バナナについてるバーコードで,有機農法か無農薬かを見分けられるというので,そんなバカなことはないでしょうと,鼻であしらった。どうせ,環境保護派のフェイクニュースに違いないと思ったからだ。
それでも念のために調べてみると,なんとそれはいくぶん正しい説だった。ちなみに,スーパーマーケットで自分でスキャンするバーコード(広義のPLUコード = Price Look-Up Code)は,JANコード(日本の場合)と呼ばれるコードだ。これは今回の鍵となる狭義のPLUコードとは直接関係ない。以下に[2]から狭義のPLUコードの定義を引用する。
① PLU コード(番号)通常バラで流通する野菜や果物などには、流通段階での商品管理を行うため、4桁または 5 桁の PLU コード(Price Look-Up code)が付されることがある。この番号は、野菜や果物の種類を示すもので、種類によっては大きさ(重さ)などでさらに細分される場合もある(基本的にはどの生産者が出荷する場合でも同じ種類であれば同じ番号)。この番号を管理しているのは、IFPC(International Federation For ProduceCoding)という団体で、米国、カナダのほか、南米等でも用いられている。番号の使用は任意であるが、卸売業者やスーパーマーケットなどは商品管理のために導入しているところが多く、IFPC によれば、全米に流通する 8 割の野菜や果物にはこの番号が添付されているのではないかということであった(2004 年 10 月 31 日現在)。PLU コードは、通常、出荷する生産者(団体)または卸売業者がシールを作製し、商品を流通させる際に個々の個体に貼り付けるか、商品が梱包された箱に商品の個数分のシールを同封し、小売店等で個別に貼り付けることが多いが、小売店でシールを作製する場合もある。番号は、通常4桁で、オーガニック(有機)の場合にはこの 4 桁の数字の頭に“9”を、遺伝子組換えの場合は“8”を加えることとされている。IFPC は、PLU コードのシールを作製する場合の注意事項として以下の事項を推奨している。○ できるなら枠で囲うようにし、数字の頭には“#”のマークをつける。○ 読みやすさの観点から、個々の数字は 14 ポイント以上の大きさで、大きければ大きいほどよい。文字の幅は、高さの 3 分の1以下であってはならない。数字は背景と対照的な色合いとすること(理想は、白地に黒の数字)。
図:PLUコードの例(Monique Shouten から引用)
さらにびっくりしたのは,Mathematica(Wolfram言語)では,PLUコードを調べる関数が備わっていることだ。まだまだ知らないことが多すぎる世界だ。
図:Mathematicaの例(こんな使い方ができるのか!)
[3]PLU(Price Look Up)コードを調べる(Wolfram言語)
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