芥川龍之介が「蜘蛛の糸」を発表して百年。高二の秋の文化祭,クラスの仮装行列のテーマが 蜘蛛の糸だった。お釈迦様の極楽タワーの竹を近所から切り出し,地獄の焔と煙の絵を描いた。犍陀多に続いて蜘蛛の糸(登山部の赤いザイル)に群がる地獄の亡者だったころ。
2024年3月18日月曜日
サンリオSF文庫
2024年3月17日日曜日
ハヤカワ・SF・シリーズ(2)
1. 作家別で,同一年に1作家だけ2. 編集部の評価,読者の感想,海外の評価をこの順に勘案して洗濯3. ある程度長いものは割愛4. 翻訳権の関係で収録できないものもあった5. 他の短編集やアンソロジーなどが予定されるものはそちらにまかせる
2024年3月16日土曜日
ハヤカワ・SF・シリーズ(1)
2024年3月15日金曜日
認知症とAI
今日は,Geminiに聞いてみた。いかに良い答えを引きだすかという質問のクオリティが問われるのである。答えは長かったので途中で途切れてしまった。<続けて>を入れることで,2回に分けて出力された。下記の(koshix注:一旦停止継続地点)を見よ。
Q(koshix):認知症の診断や予防をするAIシステム,あるいは軽度認知症になったときの進行を抑制するAIシステム,さらには重度認知症になったときの人格を補間支援するAIシステムのコンセプトをまとめ,その技術的な可能性や現時点での達成点を整理してください。
A(Gemini):認知症とAI:診断、予防、進行抑制、人格補完支援の可能性と現状認知症は、記憶力や判断力などの認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす疾患です。近年、AI技術の発展により、認知症の診断、予防、進行抑制、人格補完支援など、様々な分野での活用が期待されています。1.認知症診断におけるAIAIは、膨大な量の認知機能検査データや脳画像データから、認知症の早期診断に役立つパターンを見つけることができます。具体的には、以下のような技術が研究されています。・認知機能検査の自動化: AIを用いて、従来の紙と鉛筆による検査を自動化し、効率的に認知機能を評価することができます。・脳画像分析: AIを用いて、脳MRI画像からアルツハイマー病などの認知症特有の異常パターンを検出することができます。・音声分析: AIを用いて、会話中の声のトーンや発話速度などを分析し、認知症の兆候を検出することができます。
これらの技術はまだ開発段階ですが、将来的には、医師による診断を補助し、早期診断の精度向上に貢献することが期待されています。2.認知症予防におけるAIAIは、生活習慣や遺伝情報などのデータを分析し、個々のリスクに合わせた認知症予防策を提案することができます。具体的には、以下のような技術が研究されています。・生活習慣改善支援: AIを用いて、運動や食事、睡眠などの生活習慣を分析し、認知症リスクを下げるためのアドバイスを提供することができます。・遺伝リスク評価: AIを用いて、個人の遺伝情報から認知症発症のリスクを予測し、予防策を提案することができます。・脳トレーニング: AIを用いて、個々の認知機能に合わせた脳トレーニングプログラムを提供することができます。
これらの技術は、認知症の発症リスクを早期に把握し、予防効果の高い対策を講じることに役立つ可能性があります。3.軽度認知症の進行抑制におけるAIAIは、認知機能訓練や薬物療法など、個々の状態に最適な治療法を提案し、進行抑制に役立てることができます。具体的には、以下のような技術が研究されています。・認知機能訓練: AIを用いて、個々の認知機能に合わせたゲームやパズルなどの訓練を提供し、認知機能の低下を抑制することができます。・薬物療法: AIを用いて、個人の遺伝情報や症状に基づいて、最適な薬剤と用量を提案することができます。・生活支援: AIを用いて、日常生活におけるスケジュール管理や服薬管理などのサポートを提供することができます。
