2024年11月7日木曜日

世代効果

日経クロストレンドの「30年のデータで解析!生活者の変化潮流 第52回ポパイ・JJ世代が時代の節目?日本人の価値観変化をデータで検証」という記事が目に入った。自分にはあまり関係ない話かとチラチラみていると,どうやらポパイ・JJ世代のというのは私達の世代のことだった。

日経新聞の支払いを日経ID決済にしているので,1ヶ月のみの日経クロストレンド無料購読が可能になる。そこで全文を読んでみた。もっとも 3/4 くらいは無料部分で読めるのだが。

簡単に言うと,生活に関する長期時系列データに対して,ある集団に着目するコーホート分析をした結果,年齢効果,時代効果,世代効果を取り出すことができる。これから1952-1956年生まれの世代が価値観の境界にあるということがわかった,というものだ。

もう少し詳しく説明するために,ChatGPT-4oに全文ファイルを読み込ませて内容を要約させよう。
Q(koshix):
(第52回及び関連する第50回の2ファイルをアップロードした上で)
これらの内容をまとめて教えてください。

A(ChatGPT-4o):
以下に2つのレポート内容をまとめます。

1.「ポパイ・JJ世代が時代の節目? 日本人の価値観変化をデータで検証」
概要:このレポートは、日本人の価値観がどのように変遷してきたかを「生活定点」データを基にしたコウホート分析によって考察しています。博報堂生活総合研究所が1992年から定点観測を行ってきた長期時系列データを活用し、「年齢効果」「時代効果」「世代効果」の3つの要因を分離して、特定の世代が持つ特徴や時代の影響を解析しています。
主な発見
1952年から56年生まれの世代に、価値観の変わり目が見られるとされており、日本社会において「世代的な節目」を形成していると考えられます。
コウホート分析の結果により、消費や価値観の変化が進み、特に「消齢化」(年齢によるライフスタイルの固定化の希薄化)が進行していると指摘されています​(第52回)。

2.「人前でのキスに抵抗はない」は6% 調査で見えた若者の実像
概要:若者の価値観や行動が実際にどれほど変わったのか、30年間の「生活定点」データに基づき、コウホート分析を通じて若者の特徴が世代固有か、時代的な影響かを検証しています。
主な発見
若者に見られる行動や価値観のうち、約4割が「年齢効果」(年齢に基づく変化)で、世代固有のものは3割程度であると示唆されています。
特に「音楽や美容に対する関心」などは若者特有の特徴である一方、「人前でのキスに対する抵抗感」など、恋愛観に関しては世代を超えて一貫している要素もあるとされています​(第50回)。

これらのレポートから、長期間にわたるデータを基に日本人の価値観の変遷が年齢や時代、世代ごとにどのように影響されるかが詳細に分析されており、特定の世代における消費傾向や価値観の変化が明らかにされています。


Q(koshix):
1952年から56年生まれの世代に、価値観の変わり目=日本社会における「世代的な節目」だということですが,その前後でどんな価値観が変化しているのか複数の例をあげて説明してください。

A(ChatGPT-4o):
1952年から56年生まれの世代が日本社会における「価値観の節目」を形成している理由について、いくつかの具体例を挙げて説明します。この世代は「ポパイ・JJ世代」とも呼ばれ、従来の価値観から新たな価値観へとシフトする過程で、以下のような変化が見られました。

個人主義の台頭
戦前や戦中生まれの世代が保守的・伝統的な価値観を持っていたのに対し、1952年から56年生まれの世代では「個人の自由」が重要視されるようになりました。この世代は、家庭や組織への従属よりも、個人の自己実現を追求する傾向が強まり、特に家庭や職場での上下関係の在り方に対する意識が変わり始めました​。

食生活の変化
伝統的な魚料理が好まれていた世代から、次第に肉料理が一般化され、特に1970年代以降は肉が日常的な食材となっていきました。この変化は、価値観が個人の嗜好に寄り添う傾向へと移行したことを示しており、戦後の欧米文化の影響も加わった結果と考えられます​。

仕事と生活のバランス
1952年から56年生まれの世代以降、仕事中心の生き方から、家庭やプライベートを重視する価値観へのシフトが見られるようになりました。具体的には「予定があれば残業しない」「仕事よりも家庭が大事」といった意識が若い世代ほど顕著になり、組織よりも個人生活を重視する傾向が進んでいます​。

社会貢献意識の揺れ
「社会のために役立つことをしたい」という意識は、この世代で一旦上昇した後、後続世代では減少しつつも再び波打つような傾向を示しています。これは、個人の幸福追求と社会への貢献の間で揺れ動く日本人の価値観の変化を表しています​。

このように、1952年から56年生まれの世代は、個人の自由と多様な価値観が受け入れられる社会への移行期として重要な役割を果たし、従来の伝統的な価値観を一部保ちながらも、大きく社会が変容していく時代の礎となりました


図:各世代での世代効果の標準偏差(博報堂生活総研・日経XTRENDから引用)
(世代効果の谷間の部分(1952-1956年生まれ)が価値観の境界をなしている)


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