OECD生徒の学習到達度調査(PISA)は,3年に1回実施されていた。新型コロナウィルス感染症の影響で,2021年の予定が1年延期されて2022年になり,その結果がこの度公表された。
PISA2022には,81か国・地域から約69万人が参加した。前回より2カ国ふえたのだが,トップだった中国の北京・上海・江蘇・浙江地域がはずれている。なぜか,生成AIのいくつかに聞いてみたがはっきりしない。日本からは,全国の高等学校,中等教育学校後期課程,高等専門学校の1年生のうち,国際的な規定に基づき抽出された183校(学科)約6,000人が参加して,2022年6月から 8月に実施された。
日本の順位(今回/前回)は,数学的リテラシー(1位/5位),読解力(2位/3位),科学的リテラシー(1位/2位)の3分野全てにおいて平均得点や順位が上昇した。コロナの影響で,全体の平均得点は下がったが,日本では,新型コロナウイルス感染症のため休校した期間が他国に比べて短かったことが影響した 可能性があるとの指摘がなされている。
図:PISAの平均得点の推移(国立教育政策研究所の報告から引用)
テレビで田中博之さんが,Facebookで,芳賀さんや豊福さんがコメントしていたけれど,思うところはあまりない。順位が低下していたらもわもわしていただろうか。そもそもPISAで一喜一憂しているところに問題があるのだろか。GIGAスクールの行く末の方がキニナルのか。はたまた,生成AIのインパクトのほうか。日々感受性が劣化しているのかもしれないけれど。
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