Wolfram Alphaの日本語版がオープンして1周年になる。ただし,日本語化されているのはまだ数学分野だけだ。科学の他の分野についても日本語化が待たれる。
Wolfram|Alpha は2009年の5月15日に公開されたが,わくわくしながらライブ中継のカウントダウンを見ていた。しかし,なかなか大仰な宣伝だったわりには,実際に使ってみると今一つすごいと感じなかった。それまで約20年間Mathematicaを使い続けてきていたのであまり有難みを感じなかったからなのか,本当のインパクトがまだ感じられない。そうこうしているうちによりオープンなJuliaが登場した(もちろんカテゴリーが違うものなので比較するのもどうかと思うが)。MathematicaやWolfram Alphaはどうしてもその高額な有償部分にひっかかるのであった。
大阪教育大学の理科専攻の1回生向けの選択科目「科学のための数学」では,昨年度は
Wolfram Alpha(計算知能)での計算を出席課題として課していたが,今年ははじめに紹介するにとどめることにした。このようなシステムがあることは知っておいてほしいが,微分積分の導入教育でどこまで使うべきなのかどうかはよくわからないまま定年を迎えてしまった。
図 Wolfram Japanより引用
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