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2021年4月21日水曜日

Apple Event 2021 April

 日本時間4月21日午前2時(米国時間 4月20日午前10時),Apple Event 2021 Aprilが開かれた。ここで発表されたものは,次の通りである。

(1) 24inch iMac:お買い得か。これまでに発表されたM1 MacBookやMac mini とほぼ同じCPU基板に,24inchの4.5Kレティナディスプレイをつけたようなもの。7色揃えて,リモートワーク用に1080pのフェイスタイムインカメラ。有線のギガビットイーサネットは電源アダプタのところに口を設けているのが良さげ。キーボードもTouch IDを備えていてカラーバリエーションあり。ポートは上位機種でThunderbolt/USB4 × 2とUSB3×2。

(2) M1 iPad Pro:高い。12.9inchの最上位モデルでは,279,800円(Cellular)に達する。新しいキーボードを加えると,321,380円だ。ただし,16GB/2TBで Thunderbolt/USB4ポートが付く。Liquid Retina XDRディスプレイ・ミニLEDバックライト・2,732 x 2,048ピクセル解像度はなかなか凄いので,MacBook Airより高くても仕方ないのかも。

(3) Air Tag:もっと安いものかと思っていたら,Bluetoothとスピーカーのため3800円。バッテリは市販のボタン電池で1年以上は持つらしい。ブランド物のキーホルダーの価格設定がえぐい。手持ちのiPhone SE2では残念ながらNFCによる近場の方向・距離案内が出ない。認知症老人用に使うと便利かもしれないので2セット買っておこうかしら。

(4) Apple TV 4K:これパスワード入力でのつまづきの解消方法はどうするのだろうか。最も旧型のAppleTVではこのユーザインターフェースのせいで四苦八苦しているのだけれど。

2021年4月20日火曜日

MacBook Air M1(2)

 MacBook Air M1(1)からの続き

新しいコンピュータが導入されると環境設定が大仕事になる。MacならばTimeMachineという強力な移行ツールがあるのだけれど,CPUアーキテクチャが Intel Core iX からAppleシリコン M1に替わり,OSもmacOS Catalina(10.15.x)からmacOS Big Sur (11.2.x)へとメジャーバージョンアップしたので,この際クリーンインストールをすることに。

(0) トラックパッドの設定(アクセシビリティの項目ONでタップ可能にする)

(1) ターミナルの設定(osaka等福14,ウインドウサイズは80x40,漢字コードはUTF8)これまではEUCだったが,もう大学のサーバのmnewsでメールを読まないので必要はないかも。

(2) EPSONプリンタドライバー(EP-805AW)一応BigSurには対応しているようだ。

(3) Xcode 2.4 & コマンドラインツール 2.4 の導入。

(4) homebrew 3.1.2 のインストール M1対応しているはずなのだけれど大丈夫か。

   /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

   sudoに対してmacbook airの自分のアカウントのパスワードを入れる

   - Add Homebrew to your PATH in /Users/koshi/.zprofile:

   echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/koshi/.zprofile

    eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

(5) 必須コマンドの導入:nkf, wget, lynx, w3m, ffmpeg, gfortran この過程で依存関係からpython3も勝手に入ったようである。

(6) Office 2019 Home & Studentの導入。Parallelsはいらないかなぁ。

(7) Mathematica 12.0 のアクティベーションキーが使用済みなので,システム移行フォームでリセットしてもらう。最初は迷ったけれど結局とても簡単だった。

(8) iTunesの移行のためフォルダごとバックアップからコピーしてら動くかと思ったけれど,iTunesストアライセンスのものはPCの認証が必要で,5台を越えていたのでリセットした。

