で,味噌・醤油や日本酒に欠かせないニホンコウジカビやショウユコウジカビとベニコウジカビは,生物分類学的にはかなり遠い親戚なのだと指摘するコメントをネットで見かけた。はいはい,調べてみました。
動物界|界(kingdom) |菌界
脊椎動物門|門(division) |子嚢菌門 |接合菌門
哺乳綱|綱(class) |ユーロチウム菌綱 |接合菌綱
齧歯目/ 霊長目|目(order) |ユーロチウム目
メガネザル科/ ヒト科|科(family) |マユハキタケ科 \モナスカス科
ゴリラ属/ ヒト属|属(geneus) |コウジカビ属 |モナスカス属
・ヒト|種(species) |・ニホンコウジカビ |・ベニコウジカビ
ということで,「科(family)」レベルで異なる生物だった。ヒトもオランウータンもゴリラもチンパンジーもヒト科なので,そのファミリーよりも遠いファミリー(メガネザル科,テナガザル科,オナガザル科,キツネザル科)に対応する。「目(order)」レベルで異なるネズミやウサギほどは遠くはない。
ただし,クモノスカビやケカビなども中国や朝鮮の発酵食品に使われてきたのだが,これは門レベルでニホンコウジカビとは異なるグループだから,まあそんなものかもしれない。
写真:紅麹(Wikipediaから引用)
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