2027年末には蛍光灯が製造禁止になるのだから,どんな技術が消えてしまっても不思議はない。黒電話も電話ボックスもテレフォンカードもほぼ消滅してしまった。パソコンのCRTディスプレイもドットインパクトプリンタもなくなった。(ビニールの)レコードは最近復活し始めたようだが,CDもDVDも風前の灯火。
1975年に始まったビデオ戦争は,2002年にVHSの勝利ベータの敗北で終ったが,そのVHSも2011年にはパナソニック製が生産終了となる。このころ自分はまったくビデオレコーダーに興味がなかったが,1989年に登場したソニーのハンディカム(8mmビデオ)はちょうど子どもの成長期だったので,購入してよく使ったものだ。
当時どんなテレビを使っていたのかを思い出そうとしたのだけれども,なかなか記憶が絡まってでてこない。1972年大学に入ったときに祖母にSONYのポータブルテレビを買ってもらった(はずだ)が,たぶん部屋のスチールの書棚の1列の高さで収まるものだった。機種名までは思い出せない。
図1:1980年代に使っていたSONY KV-10P1 or 2
1981年,結婚した頃に買ったのが,SONYの10インチのトリニトロンテレビだったと思う,たぶん。10年ほど後の1990年代,これが置き換わったのが8mmビデオも使えるSONYのビデオ一体型カラーテレビだったはずなのだが,このあたりの記憶と記録が抜けている。
たぶんこれだろうと,やっとこ探し出したのが次の図2の写真だ。他にも若干候補があったけれど,画面が小さすぎたりビデオの操作部分の構造が違っていたりなどなど。これが最後のブラウン管テレビ(トリニトロン)で,これ以降は液晶などの平面型にかわっていく。
図2:1990年代に使っていたSONYのKV-16VX8(たぶん)
2000年頃にはそれが壊れてしまい,子ども達も大きくなって8mmビデオを撮らなくなってしまったので,SHARPの液晶テレビに乗り換えた。そう,SONYの製品の故障が目立ち出した時代だ。オーディオコンポでも故障が相次いで,iPodに移行した。そして,2010年には,とうとうパナソニックのヴィエラ+ディーガの生活に移行してしまった。パナソニックは昔は好きではなかったが,背に腹は代えられない。デザインは凡庸で写真を掲載する気にもならない。
図3:2000年代に使っていたSHARPのLC-20C1
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