地球温暖化(1)からの続き
これに対して,様々な批判的な論説が現れている。もちろん,昔から地球温暖化に関する懐疑論があったが,一周回ってリニューアルしているということか。
・長周新聞:気候変動サミットと「温暖化論」の破綻 モンスター化したIPCC(2019)
・中村元隆:気候科学者の告白 地球温暖化説は未検証の仮説(2019)
・ジョン・クリスティ:熱帯の空−気候危機論への反証−(2019)
・リチャード・リンゼン:科学を無視した地球温暖化議論(2016)
・山田耕一:素人による素人のための地球温暖化懐疑論(2016)
・深井有:地球はもう温暖化していない−科学と政治の大転換へ−(2015)
自分のスタンスは昔からはっきりしていて,明日香壽川や江守正多の議論は,赤祖父俊一や丸山茂徳らのそれより信用できないというもの。でも気象学の先生に聞いたら二酸化炭素濃度の増加による温暖化の進行はほとんど正しいとのことだった。まあ,これに便乗した某Kさんによる理科教育・環境教育の二酸化炭素の温暖化効果を確かめる実験の方は,ほとんど否定されているんだけれど。
ということで,金星大の惑星に地表面で90気圧の窒素を充填したときの温度構造が説明したい。
P. S. 中村さんの上記資料には,NHK出演後に海洋研究開発機構からコラムの原稿依頼があったとある。「2014年1月上旬に北米を襲った大寒波について」というタイトルで寒波の原因が温暖化であるとの説を否定している。なお,リチャード・リンゼンは中村元隆の博士課程アドバイザーの一人。
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