2022年11月7日月曜日

NARASIA

秋晴れの立冬前日の午後,天理市のなら歴史芸術文化村に立ち寄った。

いつものように,ひととおり,文化財修復・展示棟をみてまわり,1Fの資料・パンフレットコーナをみていると,EURO-NARASIA Q 22号というしっかり製本された雑誌があった。手に取ると,奈良県立大学ユーラシア研究センターが発刊している。

大学の刊行物にしてはすごくお金がかかっていそうでびっくりした。奈良県立大学のユーラシア研究センターは,「広くユーラシアと関わる奈良の文化資源に関する調査研究」を行いその成果を県民はじめ内外に発信することが目的なので,奈良県としては広報の一環として予算をつぎこんでいるのかもしれない。

NARASIAのバックナンバーは,第14号から21号までがpdf公開されている。最新号は,奈良県施設に置いて無料配布している。年に2-3回の発行なのでなかなか太っ腹なのだ。第22号は,上質紙64ページでカラーページも多く,テーマが安如宝・和と洋・タジキスタン・ゾロアスター教・モダニズム・妖怪博士・雲土器と読みごたえもありそうだ。


写真:EURO-NARASIA Q 第22号の書影

P. S. 1 現在の奈良県立大学の理事長は,天理市長並河健の師匠の北岡伸一だった。
P. S. 2 NARASIAは奈良NARAとアジアASIAを繋げた造語であり,平城遷都1300年のころから使われているようだ。


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