6月21日のソフトバンクグループの第44回定時株主総会で,孫正義さんが何を話すのかをみた。
株主総会としては粛々と手続きが進むのだけれど,いつものように孫さんのビジョンが語られる。彼はこれまで,PCのソフトウェア流通,インターネット接続サービス,モバイルインターネットと進んできて,いよいよAIをターゲットにした。基本は,情報革命で人々を幸せにするというコンセプトだ。
今回はとうとう,人類の進化に寄与するASI(Artificial Super Intelligence = 人工超知能)を目標にするというところに行き着いた。彼の定義では,AGIというのは人間の知的活動をすべての分野方向に平均の1〜10倍に拡張するものであり,ASIは,1万倍に拡張するものだとしている。感情を持つAIといういい方をしているが,人工意識がどこで発生するかは必ずしも明確にしていない。
孫さんは,経営者は投資マインドと事業マインドの両輪の輪の必要性を強調し,ソフトバンクグループの価値は,ARMの株式上場で20兆円プラスになっているはずが,ソフトバンクグループ株式会社の時価総額が14兆円で,どうなっているんだと嘆いていた。人類の進化という目標に比べれば,株価がどうだこうだというのは小さなことだと集まった株主を煙に巻いていた。
Q(koshix):ASI artificial super intelligence とは何かを説明してください。A(Perplexity PRO):人工超知能(Artificial Super Intelligence, ASI)は、機械が人間の知能をあらゆる面で超えることを目指す仮想的な人工知能の概念です。ASIは、現在のAI技術や人工汎用知能(AGI)を超えて、自己改善し続ける適応的で学習可能な知能を持つことを特徴とします。以下に、ASIの主要な特徴とその区別について詳しく説明します。ASIの定義と特徴定義人工超知能(ASI)は、以下のような特徴を持つAIシステムを指します:認知能力の超越:最も知的な人間をも超える認知能力を持つ。複雑なタスクの遂行:人間の能力を超えるレベルでの推論、問題解決、意思決定が可能。自己改善:時間と共に学習し、適応し、知能を向上させる能力を持つ。自然なコミュニケーション:人間と自然に直感的にコミュニケーションを取ることができる。特徴ASIは、以下のような特徴を持つとされています:自己認識:自己認識を持ち、自らの知能を向上させる能力。多分野での応用:科学、金融、ビジネス、医療、農業、政治など多くの分野で応用可能。感情理解:人間の感情や経験を理解し、独自の感情や信念を持つことができる。ASIと他のAIの区別AI(人工知能)狭いAI(弱いAI):特定の目的のために設計されたAI。現在広く使用されている。例:チャットボット、翻訳システム、バーチャルアシスタント、自動運転車など。AGI(人工汎用知能)強いAI:人間と同等の認知能力を持つAI。まだ実現されていない。目標:人間が行うあらゆるタスクを遂行できること。特徴:自己認識、意思決定、問題解決、意識、社会的スキル、創造性、自然言語理解など。ASI(人工超知能)強いAI:まだ実現されていない。目標:人間の脳の模倣を超え、あらゆる認知機能を人間よりも優れた形で遂行すること。特徴:自己改善能力を持ち、技術的・科学的問題を解決し、新たな発明や発見を行う能力。ASIの実現に向けた課題と展望課題安全性と信頼性:ASIが安全で信頼できるものであることを保証する必要がある。意識の問題:意識の本質を完全に理解することが必要。倫理的問題:ASIの開発と使用に伴う倫理的問題を慎重に検討する必要がある。展望ASIは、技術の進歩を加速させ、医療、科学、ビジネスなど多くの分野で革命をもたらす可能性があります。しかし、その実現にはまだ多くの研究と開発が必要であり、またその影響についても慎重に考慮する必要があります。人工超知能は、現在の技術的限界を超えた未来のAIのビジョンであり、その実現はまだ遠い未来の話ですが、その可能性と影響についての議論は続いています。
GPT-4oでも似たような答えが出てきたが,Perplexity PROのほうがよさげな気がした。
図:DALL-EによるASIの絵(どこが印象派風なのか)
P. S. 株主総会では触れられていなかったが,iPhoneを契約しているソフトバンクからお知らせが来た。ソフトバンク契約者などに Perplexity PRO を1年間無料で使えるようにするというものだ。さっそく登録した。2025年6月18日までなので要注意。ファイル添付はiPhone上では可能だが,デスクトップ版ではさらに有料版登録が要求されてしまう。
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