犬も歩けば棒に当たる。の良い場合。ときどきおもしろいブログに当たる。前回の覆面座談会事件の参考文献[1]にあげたしろくま日記もその一つ。海外SFを中心とした詳しい読書記録が見つかった。2003年1月にはじまり,2019年1月まで続いていた。筆者は40代とあるので,20代から40代にかけての読書記録ということになる。
その最終回が,マデレイン・レングルの「五次元世界のぼうけん」だ。久しぶりに出会った。自分も小学校の5年か6年の時に図書室で借りて読んだ。SFというとヴェルヌくらいで,むしろ子供向けの全集の翻訳物ミステリーに親しんでいた頃だ。
もちろん,SF的な物語には大いに興味があったので,この児童文学もそれなりに面白かった。谷先生の図画工作の時間に,自分が読んだ本の表紙カバーをデザインするという課題があったので,この「五次元世界のぼうけん」を題材にした。残念ながら,そのイメージはテレビでおなじみの「タイムトンネル」だったけれど。
あれ,調べてみるとタイムトンネルがNHKで放映されていたのは,1967年の春から秋にかけてである。それは自分の中学2年のころだ。ということは記憶のどちらかが間違っている。表紙カバーデザインの課題は中学校の美術の時間のテーマだったか,あるいは,表紙の楕円形のグラデーションのイメージがタイムトンネルとは関係なかったかのどちらかだ。
写真:しろくま日記にあった「五次元世界のぼうけん」の書影
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