曽祖父の越桐与兵衛を検索していたら2件見つかった。
ひとつは,昭和3年に発行された金沢商工人名録である。まえがきに「本人名録は,金沢市内に於ける昭和二年度営業収益税の納税者を基礎として編纂したものである。本年版は編輯方法に変改を試み,且つ索引に於ても,分類別索引,品名別索引並に広告索引を付加した。之に依って検出を容易ならしむるであらう」とある。当時の小さな商店から,株式会社までさまざまな業種が網羅されている。内容は後日改めて紹介する。
もう一つは,奈良文化財研究所の木簡データベースに収録されたものだ。木簡といっても明治時代のものだと思われる。「/田丸町専光寺筋/越桐与兵衛様∥○/糸□印/素麺/○五□□入∥・○金田□○駄□\○七月廿二日○θ(「〈〉」)」ということで,どこかから夏のお歳暮に素麺をもらった際の送り状かもしれない。いまなら,クロネコヤマトの配送状だ。木簡は,木ノ新保遺跡の用水路の合流部で見つかっている。サイズは162mm×46mm×7.5mmなので,スマートフォンのようなものか。
商工人名録はテキスト化されていたが,面白そうなので原本のpdfファイルのダウンロードを試みた。なんのことはない,そもそも全文pdfファイルへのリンクがあるではないか。下記は骨折り損のくたびれ儲けコードである。
#!/usr/bin/perl
# 01/26/2022 K. Koshigiri
# extract pdf from kanazawa shouko-jinmeiroku 1928
# kanazawa.pl ni nf
# get pdf files as ni.pdf - nf.pdf
\$ni=@ARGV[0];
\$nf=@ARGV[1];
\$url="https://www2.lib.kanazawa.ishikawa.jp/reference/shoukoujinmeiroku/shoukoujinmeiroku_";
for (\$n = \$ni; \$n<=\$nf; \$n++) {
system("lynx -source \$url$n.pdf > \$n.pdf");
写真:金澤商工人名録(昭和3年)の表紙
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