イトカワは直径390 m(体積0.018 km^3),質量3.5 × 10^10 kgであり,その密度は1.9 g/cm^3 である。地球表面に持ってくればグズグズにくずれそうな物体である,と聞いたような気がする。
リュウグウはどうかと思い Wikipediaをみると,直径 700 m(この辺が日本のWikipediaの限界か,英語版では 865±15 mとして参考文献も示されている),質量が 4.5 × 10^11 kgであり,イトカワより一回り大きいことがわかる。体積や密度は記載されていないので,体積を直径の3乗の半分だと仮定すると(立方体の周囲を半分だけ削ったような形だと想像)0.7 g/cm^3となる。おかしいな,水より軽い。やはり体積の式が間違っているので,その結果が報告されるのを待つほうがよろしい。
リュウグウは炭素質コンドライトからなるC型小惑星であり,それらの平均の密度は1.38 g/cm^3 程度のようだ。M型小惑星はニッケルや鉄などの金属からできていて,その平均の密度は 5.32 g/cm^3 になる(Wikipedia のStandard asteroid physical characteristics より,これも中文版はあるが日本語版はまだない)。
写真:小惑星リュウグウ(Wikipedia 英語版より)
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