(9) MacTeX2014 4/1とTeXShop4.62の導入,これがM1 BigSur対応になっていて助かった。

(10) CyberDuck,GraphicConverter, JEdit, かわせみ3などの移行。

あとは細々したアプリやファイルを壊れる直前の状態のSSDからコピーした。古いMacBook Proには,Crucialの512GB SSDが入っていた。アップルストアの人に自分で入れ替えたのですねと聞かれたけれどすっかり忘れてしまっていて最初からSSDのモデルだと思い込んでいた。もしかしたらどこかのSHOPで入れ替えてもらったのだったかそれすら記憶が定かではない。この古いSATAのSSDを,YomttamasterのSATAケース に挿すだけで外付けSSDドライブの出来上がりだ。TimeMachine用にM.2 SSD 4TBの外付けドライブ 2-3Gb/sが欲しいけれどまだ高すぎる。

現在困っていること:Processingが動かない。jupyterlabが動かない。pythonの科学計算用モジュールのいくつかがインストールできない。

良かったこと:指紋認証がなにげにかなり便利。ポートは少ないけれど我慢できる。キーボードの感覚も全く問題なし。重さはそんな軽くはないけれどデザインと色は最高。

MacBookは既に身体の一部のなっていて,なければ仕事にならないので,これが使えない時間を最小限に減らすために今回の判断になった。本当のところは,できるだけ旧機種を長く使ってからより性能の高い機種に移行したかったところだ。

2021年4月18日日曜日

MacBook Air M1(1)

 天災は忘れた頃にやって来る。じゃなくて,昨日まで普通に使えていたものが,存在していたものが,ある日突然事故で消滅してしまう,というのはよくあることだ。53年使っていた腕時計が壊れ,8年使っていたMacBook Pro mid2012に,こぼしたお茶が浸水して電源が入らなくなってしまった。今後の教訓としては,(1) Apple Careには入れれば入る。(2) 電源ケーブルを抜き決して焦って電源ボタンは押さない。(3) 水はできるだけ吸い取るが,基盤の細部に染みたものは数日間乾かない可能性がある。(4) そもそも机の面とコンピュータの底面に段差を設ける。などなど。

そんなわけで,バッテリ交換から3週間で再びApple心斎橋に向かった。相変わらずの丁寧な対応の結論は,浸水による基盤交換等は一律8万数千円かかる。ということで,心が折れてしまった(というか当初の見込みは8万円以上は新品購入,5万円以下は修理というものだった)。早速,MacBook Air M1 16GB/1TBの在庫を確認してもらい,内蔵SSDを取り出して壊れた本体を引き取ってもらった。

この日は,4月22日は地球環境を考えるアースデイとのことで,アップルロゴのてっぺんの葉がグリーンになっていた。スタッフのTシャツもいつもの青から緑に変わっていた。Macを1980年台から使っていて,@mac.comのメールアドレスを使っているというと,販売担当のスタッフさんは驚いていた。また,技術担当のスタッフさんも,MacBookProの側面のCD/DVDドライブスロットや有線Ethernet Portには興味津々という感じだった。


写真:アースデイの心斎橋アップルロゴ(撮影 2021.4.18)


2021年3月27日土曜日

Apple 心斎橋

 アップル製品が故障するとお世話になるのがApple Store(直営店)である。2004年の8月にApple 心斎橋が日本で2番目の直営店舗としてオープンして以来,MacBookやiPhoneを携えて何度もかよっている。2Fのジーニアスバーは,当時から合理化されたシステムでユーザーを受け付けていた。コロナ禍の現在,店舗への入店待ちの段階から大勢のスタッフに囲まれ,非常に丁寧なチェック体制のもとで入店管理がされている。

11:00開店の10分前に着いて,店舗の左壁面沿いの修理・受取の列につくと3番目だったがあっという間に10組ほどが並んでいた。御堂筋側には別の列が複数できていて,これはショッピングの方々ではないか。我々は1mの間隔を取るように指示され,店外で検温とアルコールジェル消毒がなされた。11:00になるとスタッフの拍手(新規開店と正月だけかと思っていた)で迎えられるなか,行列をつくり透明な螺旋階段で2階に誘導されたのであった。

