空気中を運動する球状の物体に働く抵抗力を考える。球体の速度 v における流体抵抗力を F(v)=12CDρAv2 とする。ただし, 空気の密度をρ,球の断面積をA=πR2,抵抗係数を CDとおいた。
この抵抗係数 CDは レイノルズ数 Reの関数としていくつかの式で表される。一つは,F. M. White の Viscous Fluid Flow の (3-225) 式で,球体の流体抵抗力がレイノルズ数の関数として次式で与えられている。
CD≈24Re+61+√Re+0.40≤Re≤2×105
もう一つは,エアロゾルペディアの流体抵抗力のページにあるものだ。
CD=24Re0≤Re<0.1 CD=24Re(1+316Re+9160Re2log(2Re))0.1<Re<2 CD=24Re(1+0.15Re0.687)2<Re<500 CD=0.44500<Re<2×105なお,レイノルズ数は,慣性力と粘性力の比を表す無次元量であり,流体中を運動する球体の半径をaとすると,Re=ρ2avη ただし,ηは粘性係数である。
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