博士 フィリップ・K・ディック
3 アルベマス フィリップ・K・ディック
4 ノヴァ急報 ウィリアム・S・バロウズ
4 爆発した切符 ウィリアム・S・バロウズ
5 レベル・セブン モルデカイ・ロシュワルト
6 万華鏡 レイ・ブラッドベリ
6 ブラッドベリは歌う レイ・ブラッドベリ
7 カインの市 ケイト・ウイルヘルム
7 クルーイストン実験 ケイト・ウイルヘルム ◎
7 杜松の時 ケイト・ウイルヘルム ◎
7 鳥の歌いまは絶え ケイト・ウイルヘルム 
8 妖精物語からSFへ ロジェ・カイヨワ
9 ステンレス・スチール・ラット ハリイ・ハリスン
9 囚われの世界 ハリイ・ハリスン
9 ステンレス・スチール・ラットの復讐 ハリイ・ハリスン
9 ステンレス・スチール・ラット世界を救う ハリイ・ハリスン
9 大西洋横断トンネル、万歳! ハリイ・ハリスン
9 ステンレス・スチール・ラット諸君を求む ハリイ・ハリスン
9 ステンレス・スチール・ラット大統領に ハリイ・ハリスン
10 大地への下降 ロバート・シルヴァーバーグ
10 確率人間 ロバート・シルヴァーバーグ
10 内死 ロバート・シルヴァーバーグ
10 内側の世界 ロバート・シルヴァーバーグ
11 ザ・ベスト・オブ・サキ サキ
11 ザ・ベスト・オブ・サキ2 サキ
12 解放された世界 H・G・ウエルズ
12 神々のような人々 H・G・ウエルズ
12 ザ・ベスト・オブ・H・G・ウエルズ H・G・ウエルズ
13 旅に出る時ほほえみを ナターリャ・ソコローワ
14 猿とエッセンス オルダス・ハックスリイ
15 口に出せない習慣、奇妙な行為 ドナルド・バーセルミ
15 罪深き愉しみ ドナルド・バーセルミ
15 アマチュアたち ドナルド・バーセルミ
16 失われた部屋 フィッツ=ジェイムズ・オブライエン
17 クローン リチャード・カウパー
17 大洪水伝説 リチャード・カウパー
18 馬的思考 アルフレッド・ジャリ
19 天国の顔 ブライアン・M・ステイブルフォード
19 地獄の幻影 ブライアン・M・ステイブルフォード
19 無限の煌き ブライアン・M・ステイブルフォード
19 ハルシオン・ローレライ ブライアン・M・ステイブルフォード
19 ラプソディー・イン・ブラック ブライアン・M・ステイブルフォード
19 プロミスト・ランド ブライアン・M・ステイブルフォード
19 パラダイス・ゲーム ブライアン・M・ステイブルフォード
19 フェンリス・デストロイヤー ブライアン・M・ステイブルフォード
19 スワン・ソング ブライアン・M・ステイブルフォード
20 ムーンスター・オデッセイ デイヴィッド・ジェロルド
20 H・A・R・L・I・E デイヴィッド・ジェロルド
21 バロック協奏曲 アレッホ・カルペンティエール
22 334 トマス・M・ディッシュ ◎
22 歌の翼に トマス・M・ディッシュ アマル ◎
22 キャンプ・コンセントレーション トマス・M・ディッシュ ◎
23 ウルフヘッド チャールス・L・ハーネス
24 時は準宝石の螺旋のように サミュエル・R・ディレーニ ◎
24 エンパイア・スター サミュエル・R・ディレーニ
24 アプターの宝石 サミュエル・R・ディレーニ
25 五月革命'86 ジャック・ステルンベール
26 緑色遺伝子 ピーター・ディキンスン
26 キングとジョーカー ピーター・ディキンスン
26 生ける屍 ピーター・ディキンスン ✓
27 ナボコフの一ダース ウラジミール・ナボコフ
28 枯草熱 スタニスワフ・レム
28 天の声 スタニスワフ・レム ◎
28 浴槽で発見された手記 スタニスワフ・レム ◎
29 楽園の崩壊 ジョーン・D・ヴィンジ
30 ロザリンド・アッシュ
30 嵐の通夜 ロザリンド・アッシュ
31 暗黒のすべての色 ロイド・ビッグルJr.
31 暗黒の監視人 ロイド・ビッグルJr.
31 この暗黒化する宇宙 ロイド・ビッグルJr.
31 沈黙は死の匂い ロイド・ビッグルJr.
31 時の復讐 ロイド・ビッグルJr.
32 ラーオ博士のサーカス チャールズ・G・フィニー
33 新しいSF ラングドン・ジョーンズ編 ◎
33 レンズの眼 ラングドン・ジョーンズ
34 女の千年王国 ヴァージニア・キッド編
35 飛行する少年 ディディエ・マルタン
36 不安定な時間 ミシェル・ジュリ
36 熱い太陽、深海魚 ミシェル・ジュリ
37 迷宮の神 コリン・ウィルスン
37 ラスプーチン コリン・ウィルスン
38 影のジャック ロジャー・ゼラズニイ
38 わが名はレジオン ロジャー・ゼラズニイ
