2022年1月14日金曜日

公用文(2)

公用文作成の考え方(建議)」を踏まえた,内閣からの指示文書はまだこれからということだろう。高等学校の「現代の国語」が実用文にこだわるのならば,半分はこれをやったらどうか。

そこで(どこで?),文章校正ツールに,公用文作成に特化したものがないか調べてみた。マーケティングの観点からは,公用文に特化するメリットがないので,そうしたものはなかった。有料の文章校正ツールの中では,文賢がめだった。クラウド型のアプリだが,SafariではだめでChromeのダウンロードが必要。

また,一太郎でおなじみジャストシステムのJust Right!6というソフトウェアは,4.5万円程度。なお,ATOK Passportプレミアムを契約していれば,クラウド型のATOKクラウドチェッカーが利用できる。

無料版の文章校正ツールとしては,PRUV(プルーフ)Ennoがある。前者は登録なしで400字,ユーザー登録すれば無料で2万字までの文書を扱える。後者は,ユーザ登録不要であり明示的な字数制限はない。非公開の文書,顧客取引先の文書,試験問題・模範解答,個人情報を含む文書を入れるなとしている。Ennoの作者による「日本語エラーチェックサイトenno.jpを作った理由」が公開されている。

[1]現代仮名遣い(昭和61年)
https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/index.html
[2]公用文における漢字使用等について(平成22年)
https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/kanji/index.html
https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/sanko/koyobun/pdf/kunrei.pdf
[3]常用漢字表(平成22年)
https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/pdf/joyokanjihyo_20101130.pdf
[4]法令における漢字使用等について(平成22年)
https://www.clb.go.jp/files/topics/3485_ext_29_0.pdf
[5]表外漢字字体表(平成12年)
https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kakuki/22/tosin03/index.html
[6]公用文等における日本人の姓名のローマ字表記について(令和元年)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/seimei_romaji/pdf/moshiawase.pdf

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