これらの技術は、軽度認知症の進行を遅らせ、自立した生活を維持することに貢献することが期待されています。4.重度認知症の人格補完支援におけるAIAIは、過去の会話データなどを基に、認知症患者の人格や価値観を理解し、コミュニケーションを円滑化するための支援を行います。具体的には、以下のような技術が研究されています。・会話支援: AIを用いて、患者との会話履歴に基づいて、適切な話題や質問を提供することができます。・感情認識: AIを用いて、患者の表情や声から感情を認識し、それに応じた対応をすることができます。・思い出支援: AIを用いて、患者の過去の思い出を記録し、共有することができます。
これらの技術は、認知症患者とのコミュニケーションを円滑化し、QOL(生活の質)向上に貢献することが期待されています。5.技術的な可能性と課題AI技術は、認知症の診断、予防、進行抑制、人格補完支援などの分野において大きな可能性を秘めています。しかし、現状では多くの課題も存在します。・データ不足: AI技術の開発には、膨大な量のデータが必要です。現状では、認知症に関するデータ量が十分とは言えず、更なるデータ収集が必要です。・倫理的な問題: 認知症患者の人格やプライバシーを尊重する倫理的なガイドラインの策定が必要です。・コスト: AI技術の開発、導入、運用にはコストがかかります。これらの課題を克服するためには、研究開発の推進、産学官連携の強化、社会的な理解の深化などが重要となります。6.現時点での達成点AI技術は、認知症の診断、予防、進行抑制、人格補完支援などの分野において、まだ研究開発段階ではありますが、いくつかの成果が出ています。・認知機能検査の自動化: 一部の企業では、AIを用いた認知機能検査システムを開発しており、臨床試験が進められています。(koshix注:一旦停止継続地点)・脳画像分析: AIを用いて、アルツハイマー病などの認知症を早期診断する精度が向上しており、実用化に向けて研究が進められています。・音声分析: AIを用いて、会話中の声から認知症の兆候を検出する技術が開発されており、早期診断に役立つ可能性があります。・生活習慣改善支援: AIを用いた生活習慣改善アプリが開発されており、認知症予防に役立つ可能性があります。・認知機能訓練: AIを用いた脳トレーニングゲームが開発されており、認知機能の維持に役立つ可能性があります。
これらの成果は、将来的に認知症の診断、予防、進行抑制、人格補完支援に大きく貢献することが期待されています。7.今後の展望AI技術の発展と認知症に関する研究の進歩により、将来的には以下のようなことが期待されます。・認知症の早期診断、早期治療の確立・認知症の発症リスクの予測・個々の患者に最適な治療法の提供・認知症患者のQOL向上の実現
これらの実現に向けて、研究開発の推進、産学官連携の強化、社会的な理解の深化が重要となります。8.参考資料 (koshix 注:以下の資料リンクは誤りや不正確な交差を含みます)・厚生労働省「認知症施策推進総合戦略 新オレンジプラン」✓・公益財団法人アルツハイマー病研究基金 「認知症に関する情報サイト」 ×
免責事項この回答は情報提供のみを目的としており、医療診断や治療を代替するものではありません。認知症についてお悩みの方は、専門医にご相談ください。
この分野のセミプロならば, これをもとにして半日でプレゼン資料の下書きが作れるレベルのように見える。各セクションについて3項目づつきれいにトピックスをあげている(その妥当性は別にして)。最後には,不正確だけれどそれらしい参考資料や免責事項もあるのだった。
P. S. セクション番号や体裁にはこちらの手が少しは行っているが,文章はさわっていない。
P. P. S. このテーマで最初に見つかったのは,理研の大武美保子さんの資料である。80-20運動によって,高齢者の無歯顎者率が1975年の20%から2005年の2%に改善した例を示し,先進国で中国と日本だけが増加している認知症率を減らすことが可能だという強いメッセージを発信していた。
2024年3月14日木曜日
春日祭
2024年3月13日水曜日
ツイッター買収の波紋(2)
NHKの番組では,PBSフロントラインのディレクターであるジェイムズ・ジャコビーが関係者へのインタビューを重ねていく。そのなかで焦点化していくのが言論の自由の問題である。
合衆国憲法修正第1条(1791)は,