今回の症状は,MacBook Pro mid 2012のバッテリ膨張である。使用上は問題ないのだけれど,本体枠が変形しトラックパッドも盛り上がってきて,さすがに危険を感じたので,春休みの時期を見計らってストア訪問となった。補修部品の保存期間が切れるため今回が最後の修理になるらしい。まあ10年も使えれば御の字だ。

Apple Storeのスタッフは非常によくトレーニングされていて,技術的な信頼度も高く,メンバーのダイバーシティも含めて好感が持てる。とりあえず症状は典型的なので標準的なバッテリ交換だけで終わった。iPhoneのバッテリ交換は即日でやってもらったが,MacBookでは3-4日といわれた。実際には次の日に連絡があったので2日で完了。

次のM1 MacBook Airまたは M1 MacBook Proの様子をみてから次期機種について考えよう。現行のM1 MacBook Air でほとんど問題なさそうではあるけれど,RAM 16GB-32GB, Stoage 1TB-2TB, USB-C × 2-3 + magsafe 電源 あたりで,ファンクションキーがついたM1X-M2マシンならば問題なしで移行できる。


写真 Apple 心斎橋(撮影 2021.3.27)


2021年1月12日火曜日

Alfred(2)

Alfred(1)からの続き

というわけで,とりあえずできたのだけれど・・・微妙に動作が思ったとおりにならない。内部で呼び出していると思われるSiri のデータに問題があるのだろうか。試行錯誤の結果とりあえず下記のやりかたでできたのだが,実際に試してみるとなんだか検索漏れがある・・・

(1) AlfredのPreferenceでWorkFlowを選択する。

(2) 画面左下の+ボタンで新しいBlankWindowを作成する。名前をつけて,説明を加え,CategoryはUncategorizedにする。Bundle IDとCreated ByとWebsiteは適当でよいのかもしれない。

(3) できた新規Workflowの画面で黒い画面を右クリック(Ctrl+クリック)して,InputsからFile Filterを選択する。

(4) keywordは コマンドをキックする短い文字列としてwith spaceにチェックしておけば良い。Placeholder titleとPlaceholder subjectも適当でよいのかもしれない。Filetypeにpdfとdjvとpublic.folderを指定したが,これは見本をdrag&dropすればよろしい。

(5) scopeには検索対象のfolderを指定するとこれでできあがり。



2020年12月24日木曜日

Alfred(1)

 macOSのデスクトップツール(ランチャーアプリ)であるAlfredが超強力であるとの噂を聞きつけて,さっそくダウンロードしたものの,肝腎のメモ(Notes)が呼び出せないので速攻でアンインストールした。

しかし待てよと思い直して検索したところ,Spotlightの検索範囲に該当のファイルが存在しないと発見されないということだった。確かめてみると案の定,Spotlightからはアプリケーションフォルダが外されていた。普通はドキュメントだけ探したいからだった。

早速修正の上でAlfredを再インストールしたところ,OK。アマゾンだとかDeepLとか,いろいろと試して見る価値はあるかもしれないので,もう少し調べてみることにする。


[1]アルフレッドの使い方とおすすめワークフロー
[2]Alfred【概要・設定・使い方】〜Mac最強のランチャーアプリ
[3]Alfredアプリの設定・使い方まとめ完全版

2020年12月11日金曜日

M1(4)

M1(3) からの続き

アップルイベントから1ヶ月たって,ようやくM1 Macの熱狂も収まっていた。久しぶりに大学の情報基盤センターのページをみると,「【重要】新MACの情報端末の情報提供について」というお知らせがトップにあった。まあ,基盤センターとしてはリスクを減らさないといけないので,当然といえば当然の注意喚起ではあるが,世間の評判と対比させるとなんとなく物悲しい雰囲気がただよってしまうのであった。

M1 Macの開発環境も徐々に整いつつある。MathematicaはRosetta2の対応状況を検証中らしい。homebrewは2.6.0にバージョンアップしたことにともなって,我々も,homebrew- coreとhomebrew-caskを更新させられた。奥村さんのM1 Macの記事が参考になる。

