天理市がデジタル地域通貨を始めるというニュース。
天理市の並河健市長は若くて頭がいいので,新しいことにいろいろと取り組んでいる。自民党に近いし,師匠が北岡伸一なのだけれど,これまでの市長としての発言内容にはおおむね好感が持てる。昨年のコロナワクチン接種開始時の対応もスムーズで,奈良県の他市町村と比べても接種率が高い状態をずっと維持していた。最近では,PCR検査体制も整えてた。
高市早苗に対抗して2012年に日本維新の会から衆議院選挙に出馬したが,その後離党している。そんなこともあるので,市立図書館をカルチュア・コンビニエンス・クラブ(TSUTAYA)に売り渡さないかだけが心配だ。
さて,そのデジタル地域通貨だが,朝日新聞によると次のようなものらしい。
第1段階:コロナ禍で低迷する地元の消費喚起で市内事業者の支援を図るため,5月から6月にかけて各世帯にアプリのダウンロード方法やデジタル地域通貨を得られるQRコードを載せたお知らせを送付(1ポイントは1円相当,ポイント名は未定。夏ごろから市内の加盟店舗で使える予定)。
第2段階:市民の地域貢献活動や健康増進活動への参加に応じて市からポイントを付与。市民活動に対して新たな価値を付加することで,まちづくりへの市民参加を促す。
第3段階:市民が自らポイントをチャージできるようにする。店舗で使用されたポイントの一部を福祉関係の施設に助成する流れも作り,地元消費に新たな価値を加える。
デジタル市役所もはじまったことであり,今後の展開にちょっと期待できるかどうか。