連邦議会は、国教を樹立し、若しくは信教上の自由な行為を禁止する法律を制定してはならない。また、言論若しくは出版の自由、又は人民が平穏に集会し、また苦痛の救済を求めるため政府に請願する権利を侵す法律を制定してはならない。ということで,連邦議会に対する制限を規定している。これは,私企業が運営するネットコミュニティを対象としたものではない。ところが,ネットメディアは政府と同じもしくはそれ以上の力を持つようになったのではないかというものだ。
2024年3月12日火曜日
ツイッター買収の波紋(1)
2024年3月11日月曜日
13年
2024年3月10日日曜日
洗濯マーク
2024年3月9日土曜日
少年オルフェ
小学校の時にであったもう一つのSF児童文学は,米沢幸男の「少年オルフェ」だった。これは本屋(ヨコノ書店かな)で見つけて買ってもらったものだった。たぶん。あらすじは次の通り。
小学五年生の堀田すすむ(進)と、その妹ふうちゃん(ふじ子)は大の仲良し。しかしある日ふうちゃんは突然風邪をこじらせて死んでしまう。すすむが原っぱで途方にくれていると、突然一台のロケットが現れる。「妹に会いたい」というすすむの願いを神様が受け入れたのか、このロケットは黄泉の国へ向かうという天の取り船だった。黄泉の国へ行けばふうちゃんを生き返らせることができるかもしれないと信じたすすむは、単身ロケットに乗り込み、長い長い冒険の旅に出た。天国に対応するフラワー星と地獄に対応するアイス星があるのだけれど,そのフラワー星のほうにいる妹を見つけて,最後は連れ戻す(オルフェ神話とは違う)ハッピーエンドになっていた。
2024年3月8日金曜日
5次元世界のぼうけん
2024年3月7日木曜日
日本SFシリーズ
早川書房は,世界SF全集(1968.10-1971.8)が刊行される前に,日本SFシリーズ(1964.8−1969.7)を刊行していた。自分の手元にあるのは,第1巻の復活の日(小松左京)と第11巻の百億の昼と千億の夜(光瀬龍)だけだ。その一覧は次のようになる。なお,このうち,2,5,8,9,10,は世界SF全集にも採用された。
1 復活の日(小松左京:人類破滅テーマ)1964年 ◎12 たそがれに還る(光瀬龍:宇宙テーマ)1964年3 夢魔の標的(星新一:侵略テーマ)1964年4→地球強奪計画(都筑道夫:スペースオペラ)1967年12月刊 ×※14 EXPO'87(眉村卓:?)1968年5 人間そっくり (安部公房:宇宙人テーマ)1967年6 透明受胎(佐野洋:突然変異テーマ)1965年7 エスパイ(小松左京:超能力テーマ)1966年8 48億の妄想(筒井康隆:架空事件テーマ)1965年9 幻影の構成(眉村卓:未来社会テーマ)1966年10 果てしなき流れの果てに(小松左京:宇宙・時間テーマ)1966年11 百億の昼と千億の夜(光瀬龍:宇宙破滅テーマ)1967年 ◎212 モンゴルの残光(豊田有恒:時間テーマ)1967年13 馬の首風雲録(筒井康隆:宇宙戦争テーマ)1967年10月刊14→なすよしもがな(福島正実:次元テーマ)1968年2月刊 ×※214 メガロポリスの虎(平井和正:?) 1968年15 イブの時代(多岐川恭:?) 1969年○ SF入門(福島正実) 1966年○ SF英雄群像(野田昌宏) 1969年
※1 ついに太陽系をねらう超人類との対決の時がきた。大宇宙を股にかけて展開される虚々実々のスパイ合戦の結末はいかに?スペース・オペラの決定版!これは,1967年10月に発行された ハヤカワSFシリーズ 3159 泰平ヨンの航星日記(スタニスラフ・レム) の巻末の広告に掲載されていたものである。このうち,4の都筑道夫と14の福島正実の本は刊行されないままであった。前者は眉村卓の「EXPO'87」に替わり,後者は平井和正の「メガロポリスの虎」と多岐川恭の「イブの時代」に変わった。同様に,世界SF全集で予定されていた別巻のSF講座(多分,福島正実が書くはずだった)も未刊行のままで終ってしまっている。 なお,シリーズ番外扱いの「SF入門」は買っていたがどこかのタイミングで処分したように思う。
※2 にくみぬいていたその男に我知らず打ってかかってから気がついた—その男はつい最近,病気で死んでいたはずなのだ!現実と非現実のダブルイメージか?