38 ロードマークス ロジャー・ゼラズニイ
39 コンピュータ・コネクション アルフレッド・ベスター
40 バドティーズ大先生のラブ・コーラス ウイリアム・コッツウインクル
41 愛しき人類 フィリップ・キュルヴァル
42 アルクトゥールスへの旅 デイヴィッド・リンゼイ
42 憑かれた女 デイヴィッド・リンゼイ
43 伝授者 クリストファー・プリースト
43 逆転世界 クリストファー・プリースト ✓
43 アンティシペイション クリストファー・プリースト編
44 灰と星 ジョージ・ゼブロウスキー
44 オメガ・ポイント ジョージ・ゼブロウスキー
45 ブロントメク! マイクル・コニイ
45 ハローサマー、グッドバイ マイクル・コニイ ✓
45 冬の子供たち マイクル・コニイ
45 カリスマ マイクル・コニイ
46 猫城記 老舎
47 手で育てられた少年 ブライアン・W・オールディス
47 兵士は立てり ブライアン・W・オールディス
47 世界Aの報告書 ブライアン・W・オールディス
47 マラキア・タペストリ ブライアン・W・オールディス
47 突然の目覚め ブライアン・W・オールディス
48 ビアドのローマの女たち アントニイ・バージェス
48 アバ、アバ アントニイ・バージェス
48 どこまで行けばお茶の時間 アントニイ・バージェス
49 殉教者聖ペテロの会 ジョン・ソール
50 どこからなりとも月にひとつの卵 マーガレット・セントクレア
51 コスミック・レイプ シオドア・スタージョン
51 スタージョンは健在なり シオドア・スタージョン
52 パステル都市 M・ジョン・ハリスン
53 二重の影 フレデリック・ターナー
54 この狂乱するサーカス ピエール・プロ
55 深き森は悪魔のにおい キリル・ボンフィリオリ
56 愛の渇き アンナ・カヴァン
56 ジュリアとバズーカ アンナ・カヴァン
56 アンナ・カヴァン ✓
57 メデューサの子ら ボブ・ショウ
57 去りにし日々、今ひとたびの幻 ボブ・ショウ
57 おれは誰だ? ボブ・ショウ
57 眩暈 ボブ・ショウ
57 見知らぬ者たちの船 ボブ・ショウ
58 スリランカから世界を眺めて アーサー・C・クラーク ✓
59 夢幻会社 J・G・バラード ◎
59 ザ・ベスト・オブ・J・G・バラード1 J・G・バラード
60 2018年キング・コング・ブルース サム・J・ルンドヴァル
61 はざまの世界 ノーマン・スピンラッド
62 フィーメール・マン ジョアナ・ラス
63 沈黙の声 トム・リーミイ
63 サンディエゴ・ライトフット・スー トム・リーミイ
64 異星の人 ガードナー・ドゾア
65 マイロン ゴア・ヴィダル
66 フレドリック・ブラウン傑作集 ロバート・ブロック編
67 アースウインド ロバート・ホールドストック
67 リードワールド ロバート・ホールドストック
68 去勢 キングズリイ・エイミス
69 ジョン・コリア奇談集 ジョン・コリア
70 ベストSF1 ハリスン&オールディス編
71 マーシャン・インカ イアン・ワトスン ◎
71 ヨナ・キット イアン・ワトスン ◎
72 夢の蛇 ヴォンダ・マッキンタイア
72 脱出を待つ者 ヴォンダ・マッキンタイア
73 ドロシアの虎 キット・リード
74 人生ゲーム D・G・コンプトン
75 着飾った捕食家たち ピエール・クリスタン
76 マイクロノーツ ゴードン・ウィリアムズ
77 シンディック シリル・M・コーンブルース
78 最新版SFガイドマップ入門・歴史編 デイヴィッド・ウイングローブ編
78 最新版SFガイドマップ作家名鑑編上 デイヴィッド・ウイングローブ編
78 最新版SFガイドマップ作家名鑑編下 デイヴィッド・ウイングローブ編
79 奪われた惑星 ロン・ハバート
79 人類からの使者 ロン・ハバート
79 テレポーテーション作戦 ロン・ハバート
79 侵略惑星サイクロの謎 ロン・ハバート
79 宇宙戦艦キャプチュア ロン・ハバート
79 地球よ、銀河に甦れ ロン・ハバート
80 スラデック言語遊戯短編集 ジョン・スラデック
81 老いたる霊長類の星への賛歌 ジェイムズ・ティプトリーJr.
82 V上 A・C・クリスピン
82 V下 A・C・クリスピン
83 悪魔は死んだ R・A・ラファティ
83 イースターワインに到着 R・A・ラファティ
84 ホースクラン登場 ロバート・アダムス
84 ホースクランの剣 ロバート・アダムス
84 ホースクランの復讐 ロバート・アダムス
85 パヴァーヌ キース・ロバーツ ✓



