家人のiPhoneにクレジット会社からの2段階登録のお知らせが来たのがきっかけだ。これどうしたらいいというので,YouTubeに気を取られていた自分は,ちら見しただけで「それは登録したほうがいいやろ」と生返事で答えた。
その後,端末を自分の手元に借りて,スイスイとカード情報の登録を進めて行くと,このカードは登録できませんとなってストップした。なんだかよくわからないけど,登録できなかったのだからまあいいかなと中断してそのまま端末を返した。
「どうも,心配だ,おかしい,心配だ」といわれ続けたので,ようやくネットで同種事例の確認をした。これまでは,ちょっと怪しいメールの場合は,文面や送信元のアドレスで検索して確認していたが,今回は初動の段階でこれを怠ってしまったのが敗因だ。
ピンポーン,当該メールの送信元実アドレスの中身を確認すると正しいクレジット会社のアドレスではなかったので,フィッシング確定である。はい,ごめんなさい。とっても迂闊で惚けていた私の責任です。さっそくクレジット会社に電話連絡して,停止・再発行してもらった。
怪しい電話やメールやウェブサイトなど,老人を取り巻く罠があちこちに仕掛けられている。罠でなくてもそもそも通常の営業活動でもゆるやかなくぼみ(落とし穴の一歩手前)は沢山あって,それを避けながら生活するのは年々難しくなりつつある。これでもう少し認知紀機能が衰えてきたらどうなるものかわからない。
そんなわけで,テレビや新聞やマンションの掲示板はしっかりでみて,危険事例の把握と予防に努めようと気を引き締める今日この頃である。
図:ちくま新書の書影から引用(この本読んだほうがいいかしら)
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