それをすっかり忘れていて,非常勤の授業に向かおうとして玄関を出ると,まだゴミが回収されずに積んであった。さっそく,取って返して台所の生ゴミをまとめて・・・とバタバタして駅に着いたら,iPhoneとボールペンを携帯するのを忘れていることに気がついた。
切符は予備のPiTaPaで対応し,ボールペンは大学に予備が置いてある。ところが,電車の待ち時間や電車の移動時間の間が持たない。普段は,常時iPhoneに没頭して情報入力しているので,それがないと調子が狂うのだ。
かばんの中には文庫本(ハヤカワ文庫JA,AIとSF)があったので,早速これを読んで無事に過ごすことができた。最近,本を読めなくなったことの最も大きな原因が,インターネットにつながった端末からの情報入力に取って代わられていることをあらためて痛感する。
大学のエスカレータを上りながら縷々考えてみると,毎日の食事によって身体の再生産を維持するのと同様に,人間は日々情報をインプットしてアウトプットしないと生きていけないのでは思い至った。そして,人やその食物が地球物質循環の中に位置づくように,人と世界の相互作用の中にある情報循環のイメージが浮かんできた。
0 件のコメント:
コメントを投稿