図:砂の王国(上・下)の書影(講談社から引用)
最近は,読書というとKindleだ。Kindle Unlimited で0円の出物がときどきあるので,その場合はすぐに飛びついてしまう。萩原浩は読んだことがなかったが,結構年配の作家だった。明日の記憶が有名で映画化もされたらしいが,これもスルーしている。
砂の王国は,新興宗教がテーマだというので,ちょっと気になった。そのたぐいは,篠田節子の仮想儀礼(テレビドラマ化された方も見ている)のほか何冊か読んだことがある。麻原彰晃を思い起させる主人公の話があったはずだが,文庫本を整理したときに処分したので,タイトルも著者名も思い出せない。まあその程度の話だ。
砂の王国は,ホームレスの生活とか競馬の記述がおもしろかった。それ以外は凡庸な物語が進行していく。最後が単純な悲喜劇になっていないのが良かったかも知れない。
P. S. 新興宗教がテーマの作品をChatGPTやGeminiに尋ねてみたが,いずれも途中にフェイクを発生させていた。砂の王国の著者を阿部和重だといいはるのはやめてほしい。朝井リョウのイン・ザ・メガ・チャーチを持ってくるのも。最近ちょっと調子が悪いのではないか。
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