録画してあった朝の韓国ドラマ,スティーラー七つの朝鮮通宝をまとめてみた。なるほど,暇な老人は,このようにして毎日テレビを見て過ごしているのか。時間は無限に溶けていく。
たわいないB級サスペンスコメディなのだけれど,ハイテクガジェットが沢山出てきたり,歴史的な謎解きがあったりして面白い。朝鮮侵略した日本が奪った朝鮮の財宝を日本の将軍が隠匿し,その秘密の隠し場所を示す星座の位置が,7枚の朝鮮通宝に穴を開けて伝えられていた。この争奪戦がドラマの骨格であり,慶州瞻星台という,世界遺産地区にある東洋最古の天文台が最後の舞台だった。
中心となる悪役は,第二次世界大戦ごろの親日派であり,独立運動に関わったが戦後は貧しいままだった人々と,親日派が財産を隠匿してその後の財閥の骨格をなしていくということの対比が示唆されていた。韓国の歴史的な遺物を悪役が奪取し,それらの財宝の隠し場所を日本人の島田に設計させる。彼が作った謎解きトラップのキーワードが神功皇后と安堅の夢遊桃源図だった。
図:夢遊桃源図(安堅,Wikipediaから引用)
[1]「夢遊桃源図」の創作世界 — 仙境の再現と古典山水画の確立(洪善杓)
[2]「夢遊桃源図」三たび韓国へ 国立中央博物館特別展(天理教)
[3]<在日社会>韓国博物館開館100周年・海外流出国宝級作品大挙展示(東洋経済日報)
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