これらの件と直接に関係があるのかどうかわからないが,1969年2月号(1968年12月)のSFマガジンの「覆面座談会 日本のSF '68~'69」に起因する覆面座談会事件による福島正実の失脚があった。ちょうどSFマガジンを定期購読しだして半年ぐらいの出来事だったが,その後も影響は続いていた。
2024年3月6日水曜日
世界SF全集(2)
31 世界のSF 古典篇 ◎21第一部 危険な創造金剛石のレンズ(フィッツ・ジェイムズ・オブライエン)ロス・アミゴスの大失策(アーサー・コナン・ドイル)新加速剤(H・G・ウエルズ)万能図書館(クルト・ラスヴィッツ)フェセンデンの宇宙( エドモンド・ハミルトン)第二部 空想の旅路霊の内なる難船(アンブロウズ・ビアス)オノレ・シュブラックの失踪(ギヨーム・アポリネール)火星の月のもとで(エドガー・ライス・バロウズ)龍(ドラゴン)の鏡(A・メリット)異次元の色彩(H・P・ラヴクラフト)四次元方程式(マイルズ・J・ブルウアー・M・D)宇宙の住人たち(レイモンド・Z・ガラン)混沌空間(クラーク・アシュトン・スミス)シャンブロウ(C・L・ムーア)火星のオデッセイ(スタンリイ・G・ワインボウム)第三部 未来への予感メロンタ・タウタ(エドガー・アラン・ポー)来たるべき能力(エドワード・ベラミイ)2889年(ジュール・ヴエルヌ)赤死病(ジャック・ロンドン)ジョン・ジョーンズ基金(ハリイ・スティーヴン・キーラー)金星の人類(オラフ・ステープルドン)最終進化(ジョン・W・キャンベル・Jr)バビロンの水のほとりに(スティーヴン・ヴィンセント・ベネー)第四部 諷刺の世界天空広告(ヴィリエ・ド・リラダン)戦争請負います(フランク・R・ストックトン)もう一つの世界(J・H・ロニー兄)人間の出現(ジョン・D・ベレズフォード)歩行者族の反乱(D・H・ケラー)32 世界のSF 現代篇 ◎22第一部 黄金の時代愛しのヘレン(レスター・デル・リィ)歪んだ家(ロバート・A・ハインライン)夜来たる(アイザック・アシモフ)トオンキイ(ヘンリー・カットナー)存在の環(P・スカイラー・ミラー)最初の接触(マレイ・ラインスター)クリスマス・プレゼント(ウィリアム・テン)ベティアンよ帰れ(クリス・ネヴィル)こわい(ジャック・フィニイ)野生の児(ポール・アンダースン)表面張力(ジェイムズ・ブリッシュ)悪夢の兄弟(アラン・E・ナース)母( フィリップ・ホセ・ファーマー)にせ者(フィリップ・K・ディック)壁の中(シオドア・R・コグスウェル)種の起源(キャサリン・マクリーン)冷たい方程式(トム・ゴドウィン)唯我論者(フレドリック・ブラウン)星(アーサー・C・クラーク)吹きわたる風(チャド・オリヴァー)危険の報酬(ロバート・シェクリイ)誰が人間にとってかわられる(ブライアン・W・オールディス)次元断層(リチャード・マティスン)アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス)交通戦争(フリッツ・ライバー)終着の浜辺(J・G・バラード)33 世界のSF ソ連東欧篇 ◎23第一部 ソ連宇宙翔けるもの(イワン・エフレーモフ)創造の第一日(ゲオルギー・グレーヴィッチ)宇宙船ポリュス号の船長(ワレンチン・ジュラヴリョーワ)人間の公式(アナトーリイ・ドニェプロフ)ベルン教授のめざめ(ウラジーミル・サフチェンコ)六本のマッチ(ストルガツキー兄弟)雪つぶて(M・エムツェフ&E・パルノフ)湾の主(セーベル・ガ+ンソフスキー)不可能の方程式(E・ヴォイスクンスキー&I・ルコジヤノフ)予備研究( イリヤ・ワルシャフスキ)第二部 