江戸時代の京都画壇などを中心に1500点の作品を所蔵しているコンパクトな建物で,2つのギャラリー,1つのオープンギャラリー,カフェなどで構成されている。カフェからは庭園ごしに桂川と渡月橋を見晴らすことができる最高のロケーションである。隣の渡月橋に近い側に星野リゾートの外国人富裕層向け超高級ホテルが建設中なのであった。
10月1日から1月13日まで,開館記念福美コレクション展をⅠ期Ⅱ期に分けて開催している。美術館にしては珍しく月曜日でなく火曜日が休館日となっていたので月曜に妻と訪れた。目玉の若冲の「群鶏図押絵貼屏風」もよかったが,木島桜谷(このしまおうこく)の「駅路之春」もやさしく,北斎の天狗や天文学者もおもしろかった。そういえば,木島桜谷はNHKの日曜美術館で「寒月」が取り上げられていたのを見たことがあった。橋本関雪の「後醍醐帝」は残念ながら第Ⅰ期の展示のみだったので見ることはできなかった。
写真:福田美術館カフェからの眺めと館内(2019.12.16撮影)
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