2024年11月21日木曜日

138億光年の孤独

谷川俊太郎からの続き

昔から,20億光年というのは詩の都合で適当に 設定されたそれらしい大きな数字だと思っていたが,そうではなかった。「20億光年の孤独」が出版された1952年当時の最新の科学知識に基づいている。まだビッグバン理論が誕生して間もない頃だ。

「20億光年の孤独」に採録されている「運命について」にも,プラットフォームに並んでいる天使たちが〈たった五十年と五億平方粁さ〉というところがある。たしかに地球の表面積は,4×3.14×(6556 km )^2  = 5.075億 km² である。


Q(koshix):
谷川俊太郎の「20億光年の孤独」は,この詩集が書かれた1952年当時,観測された最も遠方の星雲が20億光年のかなたにあったことから,宇宙の大きさを象徴する単位としてタイトルに使われました。このことや,現在の宇宙の年齢が138億年であることを踏まえて,膨張宇宙の大きさがこれに対応するX億光年になったとして,それを象徴するタイトルでかつ,この事実を説明しながら,谷川俊太郎の表現を尊重した内容の詩を書いてください。
Q(koshix):
谷川俊太郎の「20億光年の孤独」はより簡潔で諧謔的で象徴的でエレガントでした。そんなふうに改善できますか?


A(ChatGPT-4o):

宇宙がふくらむたび、
孤独は遠ざかる。

星々は語らず、
闇だけが歌う。

138億光年の向こうに、
誰かが笑っている気がした。

それも、ただの錯覚。

光も、言葉も、
追いつけない速さで
世界は拡がっていく。

それでも、ここにいる私を、
私だけが知っている。



図:「20億光年の孤独」だけで得られたイメージ(DALL-E3より)


P. S.  NASAのサイト[3]によれば,1955年で宇宙の年齢は60億年,サイズは40億光年とされていたらしい。まあまあそんなものか。


[2]観測可能な宇宙(CMBR球体の最大直径=780億光年が答えらしい,Wikipedia)

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