東海大学出版会から刊行されている,物理学古典論文叢書10「原子構造論」にハースの「プランクの輻射法則の電気力学的な意義および電気素量と水素原子の大きさに関する新しい決定について」という論文が採録されていた。長岡半太郎やボーアばかりに気をとられていたので,すっかり見落としていた。
あとでもう少し勉強してみよう(2018-12-16「原子モデルとプランク定数」に続く)。
P. S. この第2章はパイスが書いており,わかっている人が読むといろいろおもしろそうなことが書いてあるのだが,背景知識の少ない初心者が読むと,なにがなんだかわからない雑木林を彷徨っているような状態になりそうなので,授業で使うには対象者とのマッチングに注意したほうがよいかもしれない。
写真:A. E. ハース(Ceder Grove Cemetery から引用)
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