GPT-4に俳句について聞いてみた。GPT-3.5より多少マシだったが,これはまだ普通の水準に達していなかった。数学的な計算も同様で,プロンプト工学ではカバーできそうにない。それでも着実に能力は高まっている。以下は,わりとまともな答えが帰ってきた例である。
Q:組織における制度化された会議の場で,あるいは打ち合わせ等での意見交換の場で,「これは個人的な意見ですが・・・」と前置きされる発言がでることがしばしばあります。この表現は何を意味していて,どういう機能を果たしているのか,いくつかの類型に分けて整理しながらの説明をお願いします。A:この「これは個人的な意見ですが・・・」という表現は、主に以下の機能を果たしていると考えられます。様々な類型に分けて整理してみました。1.責任の回避:この表現を使うことで、発言者は自分の意見が組織やチームの意見として捉えられることを避けることができます。これにより、意見が受け入れられなかった場合や問題が生じた場合でも、発言者個人への責任を最小限に抑えることができるでしょう。2.柔らかい意見の表現:この表現を使うことで、発言者は自分の意見を他者に押し付けることなく、柔らかく提案できます。これは、対立や摩擦を避けるために役立ちますし、他者が意見に対してオープンである可能性を高めるでしょう。3.オープンな議論の促進:「これは個人的な意見ですが」は、発言者が自分の意見に対して完全に自信がないことを示唆する場合もあります。この表現を使うことで、他者に対して意見についてのフィードバックや異なる視点を提供する機会を与えることができます。4.エキスパートでない立場からの意見提供:発言者がその分野の専門家ではない場合や、十分な情報を持っていない場合に、この表現を使うことがあります。この場合、発言者は意見を提供しつつも、自分がエキスパートでないことを明示し、他者からの補足や訂正を歓迎する態度を示すことができます。5.異なる意見や視点の提示:組織内で既存の意見や方針に対して異なる視点を持っている場合、発言者は「これは個人的な意見ですが」と前置きすることで、新たなアイデアや視点を提案しやすくなります。これにより、組織全体の意見や方針の多様性を促進することができるでしょう。総じて、「これは個人的な意見ですが」という表現は、意見交換の場において多様な意見を尊重し、続けてオープンな議論を促進するための有用な表現です。この表現を使用することで、以下のような効果も期待できます。6.階層を超えた意見の提案:組織内で階層が存在する場合、「これは個人的な意見ですが」という表現を使うことで、上層部に対して意見を提案しやすくなることがあります。この表現は、自分の意見が組織全体に適用されるべきだと主張しているわけではないことを示しているため、上層部に対して敬意を払いつつ、意見の提案が可能になります。7.時間をかけて意見を検討する余地の提供:「これは個人的な意見ですが」という表現を用いることで、他者に対して即座に意見を評価し、決定を下すことを求めない空気を醸成できます。これにより、意見がじっくりと検討される可能性が高まるでしょう。8.チームのコミュニケーションを円滑にする:この表現は、チーム内での意見の対立を和らげ、より建設的なコミュニケーションを促す役割を果たします。相手に対して敬意を示し、意見の違いを受け入れやすくすることで、チーム全体の関係を強化する効果があります。これらの類型に分けられる機能を通じて、「これは個人的な意見ですが」という表現は、組織内での意見交換や会議の場をより有意義で生産的なものにする助けとなります。発言者はこの表現を用いることで、自分の意見を適切な形で伝えることができ、他者とのコミュニケーションを円滑に進めることができるでしょう。
そこで,更問いしてみた。
Q:このような表現は日本以外の国でも見られるのでしょうか。A:「これは個人的な意見ですが」という表現に相当するものは、日本以外の国でも見られます。異なる言語や文化においても、同様の表現が使われることがあります。以下にいくつかの例を挙げます。英語圏:「In my opinion...」(私の意見では…)、「I personally think...」(個人的には思うんですが…)、「Just my two cents...」(たった2セントの価値しかないかもしれませんが…)などの表現が使われます。スペイン語圏:「En mi opinión...」(私の意見では…)、「Personalmente pienso que...」(個人的には思いますが…)などの表現が使われます。中国語圏:「我个人认为...」(私個人としては思いますが…)、「在我看来...」(私の見解では…)などの表現が使われます。ドイツ語圏:「Meiner Meinung nach...」(私の意見では…)、「Ich persönlich denke, dass...」(個人的には思うんですが…)などの表現が使われます。これらの表現は、日本語での「これは個人的な意見ですが」と同様に、意見交換や会議の場において、発言者が自分の意見を柔らかく提案し、他者との対立を避けることを目的として使用されます。ただし、国や文化によっては、このような表現が一般的であったり、逆にあまり使われなかったりすることもあるため、異文化間でのコミュニケーションの際には注意が必要です。
勉強になるわ。これがどこまで正しいか分からないけれど,普通に人間同士の会話でもこの程度のもっともらしいが正確かどうかわからない情報は飛び交っている。また,デマゴーグになれば,SNS上であるいは国会で出鱈目を言いまくっているので,まあ,なんともいえないところである。
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