ポーランド事故(スタニスワフ・レム)絶対兵器(アンジェイ・チェホフスキ)最後の可能性(コンラド・フィアウコフスキ)クヴィン博士の治療法(ヤヌシュ・ザイデル)この世のふたつの果て(チェスワフ・チュルシチェフスキ)第三部 チェコスロバキア飛ぶことのできた男(カレル・チャペック)クセーネミュンデの精薄児(ヨゼフ・ネスヴァドバ)炎の大陸(イワン・フォウストカ)ヴォラフカのセロリ(ヴァーツラフ・カイドシ)第四部 ルーマニア魔術師(O・シュルパヌ)第五部 ブルガリアコルネリウス教授の帰還(V・ライコフ)34 日本のSF 古典篇◎24十八時の音楽浴(海野十三)地底獣国(久生十蘭)兵隊の死(渡辺 温)振動魔(海野十三)特許多腕人間方式(海野十三)髪切虫(夢野久作)人間レコード(夢野久作)卵(夢野久作)鏡地獄(江戸川乱歩)一千一秒物語(稲垣足穂)似而非物語(稲垣足穂)押絵と旅する男(江戸川乱歩)恋愛曲線(小酒井不木)人造人間(平林初之輔)音波の殺人(野村胡堂)覺海上人天狗になる事(谷崎潤一郎)35 日本のSF 現代篇 ◎25第一部 限りなき空間宇宙救助隊2180年(光瀬 龍)宇宙塵(高橋泰邦)ハイウェイ惑星(石原藤夫)耳鳴山由来(矢野 徹)神への長い道(小松左京)第二部 来たるべき明日白い服の男(星 新一)万国博がやってくる(眉村 卓)ベトナム観光公社(筒井康隆)世代革命(生島治郎)二十一世紀の教養(谷川俊太郎)機関車、草原に(河野典生)イメージ冷凍業(都筑道生)贅沢(北 杜夫)意地悪爺さん(北 杜夫)第三部 人間を越えて落陽2217年(光瀬 龍)傍のあいつ(手塚治虫)合成美女(倉橋由美子)砂上の影(久野四郎)ブルドッグ(筒井康隆)第四部 地球を侵すもの収穫(半村 良)悪夢のかたち(平井和正)紙か髪か(小松左京)第五部 時間と次元への旅影が重なる時(小松左京)ちがう(福島正実)魔法つかいの夏(石川喬司)パチャカマに落ちる陽(豊田有恒)第六部 イマジネーション・その他の世界人脳培養事件(佐野 洋)待っている女(山川方夫)鍵(星 新一)逢いびき(石川喬司)過去への電話(福島正実)夜に別れを告げる夜(樹下太郎)X電車で行こう(山野浩一)空地(北 杜夫)人魚伝(安部公房)
2024年3月5日火曜日
世界SF全集(1)
1 ヴェルヌ地底世界・海底二万リーグ2 ウエルズ ◎1タイム・マシン・透明人間・宇宙戦争3 ドイルロスト・ワールド・毒ガス帯・マラコット海淵・物質分解機・地球の叫び4 ガーンズバック/テインラルフ124C41+・ミュンヒハウゼン男爵の科学的冒険 / 鉄の星5 ワイリイ/ライト ◎2闘士/時を克えて6 ステープルドン/リュイス ◎3シリウス/沈黙の惑星より7 スミス銀河パトロール・宇宙のスカイラーク8 ベリャーエフドウエル教授の首・無への跳躍9 エレンブルグ/チャペック ◎4トラストD・E/山椒魚戦争10 ハックスリィ/オーウェル ◎5すばらしい新世界/1984年11 ハミルトン/ラインスター時果つるところ/オペレーション外宇宙12 ハインライン ◎6人形つかい・夏への扉13 ブラッドベリ ◎7火星年代記・華氏四五一度14 アシモフ宇宙気流・鋼鉄都市15 クラーク ◎8幼年期の終り・海底牧場16 スタージョン/ブラウン ◎9夢見る宝石・雷鳴と薔薇/火星人ゴーホーム・みみず天使17 ヴォクトスラン・宇宙船ビーグル号18 ベスター/ディック ◎10虎よ!、虎よ!