2020年11月28日土曜日

学術会議のコロナフォーラム

 オンラインで,日本学術会議の「新型コロナウイルス感染症コントロールに向けての学術の取り組み」が開催されている。なかなか有用な情報がコンパクトにまとめられていて,公開されている資料は参考になる。さすがにお医者さんたちは,COI(利益相反)について断ってから話し始めている。中野さんのK値は,twitter上ではみんなでよってたかってボロクソに叩いているが,今日の話を聞く限りではそこまで荒唐無稽な論を展開しているわけではない。

もっとも専門家からすれば,なんとプリミティブでナイーブなのか,ということになるのかもしれない。ただ,物理屋の議論の出発点なんていうのははたいていそんなもので,しかし,その単純化が(ごく稀に)新しいものを見つける場合もあるということもなきにしもあらずだから,大阪維新や宮沢孝幸が,政策やプロパガンダに利用(悪用)しない限りはいいのではないかしら。カッパもイソジンも被害者側なんだから。

喜連川先生の声が聞こえてくると,別のサイバーシンポジウムかと思ってしまう。そうした教育の話題やこうした医療・公衆衛生の話題など,公共性に係る課題は,総合科学技術・イノベーション会議の範疇ではない。

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