わが街,道頓堀からの続き
松竹座が2026年5月の興業を最後に閉館するというニュースがとんできた。えーっ。
1923年にできた松竹座は映画館だった。大学生になって道頓堀の古書巡りをしていたころは映画館だった。泉丘の同級生で阪大工学部の土木にすすんだ竹谷君とヴィヴィアン・リーの「風と共に去りぬ」を見たのはここだったろうか,あるいは梅田か。でもなんとなく風と共に去りぬの看板がよく似合いそうな劇場ではあった。
1997年に松竹座が正面だけを残し演劇の劇場に立て替えられてからは,歌舞伎や松竹新喜劇や若者・おばちゃん向けジャニーズ系ドラマなど様々な演目が上演されてきた。けっこう通ったものだ。松竹の意向だったのか映画国宝の舞台にはならなかったのがちょっと残念。
跡地はどうなるのだろうか。上本町では近鉄百貨店とシェラトン都ホテルの辺りを再開発するという話らしいし,なかなかにぎやかなことだ。そういえば金沢駅前の都ホテル跡地はどうするのだろうか。これらができあがるのを自分が見届けられるかどうかは微妙なところだ。
写真:1923年竣工の大阪松竹座(大林組から引用)
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