/宇宙の眼19 ウィンダムトリフィドの日・地衣騒動20 シマック/ブリッシュ ◎11都市/地球人よ、故郷に還れ21 ポール&コーンブルース/アンダースン/ファーマー ◎12宇宙商人/タイム・パトロール/恋人たち22 エフレーモフ星の船・アンドロメダ星雲23 レム ◎13砂漠の惑星・ソラリスの陽のもとに24 ゴール/グロモワ/ストルガツキー ◎14クムビ/自己との決闘/神様はつらい25 バルジャベル/フリック/フランケ ◎15荒廃/パーティナ/思考の網26 オールディス/バラード ◎16?行方不明グレイベアド/結晶世界27 安部公房 ◎17第四間氷期・人間そっくり・R62号の発明・赤い繭・闖入者・人肉食用反対陳情団と三人の紳士たち・永久運動・魔法のチョーク・デンドロカカリヤ・詩人の生涯・完全映画(トータル・スコープ)・盲腸・鉛の卵28 作品100 星 新一 ◎18ボッコちゃん・おーいでてこーい・症状・福の神・おみやげ・最初の説得・なぞの青年・鏡・暑さ・マネー・エイジ宇宙の男たち・ジャックと豆の木・豪華な生活・財産への道・こん・お地蔵さまのくれた熊・不景気・暗示・デラックスな拳銃・冬の蝶ハナ研究所・闇の目・オアシス・賢明な女性たち・ピーターパンの島・アフター・サービス・贈り主・情熱・謎の女・友を失った夜誘拐・おみやげを持って・貴重な研究・小さくて大きな事故・キツツキ計画・薄暗い星で・クリスマス・イブの出来事・調査・春の寓話・死の舞台肩の上の秘書・その夜・ひとつの装置・ねむりウサギ・変な薬・壁の穴・指導・羽衣・繁栄の花・古風な愛黒い棒・コビト・宇宙の英雄・ごきげん保険・サーカスの秘密・分工場・人間的・夢と対策・唯一の証人・箱スピード時代・幸運への作戦・品質改良・もたらされた文明・ゆきとどいた生活・危機・殺し屋ですのよ・華やかな三つの願い・そそっかしい相手・隊員たち恋がたき・災害・さまよう犬・人形・無料の電話機・追い越し・帰郷・妖精・反応・いじわるな星フィナーレ・狂的体質・災難・欲望の城・契約時代・雪の女・ネコ・午後の恐竜・にこやかな男・あるエリートたち依頼・善意の集積・語らい・けちな願い・あるノイローゼ・テレビシート加工・進歩・ガラスの花・あすは休日・臨終の薬29 小松左京 ◎19継ぐのは誰か?・果てしなき流れの果てに30 筒井康隆/眉村 卓/光瀬 龍 ◎2048億の妄想/幻影の構成/たそがれに還る
2024年3月4日月曜日
相対論的な速度の合成則
2024年3月3日日曜日
「自分の考え」(あるいは課題発見力の重要性)
「自分の考え」(あるいは課題発見力の重要性)というのは「問いと答えのセット」のことであり,いかに適切な問いを立てそれに答えるか,が「自分の考え」の実体である。「自分の考え」は,問いにおいて,あるいは,答えにおいて,同じ世界を生きる他者のそれらと共通する部分を持っているだろう。人々に共通する問いに対して十分に納得のできる答えを用意すること,あるいは,人々が潜在的に感じていて言語化できなかった問いを発掘して磨き上げ,それに対して十分に推敲された適切な解答を提示しようとする態度が,人々の信頼や関心を集めることになる。「会話」は,このような潜在的な問いと答え,あるいは,顕在的な問いと答えが編み込まれたストリームとして存在する。繰り返される問いと答えに感情の絵の具が塗られたタペストリーとしての会話。「自分が考える」ということは「問いと答えのセット」の往還を持続することであり,その適応範囲を拡げながら問いや答えの質を高めるためにも,他者との「問いと答えの交換」は不可欠なものである。