2020年12月1日火曜日

Mac雑誌

アップルと私からの続き 

Appleのシリコンチップ搭載Macの発表直前の11月11日に(サンフランシスコ or 日本),青木剛一(@drikin)さんと松尾公也(@mazzo)さんが,ドリキンのVLOGで,「新型Macの発表前夜に語る,元MacUser編集長と元Apple信者のAppleシリコンへの期待!(第1118話 #シネマティック対談)」という対談をしていて,いろいろ回想しながら楽しく聞いていた。

で,日本のMacの三大雑誌としてMacLife,MacPower,MacUserをあげていたが,どうも自分の記憶とずれているので,確認してみたところ,次のようであった。初期(1980年代)のMacワールドからMac+とMacLIFEはすべて買っていたと思う。そのうち,The BASICでなじみのあった技術評論社からMacJapanが発刊されたので,休刊になるまでそれを買っていたような気がするし,Software Designが1990年に創刊されているので,それに乗り換えたようにも思う。

1 Macワールド->Mac+ 1986-1991
2 MACLIFE BNN 1987.8-2002.1
3 MacJapan 技術評論社 1989.5-1993.5
4 MacPower アスキー 1990.2-2007.10
5 MacWorld 1991-1998.4
5 日経Mac 日経BP 1993.2-2000.1
6 MacFan マイナビ 1993.4+
7 MacUser ソフトバンク 1993.11-1998.3
8 MacPeople アスキー 1995.12-2014.11

大阪教育大学にMacintoshが導入されたのが1988年ごろなので,とにかく情報がほしかった。そういえば,Appleから直接APDAlogも買っていた。

[1]日本のMac雑誌(Old Apple World)
[2]我が国最初のMac専門誌「MACワールド日本語版」顛末記(Apple/Macテクノロジー研究所)
[3]20年ぶりに再会〜Mac Japan誌の想い出(Apple/Macテクノロジー研究所)


2020年11月25日水曜日

M1(3)

 M1(2)からの続き

日本では,COVID-19の感染拡大がいよいよ可視化されつつあって,GOTOの影響があるのかないのか,そもそも効果があるのかないのか,など喧しいが,YouTube界隈ではあいかわらずApple M1チップ搭載Macの話題が続いている。ソフトウェアのM1対応状況については,IsAppleSiliconReady のサイトが詳しい。

*WHOダッシュボードのCOVID-19データが,当日だけになった(JSONを探せ)。
・AppleのFinal Cut Pro Xでは,4K120pの動画編集がぎりぎり可能である。
・Davince Resolve 17 はフリーでも使える動画編集ソフトで,軽い動画ならこれでも可。
・Desktop Audio Wowkstation のバリバリの編集は結構重くて厳しい。
・Rosetta2でほぼカバーできているが,開発環境系はまだ十分に対応できていない。
・ParallelsやVMWareFusionなどの仮想デスクトップ系はまだだめ。
*pLaTeX→upLaTeX→LuaLaTeXと進化しており,美文書8版でもカバーできつつある。

[1]物書堂(egword M / かわせみ R)
[2]google(Chrome M / 日本語入力R)
[3]Homebrew(R)https://github.com/mikelxc/Workarounds-for-ARM-mac
[4]MacTeX(R)MacTeX-2021を待て http://www.tug.org/mactex/aboutarm.html
[5]Julia(R) https://github.com/JuliaLang/julia/issues/36617
[6]Mathematica(✕) https://community.wolfram.com/groups/-/m/t/2088978
[7]Office2019/365(M)https://support.microsoft.com/en-us/office/microsoft-365-and-office-2019-support-for-apple-silicon-c55b603e-14a6-4b69-bdc0-2bb4c9a36834
[8]Twitter(M)
[9]Graphic Converter(R)
[10]JEditΩ(R)

やはり来年以降かな。

2020年11月18日水曜日

M1(2)