写真:サンリオSF文庫と創元SF文庫(撮影:2024.3.12)

P. S. 2024年5月4日,サンリオSF文庫161冊が,国立国会図書館デジタルコレクションに収録された。これで全文を読むことができるようになった。素晴らしい。36冊欠落しているけれど,それは何だろうか?→収録されているものの番号を太字にしてみた。

2024年3月17日日曜日

ハヤカワ・SF・シリーズ(2)

ハヤカワ・SF・シリーズ(1)からの続き

ハヤカワ・SF・シリーズの中でも,特別な思い入れがあるのが,SFマガジンベスト No.1 から No.4 である。1960年から1963年のSFマガジンに掲載された短編中で,その年のベスト作品を集めた年刊傑作集である。当時SFマガジンの編集長だった福島正実が次の方針で編集したものだ。
1. 作家別で,同一年に1作家だけ
2. 編集部の評価,読者の感想,海外の評価をこの順に勘案して洗濯
3. ある程度長いものは割愛
4. 翻訳権の関係で収録できないものもあった
5. 他の短編集やアンソロジーなどが予定されるものはそちらにまかせる

SFマガジン・ベスト No.1(1960)
太陽系最後の日, Rescue Party, アーサー・C・クラーク 
愛しのヘレン, Helen o'Loy, レスター・デル・リイ 
世界のたそがれに, At World's Dysk, エドモンド・ハミルトン 
遥かなるケンタウルス, Far Centauri, A・E・ヴァン・ヴォクト 
AL七六号疾走す, Robot AL76 Astray, アイザック・アシモフ 
考える葦, The Plants, マレイ・ラインスター 
エレンへの手紙, The Letter to Elen , チャン・デーヴィス 
生きてる家, The House Dutiful, ウィリアム・テン 
衝動, Impulse, エリック・フランク・ラッセル 
黒い天使, The Dark Angel, ルイス・パジェット 
ママだけが知っている, That Only a Mother, ジュディス・メリル 
犬の散歩も引き受けます, We Also Walk Dogs, ロバート・A・ハインライン 


SFマガジン・ベスト No.2(1961)
時を超えて, Elsewhen, ロバート・A・ハインライン 
消去, 筒井俊隆
フェッセンデンの宇宙, Fessenden's Worlds, エドモンド・ハミルトン 
プルトニウム, Plutonium, C・A・スミス 
宇宙塵, 高橋泰邦
観光案内, The Time Trade, ウィルスン・タッカー 
いつの日か還る, Obligation, ロジャー・ディー 
親しき友へ, Dear Pen Pal, A・E・ヴァン・ヴォクト 
蠱惑の珠, Hypnogriph, ジョン・アンソニイ 
地球エゴイズム, 山田好夫
ナンバー9, Number 9, クリーヴ・カートミル 
人類供応法, How to Serve Man, デーモン・ナイト 
漂流者, Castaway, バートラム・チャンドラー 
睡魔, Sleep in Armageddon, レイ・ブラッドベリ 
エラー, Technical Error, アーサー・C・クラーク 

SFマガジン・ベスト No.3(1962)
大当たりの年, The Year of the Jackpot, ロバート・A・ハインライン 
小鳥の歌声, Bird Talk, ジョン・P・マクナイト 
雷鳴と薔薇, Thunder and Roses, シオドア・スタージョン 
暴風警報, Storm Wanings, ドナルド・A・ウォルハイム 
サリイはわが恋人, Sally, アイザック・アシモフ 
前哨, The Sentinel, アーサー・C・クラーク 
もののかたち, The Shape of Things, レイ・ブラッドベリ 
反対進化, Devolution, エドモンド・ハミルトン 
前哨戦, Skirmish, クリフォード・D・シマック 
男と女から生まれたもの, Borin of Man and Woman, リチャード・マティスン 
次元分岐点, Other Tracks, ウィリアム・セル 

SFマガジン・ベスト No.4(1963)
時の門, By His Bootstraps, ロバート・A・ハインライン 
収穫, 半村良
火星で最後の…, 豊田有恒
対象, Referent, レイ・ブラッドベリ 
死都, THe Dead City, マレイ・ラインスター 
時間がいっぱい, All the Time in the World, アーサー・C・クラーク 
変身処置, The Beautiful Woman, チャールズ・ボーモント 
めざめ, Dormant, A・E・ヴァン・ヴォクト 
トラブル・パイル, Pile of Trouble, ヘンリイ・カットナー 


写真:SFマガジンベスト No.1 〜No.4の書影

中学生から高校生時代に,小松左京やアーサー・C・クラークらの短編集以外で最初に購入したのがこの4冊だった。2001年宇宙の旅の原案にあたるクラークの「前哨」や,手塚治虫の火の鳥にモチーフが使われたブラッドベリの「対象」など貴重な作品が含まれていた。「アルジャーノンに花束」は,ヒューゴー賞傑作集に収録されるとあったが,No.2を買いそびれたため世界SF全集の世界のSF現代篇まで待つことになる。

日本人作家としては,筒井康隆の弟の筒井俊隆の「消去」半村良の「収穫」などが採録されていて印象深かった。しかし,日本人の主要作家はほとんど含まれていない。まだ登場していなかったかもしれない。その中に豊田有恒の「火星で最後の…」があるのがすごいけれど,後に福島正実と豊田有恒は覆面座談会事件で修復不能の関係になってしまう。

2024年3月16日土曜日

ハヤカワ・SF・シリーズ(1)


何回か取りあげているのが,ハヤカワ・SF・シリーズ。通称銀背。もっとも自分が集め始めた中学生の時に,そんな通称は聞いたことがなかった。1957年から1974年に17年かけて318冊刊行されている。そのうち50-60冊ほどを購入した。すでに何度かの本の整理で処分したものも何冊かある。

1984年に栗本薫の「火星の大統領カーター」というパロディ短編集が同じ装丁で出版されたとき,銀背ファンからは酷いブーイングがあった。手に取って,本人の巻末の解説をよむと,ほぼ同世代の彼女の並々ならぬSF愛がよくわかった。