常に問いを準備せよ,常に答えを準備せよ,それは対話の中で次のステップへと歩みを進めることを可能にする。大学の将来像については,それを巡る問いと答えの膨大な集積の中に解決を探るしかない。しかし,自然現象とは異なり,社会的な制度として,人為的な境界条件の制約を課されていることから,問いは問いたりえず,答えは答えたりえない場合も少なからず存在している。あらかじめ答えが限定された問いを自らに強制され,あたかも自発的にその答えを発見したかのように擬制されるケースは列挙に事欠かない。「問いと答えのセット」を既存の知識と論理の中で延長し拡大しようというのが哲学「問いと答えのセット」を対象操作的な実験や観測により発見しようというのが科学「問いと答えのセット」を主体と環境との相互作用の中で表現しようというのが芸術言語化されない「自分の考え」=「問いと答えのセット」も世界には存在している言語で表現された「問いと答え」からは捨象されて見えるかもしれないが,すべての問いと答えには,その問いや答えが発せられた時空(世界)における,時間(歴史)と空間(構造)と情報(主体)のラベルが貼られているのであって,それによって問いの意味も文脈も相互作用もすべてが規定されてくることになる。従来であればマスコミや知的権威などの,あるいは最近であればインターネットメディアで増幅された「他者」によって発せられる仮想の問いと仮想の答えに毎日さらされている私たちは自らの問いと答えを作り出す力が衰えている。「他者」の問いに「他者」が答えることを学ぶ(まねする)。
2024年3月2日土曜日
デジタル化と「考える力」の喪失
手書き(アナログ)かタイプ(デジタル)かというのは本質ではない。一方で,思考過程における身体性の意味を押さえる必要がある。「身体化された心の人類学的解明」ウェブやスマホのSNSに没入して,他者の言葉の断片とその連鎖の中を漂うとき,自分は他者の言葉で考えている。それらをなぞることで,疑似的に「自分」の考えを紡いでいる。いや,「自分で考える」ということも,本質的にはこれと替わらないのかもしれない。既存の言葉と概念を材料として,自分で積み木を組み上げる作業が「考える」ということ。DNAプールから長い年月をかけて「試行」を繰返し,その環境や相互作用の中で最適化を進めるプロセスと類似している「思考」の過程。言葉と概念の並び替えと繋ぎ替えが,考えることの本質だとするとき,デジタル化は何を奪うことになるのだろうか。言葉と概念のストックを自分の脳の中から,インターネット空間に拡大し,リンクの作業を既存のリンクで代替する。「本を読む」ことや「論文を読む」ことは,他人の思考過程を追試することであった。それは「自分で考える」ための練習でもあったわけだが,そのような完成した思考過程の成果の学習ではなく,思考のためのトレーニングあるいは非トレーニングがデジタル化された情報空間で展開される。アナログ情報空間とデジタル情報空間の差異は何か。我々はどの空間に生息しているのか。重なり合う2つの宇宙の狭間で,乗り移りを図る知性体のありようは,小松左京のSF短編で示された,宇宙からの脱出の実体を表現しているのかもしれない言葉を紡ぐ,音を紡ぐ,色と形を紡ぐ,論理を紡ぐ,身体運動を紡ぐ,すべてが考えるということであり,そこに,身体性が・・・
2024年3月1日金曜日
1.58ビット
