日本時間9月10日午前2時からのApple Event ,YouTubeやブログの評価を見る前に,Appleのサイトにアクセスして視聴した(1時間38分)。
最初に,Apple Watch Series 10の話。サイズはそのままで,ベゼルを小さくしてディスプレイが大きく明るくなり,本体が薄くなった。高級モデルはステンレスからチタンにかわる。睡眠時無呼吸症候群を検知できるようになるのは旧モデルも含む話だ。スピーカーが改善されて,音楽やpodcastが手元で聞こえるようになる。などなど。
次に,Air Pods Proの話。AirPods 4はオープンイヤーデザイン(カナル型ではない)で,アクティブノイズキャンセリングが有り(29,800円)無し(21,800円)モデルを選択できるようになった。Air Pods Pro2より1万円安いではないか。その分ちょっとだけ性能が抑えられている。
今回のイベントの本命は,iPhone16の紹介である。スティーブ・ジョブズの現実歪曲空間マジックの技が引き継がれていて,すごいアップグレードで満ちているような気がした。ところで,前回のように仕様比較をしてみると,iPhone15からの変更点はほとんどなかった。それでも,今使っているiPhoneSE2よりはかなり高度になっている。
iPhone16 iPhoneSE2024 Sep 2020 Apr139,800円 69,800円A18 A13 Bionic3.5GHz 2.66GHz6コアCPU 6コアCPU5コアGPU 4コアGPU16コアNE 8コアNE256GB 128GB6.1インチOLED 4.7インチLCD2556×1179ピクセル 1334×759ピクセル460dpi 326dpi2,000,000:1 1,400:11000ニト 625ニト48MPメイン|超広角 12MPシングル12MPフロント 7MPフロントズーム .5× 1× 2× ズーム 1×USB-C/USB2 Lightning/USB2FaceID TouchID5G 4G/LTEBlueTooth5.3 BlueTooth5.0MagSafe —22時間ビデオ 13時間ビデオ80時間オーディオ 40時間オーディオ147.6×71.6×7.8 138.4×67.3×7.3170g 148g
一番印象的だったのはカメラ回りだ。朝の散歩でカメラ機能を十分活用しているので,関心の的だ。空間写真や空間ビデオというイマーシブな3Dイメージを撮影するために,カメラ配置が縦の直線上に並んだ。3カメラのProモデルは超広角も48MPだけれど,iPhone16の超広角は24MPで,5倍の光学ズーム付き望遠カメラはない。
カメラ回りのインターフェースが特によかった。側面に物理的なカメラコントロールボタンがついて,タッチやクリックやスライド操作ができる。ワンタッチで撮影できるのがありがたい。朝の散歩インスタグラマーとしては,5倍望遠をどうするかだけが関心事。サイズは,Proモデルでも数ミリ大きくなるだけだ。でもなぁ・・・。
写真:iPhone16 ウルトラマリンモデル(Appleから引用)
肝腎のApple Intelligence だけれど,米国は10月,それ以外の英語圏では今年の12月,その他の言語では,中国語,フランス語,日本語,スペイン語が来年提供の予定なので,それ待ちだ。ということで,ほとんど実質的なサプライズがなかった発表だった。
P. S. 日経新聞は2日渡ってこのニュースを大きく取上げているが,ChatGPT連携を目玉機能だとして動きが遅いことをディスっていた。そうなのか?
P. P. S. ドリキンのYouTubeではこのカメラの意義について熱く語っていたが,なるほどである。Vlogに進出していたアクションカムや一眼レフカメラ市場の風景をがらっと変えてしまう潜在力があるのかもしれない。
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