M1(1)からの続き

Apple Silicon M1 を搭載したMacBook Airの実機での報告(*Tuberによる15分前後のVlog)が youtube にどんどんあがってきた。非常に短時間の評価で,比較にはさまざまな制約条件はあるというものの,その多くは「わぉ,スゲェー」というものだった。

一番大きな問題のひとつは,ファンレス構造で発熱による熱暴走は大丈夫かというものだ。これについては「全く熱くない」と「結構熱くなる」に別れた。Geekbenchでは熱くならないようだけれど,GPUがフルに動くアプリケーションではかなり熱いという説もあったが,熱暴走状態をみせるところまでは至っていない。動画編集ソフトによる動画書き出しても,インテルのiMacやMacBook Proの2019年最上位てんこ盛りモデルの実行時間1.5倍以内の時間で完了している。Rosetta2を使ってもこの程度だというのはすごい。

追伸:drikinのダビンチによる動画編集の話を追加した。なかなかおもしろそうな世界がひろがっている。(2020.11.20)


2020年11月13日金曜日

CleanMyMac X

アップルの M1 搭載機種が発表された余波が続いている。macOSのメジャーバージョンアップであるBig Surもいよいよ配信開始となって,さっそくレポートもあがりはじめた。その流れでCleanMyMac Xについての記事が目についた。無料だというのでさっそく飛びついてクリーンアップを開始した。12GBくらい不要領域がでてきて,消去を選んだところ500MBだけクリーンアップ,残りは有料でとなった。デザインもUIもよかったので早速1年分のライセンスキーを取得したけれど・・・うーん,なかなかすごい商売である。

それにしてもBig Sur である。バイナリがintelとM1の両対応でサイズが倍になったという話もあるが,twitterでも若い人がどんどん試している。歳をとるとなかなか新しいものにとびつけなくなるのが悲しい。そもそもmid 2012のMacBook Proでは話題に参加できないのだけれど。はやくiPadとMacが統合されてほしい。

2020年11月12日木曜日

Splashtop

 iPadをMacのリモートデスクトップとして使いたいと思った。一時なくなりかけていたMac Miniが M1チップをのせてきたので,しばらくは安泰かと思われたからだ。Mac Miniの値段は132,800円(16GB+1TB)なので,MacBook Airより4万円は安い。いまとなっては,iPad も必需品なので,これとnotebook の重複を防ぎつつMacOSも使えるとなればありがたい。Mac Miniのインターフェースも,USB4×2, HDMI 2.0,USB-A,Gigabit Ethernet,ヘッドフォンジャックなどがあってなんとなくうれしい。

Sidecarを使うと,iPadをMacの2番めのディスプレイ(ペンタブレット機能付き)として使うことができる。が,それはリモートデスクトップではないと思われる。そもそも該当するのは,2016年発売のMacBook Pro以降なので残念でした。ということで,さらに調べてみると,Splashtop,Jump Desktop,Chrome Remote Desktop,Microsoft Remote Desktopという選択肢がでてきたので,おすすめだったSplashtopをiPad Pro とMacBook Proにインストールしてみた。うーん,ヌルヌルしているがそれなりに動作する。そもそも,iPadのキーボードがあれなので,どこまで実用に堪えるかはわからない。日本語入力もできないかと思ったが,大丈夫だった。

2020年11月11日水曜日

M1(1)

 Appleは,2006年以来使われてきたIntel チップから,アップル独自のARMベースSoC(システムオンチップ)である M1 チップへの変更を開始した。2020年11月11日のアップルイベントで,予てからアナウンスしていた AppleオリジナルのM1チップが搭載された13inch MacBook Air, Mac Mini, 13inch MacBook Pro の発表があった。即日に予約開始して来週はじめから出荷ということだ。M