1995年に早川書房創立50周年記念で,カート・シオドマク「ドノヴァンの脳髄」,エリック・フランク・ラッセル「超生命ヴァイトン」,ヒューゴー・ガーンズバック「ラルフ124C41+」,ジョン・W・キャンベル「影が行く」の新版が発行されたようだ。

以下がハヤカワ・SF・シリーズのリストだ。◎は買ったもの,✓は別のシリーズや文庫で買ったもの。本の整理で以前に手放したものはすでに半分忘却の彼方だった。


ハヤカワSFシリーズ
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1957(昭和32)
3001 『盗まれた街』 The Body Snatchers ジャック・フィニイ
3002 『ドノヴァンの脳髄』 Donovan's Brain カート・シオドマク
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1958(昭和33)
3003 『火星人ゴー・ホーム』 Martians, Go Home フレドリック・ブラウン ✓
3004 『宇宙人フライディ』 No Man Friday レックス・ゴードン
3005 『吸血鬼』 I Am Legend リチャード・マシスン
3006 『21世紀潜水艦』 The Dragon in the Sea フランク・ハーバート
3007 『クリスマス・イブ』 Not This August C・M・コーンブルース
3008 『宇宙の妖怪たち』 Galaxy of Ghouls ジュディス・メリル
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1959(昭和34)
3009 『大真空』 High Vacuum チャールズ・エリック・メイン
3010 『宇宙病地帯』 Highways In Hiding ジョージ・O・スミス
3011 『時間溶解機』 The Time Dissolver ジェリイ・ソール
3012 『宇宙の眼』 Eye in the Sky フィリップ・K・ディック ✓
3013 『渦まく谺』 A Stir of Echoes リチャード・マシスン
3014 『神経繊維』 Nerves レスター・デル・リイ
3015 『アトムの子ら』 Children of the Atom ウィルマー・H・シラス
3016 『鋼鉄都市』 The Caves of Steel アイザック・アシモフ
3017 『呪われた村』 The Midwich Cuckoos ジョン・ウインダム◎
3018 『果てしなき明日』 Tomorrow and Tomorrow ハント・コリンズ
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1960(昭和35)
3019 『アンドロイド』 Deadly Image エドモンド・クーパー
3020 『300:1』 One in Three Hundred J・T・マッキントッシュ
3021 『時の風』 The Winds of Time チャド・オリバー
3022 『都市』 City クリフォード・D・シマック✓
3023 『海底牧場』 The Deep Range アーサー・C・クラーク ✓
3024 『刺青の男』 The Illustrated Man レイ・ブラッドベリ◎
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1961(昭和36)
3025 『火星の砂』 Sands of Mars アーサー・C・クラーク
3026 『宇宙商人』 The Space Merchants フレデリック・ポール ✓
3027 『金星応答なし』 Astronavty スタニスワフ・レム◎
3028 『超能力エージェント』 Wild Talent ウィルソン・タッカー
3029 『来るべき世界の物語』 A Story of the Days to Come H・G・ウェルズ
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1962(昭和37)
3030 『宇宙気流』 The Currents of Space アイザック・アシモフ
3031 『最終戦争の目撃者』 Dark December アルフレッド・コッペル
3032 『太陽の黄金の林檎』 The Golden Apples of the Sun レイ・ブラッドベリ◎
3033 『タイム・マシン』 The Time Machine H・G・ウェルズ ✓
3034 『海底二万リーグ』 Vingt mille lieues sous les mers ジュール・ヴェルヌ
3035 『モロー博士の島』 The Island of Dr. Moreau H・G・ウェルズ
3036 『脳波』 Brain Wave ポール・アンダースン
3037 『地球の緑の丘』 The Green HIlls of Earth ロバート・A・ハインライン◎
3038 『人間の手がまだ触れない』 Untouched by Human Hands ロバート・シェクリイ◎
3039 『マラコット海淵』 The Maracot Deep コナン・ドイル
3040 『月世界最初の人間』 The First Man in the Moon H・G・ウェルズ
3041 『月は地獄だ!』 The Moon is Hell! ジョン・W・キャンベル・ジュニア
3042 『アーサー王宮廷のヤンキー』 A Connecticut Yankee in King Arthur's Court マーク・トウェイン
3043 『宇宙恐怖物語』 Science Fiction Terror Tales editor:グロフ・コンクリン
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1963(昭和38)
3044 『地球脱出』 Methuselah's Children ロバート・A・ハインライン
3045 『巨眼』 The Big Eye マークス・エーリッヒ
3046 『人間以上』 More Than Human シオドア・スタージョン ✓
3047 『火星年代記』 The Martian Chronicle レイ・ブラッドベリ ✓
3048 『ロスト・ワールド』 The Lost World コナン・ドイル
3049 『現代ソビエト作家短編集1 宇宙翔けるもの』 Serdtse Zmei editor:早川書房編集部
3050 『トリフィドの日』 The Day of the Triffids ジョン・ウインダム
3051 『墓碑銘2007年』 光瀬龍
3052 『地には平和を』 小松左京◎
