日本経済新聞の私の履歴書,今月は茅陽一。物理学者の茅誠司の妻が,天文学者の木村栄(ひさし)の娘の伊登子であるとのこと。つまり,茅陽一は木村栄の孫になる。金沢市立泉野小学校では(校区内に木村栄の育った家があった),かつて,地球の緯度観測でZ項を発見し,第1回の文化勲章を受賞した木村栄の業績をたたえる行事を毎年行っていたのだけれど(そういえば木村博士の歌もあった),残念なことに泉野小学校の現在のホームページには木村栄についての記載はない。金沢市郊外の野田山にある大乗寺の山門参道前には,木村栄の養父の木村民衛(私塾の教師)の大きな碑があったのだが,これも何年か前に撤去されてしまっていた。
木村榮(初代水沢緯度観測所長)©国立天文台(水沢VLBI観測所 木村榮記念館)
P. S. 「木村博士の活躍」のビデオクリップには本人の音声が記録されている。初めて聞いたが,金沢弁フレーバーが感じられました。(国立天文台ウェブサイト利用規程)
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