トランプの相互関税のせいで,iPhoneを米国内生産した場合の値段が3倍以上,50万円になりそうだというので,みんな戦々恐々としていた。Appleは米国内に生産工場を持たず設計に徹しており,中国で80%インドで20%のiPhoneを製造してきたからだ。考えてみれば,iPhoneに限らず,GoogleのPixelだって,中国から移転したインドで生産しているわけで,いずれにせよ,米国の消費者への影響はたいへんなことになるというのは誰でもわかる話だった。
そんなわけで,4月11日にトランプは,4月2日の相互関税の例外措置(Clarification of Exceptions Under Executive Order 14257 of April 2, 2025, as Amended)でスマートフォンを含む半導体関連製品に拡大した。もうグダグダなのである。
Q(koshix):以下において,例外扱いされて関税がかからないものが何かを具体的に教えてください。品目の番号が何を表わすかは適当なデータを検索することで回答をお願いします。日本語に直してください。A(DeepSeek V3):以下の米国大統領令(Executive Order 14257、2025年4月発効)およびその改正令により、半導体および関連製品が関税対象から例外除外されることが明記されています。該当するHTSUS(米国統一関税表)分類番号は以下の通りです:関税免除対象の半導体関連品目(HTSUSコード)(1) 8471 – 自動データ処理機器およびその部品(2) 847330 – データ処理機器の部品・アクセサリ(3) 8486 – 半導体製造装置(ウェハー加工機器など)(4) 85171300 – 電話機器(スマートフォン用チップ含む)(5) 85176200 – モデム・ネットワーク通信機器(6) 85235100 – 半導体ストレージ(SSDなど)(7) 8524 – 光ディスクメディア(半導体技術を利用したストレージ)(8) 85285200 – デジタルテレビ受信機(チップ内蔵)(9) 85411000 – ダイオード・トランジスタ等の半導体素子(10) 85412100 – 光センサー半導体(太陽電池など)(11) 85412900 – その他の光半導体デバイス(12) 85413000 – 集積回路(IC)(13) 85414910 – 特定用途向け集積回路(ASIC)(14) 85414970 – マイクロプロセッサ(CPU/GPU)(15) 85414980 – メモリーチップ(DRAM、NANDフラッシュ等)(16) 85414995 – その他の集積回路(17) 85415100 – 半導体ウェハー(18) 85415900 – その他の半導体デバイス(19) 85419000 – 半導体部品(20) 8542 – 電子マイクロ部品(MEMSセンサーなど)適用条件と背景適用開始日時:2025年4月5日 00:01(米国東部時間)以降の輸入分。還付手続き:上記日時以降に関税が誤って課された場合、米国税関(CBP)が標準手順で返金。政策目的:半導体は米国の安全保障・経済競争力の重要物資と位置付けられ、関税免除により供給網の安定化を図る。詳細な分類定義は米国国際貿易委員会(USITC)の関税表で確認可能です。
[1]トランプ米大統領の対中関税、iPhoneの値段は上がるのか?(BBC)
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