芥川龍之介が「蜘蛛の糸」を発表して百年。高二の秋の文化祭,クラスの仮装行列のテーマが 蜘蛛の糸だった。お釈迦様の極楽タワーの竹を近所から切り出し,地獄の焔と煙の絵を描いた。犍陀多に続いて蜘蛛の糸(登山部の赤いザイル)に群がる地獄の亡者だったころ。
佐藤由美子さんの「日本語版ウィキペディアで歴史修正主義が広がる理由と解決策」という記事を見たが,まったくそのとおりだと思われる。自然科学の分野でも日本語版ウィキペディアの記事にムラがあると同時に,英語版と比較して非常に内容が薄いことが気になっていた。オープン性に欠けるコミュニティがディスインフォメーション(故意に流す虚偽情報)の温床になっているということだが,右派(あるいは準政府団体)の組織的な活動がSNSに加えてウィキペディアをターゲットにしているということだろう。
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