3053 『宇宙のあいさつ』 星新一
3054 『われはロボット』 I, Robot アイザック・アシモフ
3055 『宇宙行かば』 Men into Space マレイ・ラインスター
3056 『宇宙戦争』 The War of the Worlds H・G・ウェルズ ✓
3057 『地底旅行』 Voyage au centre de la Terre ジュール・ヴェルヌ
3058 『夏への扉』 The Door into Summer ロバート・A・ハインライン ✓
3059 『S-Fマガジン・ベスト No.1』 S-F Magazine Best No.1 editor:早川書房編集部◎
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1964(昭和39)
3060 『S-Fマガジン・ベスト No.2』 S-F Magazine Best No.2 editor:早川書房編集部◎
3061 『わが手の宇宙』 Space on My Hands フレドリック・ブラウン
3062 『第四間氷期』 安部公房 ✓
3063 『天の光はすべて星』 The Lights in the Sky are Stars フレドリック・ブラウン
3064 『超生命ヴァイトン』 Sinister Barrier エリック・フランク・ラッセル
3065 『華氏451度』 Fahrenheit 451 レイ・ブラッドベリ ✓
3066 『影が重なる時』 小松左京◎
3067 『幼年期の終り』 Childhood's End アーサー・C・クラーク ✓
3068 『虎よ、虎よ!』 Tiger! Tiger! アルフレッド・ベスター ✓
3069 『破滅への2時間』 Two Hours to Doom ピーター・ブライアント
3070 『S-Fマガジン・ベスト No.3』 S-F Magazine Best No.3 editor:早川書房編集部◎
3071 『妖精配給会社』 星新一◎
3072 『最後の障壁』 Shield ポール・アンダースン
3073 『時の支配者』 The Time Masters ウィルソン・タッカー
3074 『虚空の遺産』 The Haunted Stars エドモンド・ハミルトン
3075 『ミュータント』 Mutant ルイス・パジェット
3076 『審判の日』 After Doomsday ポール・アンダースン
3077 『S-Fマガジン・ベスト No.4』 S-F Magazine Best No.4 editor:早川書房編集部
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1965(昭和40)
3078 『高い城の男』 The Man in the High Castle フィリップ・K・ディック ✓
3079 『ヒューゴー賞傑作集 No.1』 The Hugo Winners Volume 1 アイザック・アシモフ◎
3080 『ヒューゴー賞傑作集 No.2』 The Hugo Winners Volume 2 アイザック・アシモフ
3081 『太陽の影』 Shadows in the Sun チャド・オリバー
3082 『落陽2217年』 光瀬龍
3083 『破壊された男』 The Demolished Man アルフレッド・ベスター◎
3084 『重力の使命』 Mission of Gravity ハル・クレメント
3085 『拠点』 The Rull A・E・ヴァン・ヴォクト
3086 『宇宙震』 Things Pass by マレイ・ラインスター◎
3087 『渇きの海』 A Fall of Moondust アーサー・C・クラーク
3088 『日本売ります』 小松左京◎
3089 『半数染色体』 The Haploids ジェリイ・ソール
3090 『裸の太陽』 The Naked Sun アイザック・アシモフ
3091 『ソラリスの陽のもとに』 Solaris スタニスワフ・レム ✓
3092 『闇よ!つどえ』 Gather, Darkness! フリッツ・ライバー◎
3093 『勝利』 Triumph フィリップ・ワイリー
3094 『ヒューマノイド』 The Humanoids ジャック・ウイリアムスン
3095 『準B級市民』 眉村卓◎
3096 『18時の音楽浴』 海野十三
3097 『明日を越える旅』 Journey Beyond Tomorrow ロバート・シェクリイ
3098 『地球人よ、故郷に還れ』 Earthman, Come Home ジェイムズ・ブリッシュ ✓
3099 『東海道戦争』 筒井康隆◎
3100 『未知の地平線』 Beyond This Horizon ロバート・A・ハインライン
3101 『思考の網』 Das Gdankennetz ヘルベルト・W・フランケ ✓
3102 『再生の時』 First He Died クリフォード・D・シマック
3103 『宇宙の孤児』 Orphans of the Sky ロバート・A・ハインライン
3104 『地球の脅威』 The Menace from Earthロバート・A・ハインライン
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1966(昭和41)
3105 『現代ソビエト作家短編集2 竜座の暗黒星』 editor:早川書房編集部
3106 『恋人たち』 The Lovers フィリップ・ホセ・ファーマー ✓
3107 『太陽系7つの秘宝』 Captain Future and the Seven Space Stones エドモンド・ハミルトン
3108 『宇宙のスカイラーク』 The Skylark of Space E・E・スミス
3109 『火星で最後の…』 豊田有恒◎
3110 『地球巡礼』 Pilgrimage to Earth ロバート・シェクリイ
3111 『都市と星』 The City and the Stars アーサー・C・クラーク ✓
3112 『さなぎ』 The Chrysalides ジョン・ウインダム
3113 『タイム・パトロール』 Guardians of Time ポール・アンダースン
3114 『東京2065』 生島治郎
3115 『時間と空間の冒険1』 Adventures in Time and Space editor:R・J・ヒーリィ◎
3116 『天翔ける十字軍』 The High Crusade ポール・アンダースン
3117 『ある生き物の記録』 小松左京◎
3118 『謎の宇宙船強奪団』 Star Trail to Glory エドモンド・ハミルトン
3119 『宇宙市民』 Citizen in Space ロバート・シェクリイ
