西宮市の 門戸厄神(東光寺)へ行ったのは初めてだったかもしれない。阪急今津線の門戸厄神駅は,神戸女学院大学に行ったときに何度か降りている。最初に神戸女学院を訪れたのは,佐藤秀明君から文化祭のことを聞いたときで,馬場のぼるの11ぴきのねこを井上ひさしが戯曲化したものをみた。ネコジャラ市の11人とごっちゃになっていたのだけれど,なかなか苦い味のする劇だった。
門戸厄神は日本三大厄神の一つとのことで,あとの2つは京都八幡市の石清水八幡宮と紀伊国一之宮の丹生都比売神社(天野明神)。空海が愛染明王と不動明王が一体となった厄神明王像(両頭愛染明王像)を三体刻んで,これをおさめたのがこの3箇所で,いまでは門戸厄神だけに残っているらしい。結局,厄神明王像はどこにあったのだろうか・・・肝腎なものを見逃しているような気がする。
1911年(明治44年)大正天皇が皇太子のときに,兵庫県で陸軍特別大演習が行われた。その御座所が設けられた記念碑(東宮殿下御野立所跡)が立っている。確かに,境内からは摂津平野が広く一望できた。陸軍特別大演習といえば,近鉄天理線二階堂駅前にも明治天皇の御座所があったという碑が立っていたと記憶していたが,調べても出てこない。逆に,昭和7年秋の陸軍特別大演習で昭和天皇がここからお召し列車に乗ったという記事がみつかった。
[1]参考:昭和7年陸軍特別大演習於奈良・大阪(奈良県立図書情報館)
写真:門戸厄神と摂津平野(2021.3.14 撮影)
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