2020年3月13日金曜日

小学館版学習漫画少年少女日本の歴史

新型コロナウイル感染症のため全国の学校が休校になり,さまざまな対応措置が講じられている。そのひとつが子ども向け学習・娯楽コンテンツの期間限定無料提供である。例えば,小学館版学習漫画少年少女日本の歴史全24巻(22巻+付録2巻)が2020年3月11日から4月12日まで無料公開されている。

さっそく読み始めました。いやーおもしろくてためになる。高校のときは理数科で世界史と日本史は片方のみが選択だった。それならば世界史でしょうということで,受験に不利かもしれない世界史を選択したため,日本史は小学校の知識でとどまっている。中学校社会の歴史は,途中で交代もあったかもしれないなんだかもうひとつの先生で(地理の米山先生は若くて授業に集中できたのに),試験の成績も全く振るわなかったのだ。

小学校で歴史を学ぶのは6年生である。5年生が地理。その泉野小学校6年の担任の前多光子先生が,4月の社会の授業の最初に1時間かけて何のために歴史を学ぶのかということをひたすら子どもたちに問い続けた。みんなで考え続ける時間がとても長かった。で,結論は「温故知新(ふるきをたずねてあたらしきをしる)」ということだった。学校生活で数少ない印象的だった授業の一つである。

さて,学習漫画のほうに話を戻す。
わかったことは,日本の政治は悪者が担ってきたということだ。どおりで最近の政権支持率が40%で高止まりしているわけだ。子どものときからみんながこの37年に渡るベストセラーの学習漫画で育っている。そんなわけで,今の50歳以下の世代は我々と違って政治の本質を見抜いてしまっており,なおかつこれが歴史というものだとあきらめて(達観して)いるのかもしれない。その土壌の上に新自由主義が猖獗するのもしょうがない。


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