2019年7月27日土曜日

安富歩さん

たぶん,2011年の東日本大震災の福島第一原子力発電所の事故がきっかけである。これを巡ってウェブで戦わされた議論の中に,2012年当時のヒゲ面の安富歩さんが語っているものがあった。共鳴した自分はさっそく「原発危機と東大話法−傍観者の論理・欺瞞の言語−(明石書店)」を買った。今日までページを開かずに大切に保存していた。

その後,山本太郎のれいわ新選組から第25回参議院議員選挙の比例区候補として立候補し,馬をつれて演説を重ねた。その一部をYouTubeで耳にしたが,彼の文章と同様に,たいへんわかりやすく納得できるものであった。

Wikipediaによれば,安富歩さんは,京大の経済出身だが,住友銀行をやめて大学院に入り,今は東京大学の東洋文化研究所の教授である。研究分野は非常に多様性に飛んでいて,複雑性にからむ経済物理学の論文(貨幣の生成と消滅について等)も数編ある。10年近く,非線形科学の研究をしていたのことだ。

[1]安富歩:純セレブスピーカーから見える新しい経済世界〜イノベーションとマネジメント〜(2019年4月,浩志会4月度定例講演録)
[2]安富歩:堺市役所前の演説(2019年7月19日,バイオリン:田崎健,キーボード:片岡祐介)

原発危機と「東大話法」:安富歩 に続く)

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