6月7日に国立大学協会理事会名で,国立大学協会声明が出された。タイトルは,国立大学協会声明------我が国の輝ける未来のために------である。A4,1ページ1000字の文書で,1.国立大学の覚悟,2.国立大学を取り巻く財務状況の悪化,3.輝ける未来への協働,4.国民の皆様へのお願い,からなるけれどもいいたいことは次に集約される。
2.国立大学を取り巻く財務状況の悪化国家予算が厳しさを増すにつれ、国立大学の活動を支える基盤経費(運営費交付金)は減額されたままです。加えて、社会保険などの経費の上昇、近年の物価高騰、円安などにより基盤経費を圧迫し、実質的に予算が目減りし続けています。また、働き方改革の実現のため、大学教職員、学校教員や医師を確保する必要も出てきました。その中にあっても質の高い教育研究活動を維持・向上していくために、寄付金などの外部資金や自ら収入を増やす努力も進めています。そうして、我が国の課題、また地球規模の課題の解決に、教育と研究を通じて全力で取り組んできました。しかし、もう限界です。
確かに,限界である。全国立大学の授業料を10%あげたところで問題は解決しない。
(参考)としてあげられている国立大学理事会のメンバー32名には,会長補佐として大阪教育大学の岡本幾子学長の名前もあった。
図:国立大学協会声明参考資料から引用
[1]国立大学法人基礎資料集
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