図:計測震度計の例(明星電気から引用)
クローズアップ現代のテーマがセルフレジ万引きだった。話が佳境になったところで,スタジオが突然大きく揺れだしてとまらない。あれよあれよといううちに,茨城県中部で震度5弱の地震ということで,地震速報の画面に切り替わってしまった。新しいセルフレジ万引き防止技術が何かはわからないままになった。(P. S. 後日の再放送で一つ10円もする無線タグであることが判明,効果はあるがもろもろのコストが見合わない。)
昔,各地の震度は人間が判定していると聞いた気がしたけれど,今どきそんなこともあるまい。さっそくChatGPTに聞いてみたところ,次のようなことが分かった。気象庁によると1996年4月以降は,震度は体感ではなく計測震度計によって自動観測・速報されている。
(1) 震度階級は,0,1,2,3,4,5弱,5強,6弱,6強,7の10階級である。
(2) データが集約される計測震度計は,全国4368か所(気象庁671か所,地方公共団体2896か所,防災科学技術研究所801か所)に設置されている。
(3) 計測震度計は,地面の揺れの加速度を3成分,つまり東西・南北に相当する水平2成分と上下1成分で記録しデジタル処理して「計測震度」を求める。
(4) 3成分の加速度波形をフーリエ変換し,地震波の周期による影響を補正するフィルターをかける。その後,逆フーリエ変換で時間波形に戻し,3成分をベクトル合成する。次に,合成波形の絶対値がある加速度値 a 以上になる時間の合計がちょうど0.3秒になるような a を求め,その a から計測震度 I を計算する。その式は,I = 2 log10(a) + 0.94 である。これを震度階級範囲にあてはめる。
NHKは東京近辺の地震ということで,関東地方の各NHK放送局を念入りにパスまわしながら,これでもかと地震ニュースを続けていた。
[1]気象百五十年史(気象庁)
[2]部門史第6部 地震火山(気象庁)
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