2021年3月4日木曜日

要求要件

コンパクトデジカメの要求要件を考えてみた。たぶん,CANONの PowerShot G7X MarkIII が一番近いかもしれない。質量は電池込みで304gだ。

撮像素子のサイズは1型,画素数は2000万くらいである。レンズは,35mmフィルム換算の焦点距離が24mm-100mm(実際は8.8mm-36.8mm)で開放 F 値が1.8-2.8 である。ズーム倍率の4.2とは100/24のことだろうか。焦点距離の比率が,フルサイズと1型のセンサー対角長の比率43.2/15.9=2.72ということかな。などなど基本知識がないので,埋もれている知識を発見しつつ解読している。F値はレンズの焦点距離を有効口径で割ったものなので,24mmの広角端では,8.8/x=1.8より有効口径が4.89mm,100mmの望遠端では,36.8/x=2.8より有効口径が13.1mmということか?よくわからない。絞りはF11までとあるので,有効口径が0.80mm〜3.34mmまで絞れるということか。

ファインダーがなくて3.0型TFT液晶モニター・タッチパネルは上に180度下に45度傾く。これで十分。バリアングルというのはもっと自由度が高いものを指すのかもしれない。HDMI端子,外部マイク端子があって,外部電源からの給電はUSB電源アタプタを使えば可能である。HDMIではどの状態のときに何が出力されるかは押さえておく必要がある。ストロボは必要ないような気もするが,iPhoneでもついているくらいなのでいいのかも。NDフィルターもついている。これは有り難いのかもしれない。

データタイプがMP4のところがよいと思った。SONYやLUMIXでは,なんだか別の独自フォーマットなのである。しかし,iMovieをみるとたいていのデジタルカメラのフォーマットには対応しているので,これはこれで問題ないのかもしれない。WifiとBluetoohにも対応しているがどこまで意味があるのかはよくわからない。

YouTubeをみるとPS G7X M3のオートフォーカスの精度やスピードがSONYのRX100M7などに比べてかなり劣るとされていた。ただし,2019年の10月のファームウェアアップデートによってこれはほぼ解消されているようだ。SONYは他の機種も含めAFでは非常に定評がある。ただし,メニューなどのユーザーインターフェイスはぼろくそにいわれている。これは,LUMIXの方がましらしい。CANONがどうかはわからない。

ということで,もう少し望遠性能があってもよいけれど,とりあえずはこれで要求要件が概ね満たされているようにも思う。なお,対抗機種のRX100M7はPS G7XM3の1.5倍以上の価格である。

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