5nmのラインルールによりM1チップに集積されるトランジスタ数は160億個だ。ここに8つのCPUコア(4つは高速,4つは低消費電力),8コアのGPU,16コアのニューラルエンジンなどを搭載し,毎秒11兆回の演算が可能となっている。この新しいMacBook Proは,クアッドコアIntel 1.7GHz i7の MacBook Proに比べて,CPU速度は2.8倍,GPU速度は5倍,ニューラルエンジン速度は11倍というふれこみだ。

M1の省電力性により,MacBook Airではファンが搭載されておらず,バッテリ駆動時間はこれまでの6〜8時間から50%以上は伸びているようだ(ワイヤレス接続時の名目10時間が15時間)。しかも価格は,MacBook Air の16GB+1TBで169,800円か。

問題は,homebrew, Julia, MacTeX, Mathematicaなどがちゃんと動くかどうかである。前回のPowerPCからIntel への移行や,MotorolaからPowerPCへの移行時もそれほど困った記憶はないので,今回もスムーズに乗り換えられるかもしれない。今使っているのはmid 2012の MacBook Proなので,すでに8年以上経過している。次は,ややこしいバーがついていないMacBook Air にしようかと考えているけど,どうなることか。

2020年10月14日水曜日

iPhone12

 Apple iPhoneの5GモデルであるiPhone12が発表された。4つの機種がある。5.4インチ2カメラの12 mini,6.1インチ2カメラの12,6.1インチ3カメラの12 Pro,6.7インチ3カメラの12 Pro Max だ。この前 SE2に更新したばかりなので,当分(数年)手を出すつもりはないけれど,今回のモデルチェンジはデザインもすっきりしているし,コンセプトもOK(大層なカメラも慣れてしまった)なので,昔だったら早速買っていたかもしれない。


写真:Apple のウェブサイトから引用


2020年7月4日土曜日

iPhone SE(4)

とりあえず,アプリは精選して再インストールした。この状態でMacBook Proにつなぐと,設定がそうなっていたからだが,勝手に音楽が同期された。写真はiCloudからの同期になっているので,ここには復活されない。iPhone 6sのバッテリケースは装着できたのだけれど,カメラホールがずれていたのでレンズを半分覆ってしまった。これでは芸術的なスモーク写真で満足するか,朝の散歩の写真撮影時にケースの着脱が毎回発生してしまうことになるので,iPhone 7用のバッテリケースを注文したらすぐ届いた。残念ながら iPhone SE用のバッテリケースは売っていない。保証はないのだけれど,とりあえず使ってみることにする。

追伸:気がつかないうちに,iPhone/iOSの写真の画像形式がJPEGからHEIF(High Efficiency Image File Format)に変わっていた。拡張子は HEIC。JPEGに変換するために,iMazing HEIC Converter を引っ張ってきた。メールで写真を送るときとかどうなるのかな?


写真 iPhone7用のバッテリケースを装着した iPhone SE(撮影 2020.7.4)

2020年7月3日金曜日

iPhone SE(3)

記録のために,このiPhone SEの現段階のスクリーンショットを保存しておく。これまでは4.5ページあったが,このたびのリストラで3ページになった。


図:iPhone SE の現時点でのスクリーンショット

2020年7月2日木曜日

iPhone SE(2)

ということで,今週は裁判員の予定がなくなった。そこで,早速ソフトバックショップへ向い, iPhone SE を入手しようとしたところまではよかったのだけれど・・・帰ってからいろいろぐだぐだ。

バックアプファイルが壊れていたのがいたい。写真データと音楽データはどうするのか・・・というかもう端末にためておく必然性はないのか。そりゃ256GBもいらないはずだ。ということで,128GBのWhiteにしました。これだけは店員さんを評価する。しかし,不要なアクセサリ群を山盛りで購入させられそうになり,Softbankの電気メータとネットワークにも無理無理加入させられそうになった。今までこんなことはなかったんだけど・・・。

販売代理店を通すと便利なことがある一方で,逆に面倒なことも増えてしまい,もうこの歳になると,新しい端末の再インストールや環境設定で遊ぶのはもうほとんど苦痛の域に達してきた。かといって,オンライン購入にはまだ踏み切れなかったのだ。