BitNetのような最近の研究は、1ビット大規模言語モデル(LLM)の新しい時代への道を開いている。この研究では、1ビットLLMのバリエーションであるBitNet b1.58を紹介する。BitNet b1.58では、LLMのすべてのパラメータ(重み)が3値{-1, 0, 1}である。このLLMは、同じモデルサイズと同じ学習トークンを持つ全精度(FP16またはBF16)Transformer LLMとパープレキシティとエンドタスクパフォーマンスの両面で一致し、レイテンシ、メモリ、スループット、エネルギー消費の点で大幅にコスト効率が高い。さらに深いことに、1.58ビットLLMは、高性能でコスト効率に優れた新世代のLLMを訓練するための新しいスケーリング則とレシピを定義している。さらに、新しい計算パラダイムを可能にし、1ビットLLMに最適化された特定のハードウェアを設計するための扉を開く。
もし,これが本当ならば,現在のNVIDIAのGPU ブームは一過性のモノになってしまうかもしれない。LLMには新しいアーキテクチャの半導体チップが必要になるのだから。
なお,1.58bit は {-1,0,1}の3値の情報量,$\log_2 3 = \dfrac{\log 3}{\log 2} = 1.58...$ から来ている。
[1]驚異の1ビットLLMを試す。果たして本当に学習できるのか?(shi3z)
2024年2月29日木曜日
赤ちゃんコンピュータ
Q(自分):赤ちゃんや幼児がウェラブルデバイスを身に付けて,健康情報の取得や,成長支援等に使うような時代はくるでしょうか。A(Gemini):はい、将来的には、赤ちゃんや幼児がウェアラブルデバイスを身に付けて、健康情報の取得や成長支援に活用する時代が到来する可能性が高いです。以下、その可能性について詳しく考察するとともに、具体的なユースケースや課題についてご紹介します。1. 健康情報の取得体温、心拍数、呼吸数、睡眠状態などの生体情報をリアルタイムでモニタリング収集したデータを分析することで、病気の早期発見・早期治療に役立てる発熱や脱水症状などの異常を早期に検知し、保護者に通知アレルギー症状の出現を予測し、予防措置を講2. 成長支援運動量や睡眠時間の記録発達段階に合わせた育児アドバイスの提供乳児の泣き声の分析によるニーズの推測親子間のコミュニケーション促進3. 具体的なユースケーススマートおむつ:おむつ濡れ検知だけでなく、体温や皮膚の状態もモニタリングベビー服に内蔵されたセンサー:体の動きを記録し、発育状況を分析スマートおもちゃ:遊びを通して、赤ちゃんの知育を促進4. 課題デバイスの小型化、軽量化、安全性プライバシー保護データの正確性ユーザーインターフェースの開発5. 技術開発の進展近年、ウェアラブルデバイスの技術は目覚ましい進歩を遂げており、小型化、軽量化、高機能化が進んでいます。また、センサー技術や人工知能(AI)技術の発展により、より精度の高いデータ収集と分析が可能になりつつあります。6. 社会的な受容将来的には、これらの技術開発の進展と社会的な受容が進み、赤ちゃんや幼児向けのウェアラブルデバイスが広く普及していく可能性があります。7. まとめ赤ちゃんや幼児向けのウェアラブルデバイスは、健康情報の取得や成長支援など、様々な可能性を秘めています。課題を克服し、技術開発と社会的な受容が進めば、将来的な育児のあり方を変える革新的なツールとなる可能性を秘めています。
写真の話は,直接関係ない件なのだけど,斜め右上で近い話なのかもしれない。
[1] This AI learnt language by seeing the world through a baby’s eyes(Nature)