2019年6月19日水曜日

松下ガーデン

金沢の広小路から有松の交差点に向かう道路(南端国道あるいは南大通)の途中に,今は駅西の合同庁舎内に移転した金沢地方気象台があった。その横には松下ガーデン(松下種苗店)が昔からそして今もある。子どもの時にときどきいったことがある。友達と遊びに行って朝顔の種が数粒10円だったので,安いなーと声をあげていたら,おばさんがやってきて,「あんたらなにゆうとるが,こんな高いもんあるかいね」という趣旨のことをいわれた。それはそうだ,そのへんに朝顔はたくさん咲いているので,種はただで取り放題だったのだから。

高校時代に同じ理数科の増永壮平君が,有松の近くの北陸病院に入院していたことがある。見舞いにいった帰りの夕方,もう暗くなるころに,病院に住み着いている迷い猫の首輪が必要なんだという話になって,みんなで探しに行くことになった。北陸病院から猫の首輪を探しながら松下ガーデンあたりまで歩いたがそんなものを売っている店はない。猫の首輪は毛糸を結んだようなものでいいのではないかということで,問題解決は先送りされた。病院で猫を飼うことが可能だったのか。猫の部分は想像だったのか。よくわからない話である。

なぜ,この話を思い出したかというと,今朝,朝顔(秋の季語)の双葉をみかけたから。

「朝顔に 釣瓶とられて もらひ水」(千代女 1703-1775)



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