写真:表はブラック iPhone SE Whiteの裏面(撮影:2020.7.2)



2020年6月24日水曜日

WWDC2020

アップルの開発者カンファレンスWWDC2020は新型コロナウイルス感染症蔓延のために,無観客で放映された。ティム・クックの挨拶のはじめには,ジョージ・フロイドの死にともなう人種差別撤廃についてのアップルの方針が示された。

ソフトウェアの開発状況や今後の展開が話題の中心であり,iOS,iPadOS,watchOS,tvOS,macOSの順に上級副社長のクレイグ・フェデリギ(もともとはNeXTのひとなのか)が中心となって説明が進んでいった。例によって細かなつくりこみやデザイン変更を凄い(incredible)凄い(gorgeous)と連呼して進める部分にはあいかわらず辟易するのだった。どうやらAndroidoの後追いらしのだが,ほとんどどうでもいい機能ばかりが複雑に追加されていく・・・orz。

Think Simple(Ken Segall)の精神はいったいどこにいったのだろう。地図関係は日本では期待できないし,翻訳機能だけは少したのしみだけれど,Siriもあまり信頼していないので微妙。後は,iPadOSとmacOSがどこまで接近融合していくのかが個人的な関心のポイント。翻訳機能と並ぶもうひとつの期待の柱はARなのだけれど,これはスルーされていた。

今回のポイントはやはり,Apple Siliconへの移行だ。日経朝刊が一番すっきりまとめていたけれど,マックのCPUは,1984 Motolora −(10年)→ 1994 Power PC −(12年)→ 2006 Intel −(14年)→ 2020 Apple Silicon(ARM)という変遷をたどっている約10〜15年でCPU交代が行われるわけか。なお,MacOSX は2001年に導入されており,次のとおりである。
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2001 Mac OS X 10.0 (Cheetah) → iPod
2001 Mac OS X 10.1 (Puma)
2002 Mac OS X 10.2 (Jaguar)
2003 Mac OS X 10.3 (Panther)
2005 Mac OS X 10.4 (Tiger)
2007 Mac OS X 10.5 (Leopard) → iPhone
2009 Mac OS X 10.6 (Snow Leopard)
2010 Mac OS X 10.7 Lion → iPad
2012 OS X 10.8 Mountain Lion
2013 OS X 10.9 Mavericks
2014 OS X 10.10 Yosemite
2015 OS X 10.11 El Capitan
2016 macOS 10.12 Sierra
2017 macOS 10.13 High Sierra
2018 macOS 10.14 Mojave
2019 macOS 10.15 Catalina
2020 macOS Big Sur(いよいよここから11.xシリーズになるようだ)
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やはり,インテルチップへの移行が完了して落ち着いたSnow Leopardのころが一番よかったような気がする。

前回のPowerPCからインテルへの移行もわりとスムーズだったので,今回もそれほど心配ではないけれど,悲しいかな,手元にあるMacBook Pro mid 2012 はもうmacOS Big Surに対応しないのである(iPhone 6sは iOS14に対応するようだけれど)。そろそろ機種交換が必要か。次の候補はあの変なTouch Barがついていない MacBook Air にしたいものだけれど・・・もうApple のサイトでアクセサリをみても CDドライブは出てこないのであった。むむむ。あと,iPhone SE2用のバッテリケースもありません。むむむ。

富岳もARMベースのようだし,ARMアーキテクチャの天下がやってきたということか。

追伸:グーグルでWWDC20XXの画像検索をいくつか試してみて下さい。今回のWWDC2020のデザインがもっともダサイと感じる私の感覚はおかしいのだろうか?