3120 『地底世界ペルシダー』 At the Earth's Core エドガー・ライス・バロウズ
3121 『海竜めざめる』 The Kraken Wakes ジョン・ウインダム
3122 『宇宙零年』 They Shall Have Stars ジェイムズ・ブリッシュ
3123 『ラルフ124C41+』 Ralph 124C41+ ヒューゴー・ガーンズバッグ
3124 『SFの夜』 福島正実◎
3125 『スカイラーク3』 Skylark Three E・E・スミス
3126 『中継ステーション』 Way Station クリフォード・D・シマック◎
3127 『発狂した宇宙』 What Mad Universe フレドリック・ブラウン
3128 『宇宙の小石』 Pebble in the Sky アイザック・アシモフ
3129 『火星のタイム・スリップ』 Martian Time-Slip フィリップ・K・ディック◎
3130 『よろこびの機械』 The Machineries of Joy レイ・ブラッドベリ◎
3131 『モンスター』 The Monsters ケネス・ロブソン
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1967(昭和42)
3132 『時のロスト・ワールド』 The Lost World of Time エドモンド・ハミルトン
3133 『危機のペルシダー』 Pellucider エドガー・ライス・バロウズ
3134 『宇宙の監視』 Sentinels from Space エリック・フランク・ラッセル
3135 『虎は目覚める』 平井和正◎
3136 『宇宙の戦士』 Starship Troopers ロバート・A・ハインライン
3137 『象牙の城』 Der Elfenbeinturm ヘルベルト・W・フランケ
3138 『自由未来』 Farnham's Freehold ロバート・A・ハインライン
3139 『地球の長い午後』 Hothouse ブライアン・W・オールディス ✓
3140 『宇宙播種計画』 The Seedling Stars ジェイムズ・ブリッシュ
3141 『秘密国家ICE』 Ossian's Ride フレッド・ホイル
3142 『永遠の終り』 The End of Eternity アイザック・アシモフ
3143 『時の歩廊』 The Corridors of Time ポール・アンダースン
3144 『ミクロ潜航作戦』 Fantastic Voyage アイザック・アシモフ
3145 『ベトナム観光会社』 筒井康隆◎
3146 『標的ナンバー10』 The Tenth Victim ロバート・シェクリイ
3147 『悪魔のいる天国』 星新一
3148 『大いなる惑星』 Big Planet ジャック・ヴァンス
3149 『多元宇宙の家』 The House of Many Worlds サム・マーウィン・ジュニア
3150 『生きている穴』 小松左京◎
3151 『異星の隣人たち』 Unearthly Neighbors チャド・オリヴァー
3152 『オッド・ジョン』 Odd John オラフ・ステーブルドン◎
3153 『タイム・マシン大騒動』 The Great Time Machine Hoax キース・ローマー
3154 『第5惑星』 Fifth Planet フレッド・ホイル
3155 『最初のレンズマン』 First Lensman E・E・スミス
3156 『観察者の鏡』 Mirror for Observers エドガー・パングボーン◎
3157 『タイム・トンネル』 The Time Tunnel マレイ・ラインスター
3158 『戦乱のペルシダー』 Tanar of Pellucider エドガー・ライス・バロウズ
3159 『泰平ヨンの航星日記』 Dzienniki Gwiazdowe スタニスワフ・レム◎
3160 『銀河パトロール』 Galactic Patrol E・E・スミス
3161 『影が行く』 Who Goes There? ジョン・W・キャンベル・ジュニア
3162 『宇宙のかけら』 Shares of Space ロバート・シェクリイ
3163 『神への長い道』 小松左京◎
3164 『宇宙兵ブルース』 Bill, The Galactic Hero ハリイ・ハリスン
3165 『ハイウェイ惑星』 石原藤夫◎
3166 『ヴァレロンのスカイラーク』 The Skylark of Valeron E・E・スミス
3167 『タイム・スリップ』 Timeslip! マレイ・ラインスター
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1968(昭和43)
3168 『インベーダー』 The Invaders キース・ローマー
3169 『ロスト・オアシス』 The Lost Oasis ケネス・ロブソン
3170 『太陽自殺』 All Fool's Day エドマンド・クーパー
3171 『アンドロメダのA』 A for Andromeda フレッド・ホイル
3172 『偉大なる幻影』 Il Grande Ritratto ディーノ・ブッツァーティ
3173 『角笛の響くとき』 The Sound of His Horn サーバン
3174 『人類皆殺し』 The Genocides トーマス・M・ディッシュ ✓
3175 『万国博がやってくる』 眉村卓◎
3176 『銀河帝国衰亡史』 Foundation アイザック・アシモフ◎
3177 『暗黒星通過!』 The Black Star Passes ジョン・W・キャンベル・ジュニア
3178 『月と太陽諸国の滑稽譚』 Historie Comique Des Etats Et Empires De La June Et Du Soleil シラノ・ド・ベルジュラック
3179 『この地球のどこにも』 No Place on Earth ルイス・シャーボノー
3180 『カナン5100年』 光瀬龍◎
3181 『時の凱歌』 The Triumph of Time ジェイムズ・ブリッシュ
3182 『大地は永遠に』 Earth Abides ジョージ・R・スチュワート
3183 『アルファルファ作戦』 筒井康隆◎
3184 『明日にとどく』 Reach for Tomorrow アーサー・C・クラーク◎
3185 『太陽クイズ』 Solar Lottery フィリップ・K・ディック◎
3186 『アステカに吹く風』 豊田有恒◎
3187 『宇宙軍団』 The Legion of Space ジャック・ウイリアムスン
3188 『E=mc2』 E=mc2 ピエール・ブール
