その放送大学の特番で中南米文化の話(音の出る土器が5%もある)に驚いた後,YLがどうのこうのという話をしていた。どうやら英語の本の読みやすさのことらしい。調べてみると,
YL = Yomiyasusa Levels とは,SSS英語多読研究会(旧SSS英語学習法研究会)が定義する,
読解レベル(YL)は、2003年にSSSグループの古川昭夫によって創設された、英語書籍の読解レベルを測定する新たな方法である。SSSグループは日本エクステンシブ・リーディング協会と協力し、外国語としての英語学習者にアピールするため、100段階のYLシステムを開発した。というものである。 よくわからないでしょ。ChatGPT-5に聞いたほうがはやい。
A(ChatGPT-5):YL(Yomiyasusa Levels=読みやすさレベル) は、日本の英語多読教育に特化した難易度指標で、TOEIC や CEFR のような「試験基準」ではなく、日本人学習者にとってどれくらい“すらすら”読めるか を基準にしています。1.基本的な考え方機械的な計算式(語数・語彙数だけ)で決めるものではない。実際には、英語教育関係者や多読研究会の教師陣が、多数の日本人学習者に読ませて体感を集約し、段階化した経験的スケール です。したがって「YL 2.5だから単語数○○語」という単純対応ではなく、語数・文法・文体・内容の分かりやすさ・文化的背景 などが総合的に加味されます。2.主な評価要素(a) 語彙のやさしさコア語彙中心か?(中学レベルの語彙か、それ以上の抽象的な語か)例えば「dog」「house」はYL低め、「contemplate」「legislation」はYL高め。(b) 文法構造文の長さ・従属節の多さ・仮定法や関係代名詞の使用頻度など。短文・単純文が多ければYLは低く、複文や学術的な表現が増えれば高くなる。(c) 文体の読みやすさ口語的でシンプルか、抽象的・比喩的か。児童向け絵本は低YL、小説の叙述や詩的表現は高YL。(d) 語数(総単語数)多読教材カタログでは、1冊あたりの語数(word count)も並記される。ただし YLは「語数の多さ」ではなく「難しさ」に対応。同じ10,000語でも YL2 と YL5 の本がありうる。(e) 背景知識・文化的負荷「英語の物語」として背景が理解しやすいもの(例:日常会話・冒険もの)はYL低め。歴史的背景や文化的文脈が必要なもの(例:シェイクスピア、政治小説)はYL高め。3.スケール例(おおよそ)YL 0.0–0.9:絵本、英単語に絵が添えてあるレベル。YL 1–2:Graded Readers 初級。語彙は中学英語レベル。YL 3–4:Graded Readers 中級。文法も高校レベル程度。YL 5–6:英語圏のYA小説ややさしめの一般書。YL 7–9:英米文学原書。例えばハリーポッター(YL 6.5–7あたり)。4.まとめYLは「数式で自動算出するスコア」ではなく、教育現場での経験と学習者のフィードバックに基づく「実践的・経験的な指標」。語数・語彙レベル・文法・文体・文化的背景を総合的に見て、教育者が段階づけています。したがって、同じ語数でも YL が異なることがあるのが特徴です。
さらに,テキストをいれると自動でYLレベルを推定するpython コードまで作ってくれたけれど,そもそもの定義がアバウトなので,これはもうさわらずにそっとしておこう。
図:英語多読学習法のイメージ(ChatGPT-5による)
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