2025年2月19日水曜日

Typst(2)

Typst(1)からの続き

自分のLaTeX利用ではTikZによる作図が大きな割合を占めている。TypstがLaTeXの代替の組版処理(文書整形)ツールとして使えるためには,TikZに相当する図形描画機能が必須だ。

調べてみると,CeTZというツールがある。CeTZ-plotもその仲間だ。関数やベジェ曲線にも対応しているので,TikZでこれまで作成してきたものは概ね再現できそうだ。具体例として,115 Scientific Diagrams というページに,物理や化学で用いられる図が,CeTZで74例,TikZで109例,示されている。

まだ慣れないからかもしれないが,TikZの方が使いやすいと思う。115 Scientific Diagramの同じ図で比較しても,CeTZの方が1TikZに比べて1.5倍程度の行数が必要だ。まあ,ないよりましなのだ。


図:CeTZによる凸関数の例(115 Scientific Diagrams から引用)


[3]115 Scienfitic Diagrams(Janosh Riebesell)

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