3189 『インベーダー 2』 Enemies from Beyond キース・ローマー
3190 『ロマンチスト』 福島正実
3191 『インベーダー 3』 The Halo Highway レイフ・バーナード
3192 『地底世界のターザン』 Tarzan at the Earth's Core エドガー・ライス・バロウス
3193 『魔法使いの夏』 石川喬司
3194 『ハウザーの記憶』 Hauser's Memory カート・シオドマク
3195 『インベーダー4/三葉虫の夜』 The Night of the Trilobites ピーター・レスリー
3196 『夢判断』 久野四郎
3197 『特務指令<ワスプ>』 Wasp エリック・フランク・ラッセル
3198 『午後の恐竜』 星新一
3199 『イシュタルの船』 The Ship of Ishtar エイブラム・メリット
3200 『大いなる爆発』 The Great Explosion エリック・フランク・ラッセル
3201 『縮みゆく人間』 The Shrinking Man リチャード・マシスン
3202 『飢えた宇宙』 小松左京◎
3203 『10月1日では遅すぎる』 October the First is too Late フレッド・ホイル ✓
3204 『X・Pで幸福を』 The Big Ball of Wax シェパード・ミード
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1969(昭和44)
3205 『画像文明』 石原藤夫
3206 『テクニカラー・タイムマシン』 The Technicolor Time Machine ハリイ・ハリスン
3207 『白鹿亭綺譚』 Tales from the White Hart アーサー・C・クラーク
3208 『航時軍団』 The Legion of Time ジャック・ウイリアムスン
3209 『動乱2100』 Revolt in 2100 ロバート・A・ハインライン
3210 『奇妙な触合い』 A Touch of Strange シオドア・スタージョン◎
3211 『無限軌道』 Orbit Unlimited ポール・アンダースン
3212 『時の塔』 The Shadow Girl レイ・カミングス
3213 『地球誘惑作戦』 The Carefully Considered Rape of the World シェパード・ミード
3214 『異次元の彼方から』 Other Side of Here マレイ・ラインスター
3215 『ロボットの時代』 The Rest of the Robots アイザック・アシモフ
3216 『月は無慈悲な夜の女王』 The Moon is a Harsh Mistress ロバート・A・ハインライン ✓
3217 『天界の王』 The Star King エドモンド・ハミルトン
3218 『地球光』 Earthlight アーサー・C・クラーク
3219 『鋼の荒野』 Die Stahlwuste ヘルベルト・W・フランケ
3220 『コロサス』 Colossus D・F・ジョーンズ
3221 『金属モンスター』 The Metal Monster エイブラム・メリット
3222 『虚像のエコー』 Echo Round His Bones トーマス・M・ディッシュ◎
3223 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』 Do Androids Dream of Electric Sheep? フィリップ・K・ディック ✓
3224 『なぜ天国から呼び戻すのか?』 Why Call Them Back from Heaven? クリフォード・D・シマック
3225 『天の向こう側』 The Other Side of the Sky アーサー・C・クラーク
3226 『宇宙大作戦 No.2』 Star Trek2 ジェイムズ・ブリッシュ
3227 『読心機』 La Machine A Lire Les Pensees アンドレ・モーロワ
3228 『プリズナー』 The Prisoner トーマス・M・ディッシュ ✓
3229 『シマックの世界』 The World of Clifford D. Simak クリフォード・D・シマック◎
3230 『宇宙の深淵より』 Deep Space エリック・フランク・ラッセル
3231 『アンドロメダ突破!』 Andromeda Breakthrough フレッド・ホイル
3232 『宇宙大作戦 No.1』 Star Trek ジェイムズ・ブリッシュ
3233 『宇宙の天使たち』 The Star Dwellers ジェイムズ・ブリッシュ
3234 『虹は消えた』 眉村卓
3235 『メカニストリア』 Men, Martians and Machines エリック・フランク・ラッセル
3236 『三惑星連合』 Triplanetary E・E・スミス
3237 『人狼原理』 The Werewolf Principle クリフォード・D・シマック
3238 『アルタイルから来たイルカ』 The Dolphins of Altair マーガレット・セント・クレア
3239 『敵の星』 The Enemy Stars ポール・アンダースン
3240 『精神交換』 Mindswap ロバート・シェクリイ
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1970(昭和45)
3241 『分茶離迦』 福島正実
3242 『ムーン・プール』 The Moon Pool エイヴラム・メリット
3243 『10の世界の物語』 Tales of Ten Worlds アーサー・C・クラーク
3244 『ペルシダーに還る』 Savage Pellucidar エドガー・ライス・バロウズ
3245 『宇宙知性チョッキー』 Chocky ジョン・ウインダム◎
3246 『成長の儀式』 Rite on Passage アレクセイ・パンシン
3247 『コマンダー・1』 Commander-1 ピーター・ジョージ
3248 『時の仮面』 The Masks of Time ロバート・シルヴァーバーグ◎
3249 『星殺し』 小松左京
3250 『ふたりで宇宙へ』 豊田有恒
3251 『暗い光年』 The Dark Light-Years ブライアン・W・オールディス
3252 『海が消えた時』 The Tide Went Out チャールズ・エリック・メイン
3253 『魔界の紋章』 Three Hearts and Three Lions ポール・アンダースン
3254 『馬は土曜に蒼ざめる』 筒井康隆◎
