昔は,研究室や家庭用のインクジェットプリンタとしてはCANONを使っていたのだけれど,なんで魔がさしたのか,6,7年前に自宅のインクジェットプリンタをEPSONのEP-805AWに変更した。2012年9月の発売だが,買ったときは若干古いモデルになっていたかもしれない。
この機種の修理対応期限は2018年7月になっている。廃インク吸収パッドがいっぱいになると警告が出て,リセットしなければ再び使えなくなる。EPSONのQ&Aサイトには次のようにある。
Q「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に達しました。」または「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に近付いています。」のエラーが表示された場合の対処方法を教えてください。
A PCまたはプリンター本体に廃インク吸収パッドのエラーが表示された場合は,部品交換が必要です。お客様ご自身での部品交換は,行うことができません。部品交換の作業は,弊社修理センターにて承ります。なお,修理対応期限(補修用性能部品の保有期間)が経過した製品については,修理の受付は行われておりません。お手数ではございますが,製品のお買い換えをご検討ください。
えーっ,阿漕な商売である。6年経てば無理矢理買い替えされられるのだった。早速インターネットを調べてみると,1000円くらいで,廃インクカウンタのリセットツールが販売されていて,化粧用コットンで吸収パッドを代替できるという親切なYouTube動画がたくさん公開されていた。
早速トライしてみた。Amazonでリセットユーティリティを注文したところ,最短5分で届くはずがうんともすんとも返事がないので騙されたかと思ったら,6時間後に無事にメールでマニュアルとソフトのダウンロード先と解除パスワードが送られてきた。マニュアルの説明はWindowsのものであって,Macの場合全く参考にはならなかったが,指示通りに進めてことなきを得た。
問題は,吸収パッドのDIYであり,スギ薬局で高いオーガニックコットン(サイズが一番大きかった)を買ってしまって叱られながら,なんとか無事に作業を終えた。安物ドライバの先端が磁化されていないので,奥深いネジの締め付けが一番の難所だった。
とりあえず,今日のところは動いているので良いことにしよう。ダメなら買い替えるしかないけれど,次に買うならインクタンク式かなあ。最終的に元が取れるかどうかわからないけど。