[1]OSXの終焉

2019年9月15日日曜日

iPhone11によせて

石川県立小松高等学校出身の田端信太郎さんが,インターネット個人番組のタバラジで,iPhone11の話をしていた。そう,スマートフォンは完全にコモディティ化したということが再確認された2019年9月10日のApple Special Eventだったね,ということである。要点は,カメラ3つつけて何がうれしいの?2007年のあの感動はどこにいった。しかしそれがすべての製品の必然的運命。次のわくわくさんはなんだろう。以上が内容のまとめであり,1Tweetで表現できそうであるが,ほとんど同意なのだった。

2019年6月8日土曜日

アップルと私

なんだかこの40年間ずっと影響・翻弄され続けてきたような・・・

1980年代初頭,私はPC-9801ユーザで研究室のコンピュータもPC-9801シリーズ(まわりを見回してもみんなそうだった)。ところが,1988年に大阪教育大学に40台のMacintoshII (Mathematica, Fortranつき)+ LaserWriterが導入されたのをきっかけとして,マックユーザに転向してしまった(PC-9801RAくらいまではフォローしていた・・・)。

最初にMacintoshを見たのは日本橋の上新電機の1階だった。PC-9801本体+8087プロセッサが30万円の時代に,小さなモノクロディスプレイ一体型のMacintoshPlusが60万円以上していた。これはコストパフォーマンスが悪いと思い,その後近づかないようにしていた。それでも何か気になって,Mac+(1986-)やMacLife(1987-)などの雑誌を買い始めたところに,各国立大学へ貿易黒字対策のための外国製コンピュータ導入の話が降ってわいた。

いまから思えば,これが日米貿易戦争の端緒であり,半導体産業やコンピュータ産業の凋落の第一歩であったように思う。この米国の作戦に自ら進んで飛び込んで成長力を失った日本は,さらに竹中マジックで骨の髄まで外資にしゃぶられる今日の体たらくになるのであった。当時はバブルとも重なって毎週のようにDRAM技術の革新が報じられ,日本の半導体は少なくとも量的には完全無敵の状態に見えていたにもかかわらず。

さて,大学にMacintoshIIが導入されてからは,ジョブズのいないアップルの業績は下り坂で,その方針も混迷を極めた。日本経済新聞は何かある度にこれでもかというようにアップル叩きに勤しんでいた。その後の手のひら返しをみて,つくづくジャーナリズムにいやけがさすのであった。

なにやかやいっても,おおむねアップルの動きに追随してきたつもりだった。ところがApple Watchを見送ったあたりから,様々な技術や製品についていけなくなった。アーリーアダプターとしてiPhoneを卒業生らに見せびらかしていた時代がなつかしい。

P. S. 池田分校の新しい情報科学専攻に1教室分のMacintoshIIが設置され,ここでMathemacaの授業を1コマ持っていた。毎週朝早く到着して,全台手作業でDisinfectantでウイルス除去をするのが私の仕事だった。

年代 事項    製品      私は       
1976 創業 Apple I 大学院進学
1977 アップルコンピュータ設立 Apple II
1978
1979 Lisaプロジェクト
1979 Macintoshプロジェクト
1981
1982 大阪教育大学
1983
1984 Macintosh PC-9801導入
1985 ジョブズ追放→NeXT
1986
1987 Newtonプロジェクト HyperCard
1988 MacintoshII×40台
1989 MacintoshIIfx導入
1990 (NeXTstation)
1991
1992 Newton MP NeXTstation導入
1993
1994 PowerMacintosh PowerBookDuo270導入
1995
1996 NeXT買収
1997 ジョブズ復帰 漢字Talk7 PowerBook2400購入
1998 iMac/AppleWorks
1999 iBook
2000
2001 アップルストア MacOSX/iPod
2002 iPod購入
2003 iTunes Music Store
2004
2005 スタンフォード卒業式
2006 Apple TV
2007 iPhone
2008 iPhone購入
2009
2010 iBookstore iPad
2011 ジョブズ死去
2012 MacBookPro購入
2013
2014 Apple Pay開始
2015 Apple Watch
2016
2017 ApplePark
2018 定年退職
2019 iPadPro購入
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