3255 『バベル=17』 Babel-17 サミュエル・R・ディレイニー ✓
3256 『隠世代』 Cryptozoic! ブライアン・W・オールディス
3257 『人類の罠』 The People Trap and Other Pitfalls ロバート・シェクリイ
3258 『地球地獄』 Sternenreich Mo リヒァルト・コッホ
3259 『第四次元』 Quarta Dimensione リーノ・アルダーニ
3260 『転位』 Transit エドマンド・クーパー
3261 『縄の戦士』 Sos the Rope ピアズ・アンソニィ
3262 『生きている海』 石原藤夫
3263 『闇よ、落ちるなかれ』 Lest Darkness Fall L・スプレイグ・ディ・キャンプ
3264 『たそがれの地球』 Twilight World ポール・アンダースン
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1971(昭和46)
3265 『夜の翼』 Nightwingsロバート・シルヴァーバーグ ✓
3266 『両惑星物語』 Auf Zwei Planeten クルト・ラスヴィッツ
3267 『エスパーお蘭』 平井和正
3268 『ニュー・ワールズ傑作選 No.1』 The Best SF Stories from New Worlds No.1 editor:マイクル・ムアコック
3269 『人間がいっぱい』 Make Room! Make Room! ハリイ・ハリスン
3270 『時のオデュセス』 眉村卓
3271 『不死販売株式会社』 Immortality, INC. ロバート・シェクリイ
3272 『逆まわりの世界』 Counter-Clock World フィリップ・K・ディック ✓
3273 『およね平吉時穴道行』 半村良
3274 『奇蹟の次元』 Dimension of Miracles ロバート・シェクリイ
3275 『銀河は砂粒のごとく』 Galaxy Like Grains of Sand ブライアン・W・オールディス
3276 『はるかなる日没』 A Far Sunset エドマンド・クーパー
3277 『草の死』 No Blade of Grass ジョン・クリストファー
3278 『アイス・ワールド』 Iceworld ハル・クレメント
3279 『長く大いなる沈黙』 The Long Loud Silence ウィルソン・タッカー
3280 『鳥は今、どこを飛ぶか』 山野浩一
3281 『未踏の時代』 福島正実 ✓
3282 『異境』 光瀬龍
3283 『小鬼の居留地』 The Goblin Reservation クリフォード・D・シマック
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1972(昭和47)
3284 『太陽神降臨』 Flesh フィリップ・ホセ・ファーマー
3285 『黒いカーニバル』 Dark Carnival レイ・ブラッドベリ
3286 『流刑の惑星』 Hades -Die Welt Der Verbannten クラーク・ダールトン
3287 『タイタンの妖女』 The Sirens of Titan カート・ヴォネガット・ジュニア◎
3288 『神々の糧』 The Food Of the Gods H・G・ウェルズ
3289 『白壁の文字は夕陽に映える』 荒巻義雄
3290 『夢見るものの惑星』 Planet of the Dreamers ジョン・D・マクドナルド
3291 『光の塔』 今日泊亜蘭
3292 『緑の時代』 河野典生
3293 『虚構の大地』 Earthworks ブライアン・W・オールディス
3294 『宇宙への序曲』 Prelude to Space アーサー・C・クラーク
3295 『いばらの旅路』 Thorns ロバート・シルヴァーバーグ
3296 『フェッセンデンの宇宙』 Fessenden's World エドモンド・ハミルトン
3297 『長い明日』 The Long Tomorrow リイ・ブラケット
3298 『闇の左手』 The Left Hand of Darkness アーシュラ・K・ル=グイン ✓
3299 『地衣騒動』 Trouble with Lichen ジョン・ウインダム
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1973(昭和48)
3300 『いまひとたびの生』 To Live Again ロバート・シルヴァーバーグ
3301 『ボロゴーヴはミムジイ』 Mimsy Were the Borogoves ヘンリー・カットナー
3302 『大破壊』 Wrinkle in the Skin ジョン・クリストファー
3303 『ガラスの塔』 Tower of Glass ロバート・シルヴァーバーグ
3304 『アシモフのミステリ世界』 Asimov's Mysteries アイザック・アシモフ
3305 『ドラゴンの戦士』 Dragonflight アン・マキャフリイ
3306 『世界の中心で愛をさけんだけもの』 The Beast That Shouted Love at the Heat of the World ハーラン・エリスン
3307 『時間と空間の冒険2』 Adventures in Time and Space editor:R・J・ヒーリィ◎
3308 『爆発星雲の伝説』 Starswarm ブライアン・W・オールディス
3309 『地球は空地でいっぱい』 Earth is Room Enough アイザック・アシモフ
3310 『臆病者の未来』 The Age of the Pussyfoot フレデリック・ポール
3311 『この人を見よ』 Behold the Man マイクル・ムアコック
3312 『超惑星への使命』 Star Light ハル・クレメント
3313 『現代ソビエト作家短編集3 アトランティス創造』 editor:早川書房編集部
3314 『山椒魚戦争』 Valka S Mloky カレル・チャペック
3315 『星屑のかなたへ』 A Life for the Stars ジェイムズ・ブリッシュ
3316 『幽霊殺人』 Otel' "U Pogibshego Al'pinista" アルカジイ・ストルガツキー
3317 『火星人の方法』 The Martian Way and Other Stories アイザック・アシモフ
3318 『殺意の惑星』 Planet of the Damned ハリイ・ハリスン




写真:手元にあった(過去形)ハヤカワ・SF・シリーズ(撮影 2024.3.12)