2024年4月8日月曜日

学校事故対応に関する指針

朝のNHKニュースで,文部科学省が学校事故対応に関する指針を改定したと伝えていた。

学校事故対応に関する指針【改訂版】という4.3MBのpdfのはじめに(1p)を読ませて200字程度でその内容を要約するよう生成AIに指示した。ChatGPT 210字,Gemini 415字(箇条書き),Claude280字,Perplexity 526字,CommandR+ 392字という結果が出た。条件をほぼ満たしたのは,ChatGPTだけれど,ここではわかりやすかったCommandR+のものを採用して,さらに人間が手を加えた(279字)。
文部科学省は、学校管理下での事件・事故への対応を向上させるため、平成26年度に有識者会議を設置し、調査やヒアリングを実施、平成28年に「学校事故対応に関する指針」が策定された。その後、被害児童や家族への支援が不十分であることや、死亡事故の報告漏れなどの課題が指摘された。そこで、令和4年度に「学校安全の推進に関する有識者会議」を改めて設置し、指針の見直しに着手した。令和6年3月に指針の改訂版がまとめられ、事前の体制整備や事故発生時の対応、心のケア、再発防止など、児童や教職員の安全を確保し、児童が安心して活動できる環境を整えるより実効性のある内容となった。
NHKのニュースでは,事故が発生した学校が直接文部科学省に連絡するようなフリップが示されて,そのような説明があった。設置者や教育委員会などが関与しないようなスキームがあるはずがないわけで,改訂版の指針を確認したら案の定だった。それは本質ではないかもしれないけれど,もう少し丁寧なニュースをつくってもらわないと,信頼性がまったく高まらないのだ。

テレビでは,有識者会議のズーム会議の様子が映っていたが,久しぶりに見る大阪教育大学学校安全推進センター長の藤田大輔先生の顔があった。藤田先生は,有識者会議の「学校事故対応に関する指針の見直しワーキンググループ」の主査でもある。


図:報告支援要請系統図(改訂版指針から引用)

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